ポケモンGOに関する異常な出来事11話

翻訳作業の合間に、ドイツメディアのチェックもしている。
日本でも話題となっているように、先週からポケモンGOの記事が出るようになった。

いろいろと事件や事故も起きているので、SPIEGEL誌のサイトでは、異常な出来事についてクイズ形式で紹介している。
11の出来事の全部が本当かどうか確かめるため、解答してみた。
www.spiegel.de/quiztool/quiztool-65675.html

1. ドイツのポケモンハンターがリューネブルガーハイデで、警告標識と通行止めのバリケードを無視して、ドイツ連邦軍の演習場に侵入した。

「本当」: 3人は立ち入り禁止の軍用地に入り込み、そこではドイツ連邦軍が実弾射撃演習をしていた。けがはしなかったが、罰金刑となるおそれがあるという。
www.haz.de/Nachrichten/Der-Norden/Uebersicht/Pokemon-Spieler-geraten-in-Schiessuebung

2. アメリカの会社が開発した「ポケドローン」を使うと、プレーヤーは走る必要がなく、筋肉痛になるとこぼすこともなくなる。

「存在する」: アメリカの TRNDlabs 社が開発したポケドローンとスマホを連携させると、ドローン側のGPSとカメラが有効となる。プレーヤーはドローンを遠隔操作することで、湖の上など歩いては行けない場所でもハンティングできる。ただし任天堂は公式サポートをしていない。
www.trndlabs.com/featured_item/pokedrone/ (ポケドローンを紹介するTRNDlabs社のプレスリリース)
youtu.be/dI9fqH8zkNM (ポケドローンの動画)

3. ポケモンGOのプレーヤーがサッカー選手のジェローム・ボアテングと偶然出くわした。フェイスブックにセルフィーを載せて、数万もの「いいね」をもらった。

「うそ」: そのような写真は存在しない。ただし、ニューヨークのセントラルパークでは、ジャスティン・ビーバーがポケモンGOをプレーしていたそうだ。
mashable.com/2016/07/18/justin-bieber-pokemon-go/#uGo_S835Gqqp

4. 政治家のヴォルフガンク・ボスバッハがマヨルカ島での休暇中にモンスターをハンティングしていて下水溝に落ちた。

「うそ」: 下水溝に落ちたのは事実だが、下水溝のふたがゆるんで落ちたのであり、ポケモンGOが原因ではない。
www.spiegel.de/panorama/leute/wolfgang-bosbach-faellt-im-mallorca-urlaub-in-gully-a-1103791.html

5. イギリスの若者がポケモンを探しているうちに洞穴に迷い込んでしまい、緊急通報をすることになった。

「本当」: イングランドのウィルトシャーで10代の若者4名が、トンネルの中に入ってポケモンを探したが、モンスターが見つからなかっただけではなく、出口がわからなくなり、緊急通報でレスキュー隊を呼ぶことになった。
www.theguardian.com/technology/2016/jul/15/pokemon-go-players-rescued-after-getting-lost-in-wiltshire-caves

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テーマ : ポケットモンスター
ジャンル : ゲーム

ドイツで毒性の亜セレン酸ナトリウムが小包から漏れ出て大騒ぎ

(最終チェック・修正日 2015年07月30日)

私は勤務先で危険物と毒物劇物の担当のため、事故例を収集することも、業務の1つとして目標設定に掲げている。
有機合成研究には直結しない業務かもしれないが、リスクマネジメントの1つとして、様々な事故例から学ぶことも必要だ。

今日の昼休み、いつものようにインターネットでドイツのメディアをチェックしていると、毒性の亜セレン酸ナトリウムが小包から漏れて大騒ぎとなったという記事に気付いた。
www.ndr.de/nachrichten/niedersachsen/oldenburg_ostfriesland/Entwarnung-nach-Chemieunfall-bei-DPD,dpd100.html

この事故は7月25日土曜日午前に、ブレーメンの西約60 kmにあるウプレンゲン (Uplengen) で起きた。
宅配業者DPD (Deutsche Paketdienst) の集配センターで、ある小包が壊れて、中身が漏れ出した。
伝票には特に危険な物質とは記載がなかったため、従業員は素手でこぼれ出した中身を処理した。
すると周囲の人も含めてせき込むなどの呼吸困難の症状が出て、消防が緊急出動して対応した。

原因物質が毒性の亜セレン酸ナトリウムと判明して、汚染された可能性のある約50個の小包を受け取った人たちも検査されることになった。

一番かわいそうなのは、結婚式当日に汚染疑いの小包を受け取った新婚カップルで、検査のために900ユーロのウェディングドレスを脱いでポリ袋に入れ、そして除染シャワーを浴びることになった。
汚染されていないことが判明したものの、ゲストに呼んでもいない防毒マスク姿の消防署員によって、結婚式は台無しになってしまった。
www.noz.de/deutschland-welt/niedersachsen/artikel/600070/giftiges-paket-lasst-hochzeit-bei-leer-fast-platzen-1

この小包には、危険な物質を含むことが明記されていなかったため、差出人と受取人について、警察が捜査を始めている。

DPDは、利用者の責任と言っているようだが、他の小包をどうして配達してしまったのか疑問だ。
亜セレン酸ナトリウムが漏れてから、かなり時間が経過してから体調不良になったためだろうか。
それにしても、リスクがゼロなのかどうか、徹底的に確認しようとするドイツ人の特徴が現れた対応だと感じた。

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テーマ : 気になったニュース
ジャンル : ニュース

ドイツ・テュービンゲンのマックスプランク研究所でサルを使う実験を中止した

私は医薬メーカー子会社で有機合成の研究職をしている。
化学系ではあるが、私が合成した化合物、主に対照薬がマウスなどに投与されるため、動物実験に関与していると言ってもよい。
日本の会社だからなのか、敷地内には祠(ほこら)と実験動物慰霊碑があり、関係者の代表が参列する慰霊祭を行っている。

最近の動物実験では倫理的基準が厳しくなっており、苦痛の軽減や、不要な実験を実施しないこと、使用する動物の頭数を減らすこと、そして培養細胞などの代替手段の利用が求められている。
そして、単なる実験材料として扱うのではなく、人間のために尊い犠牲となったことへの感謝の念を持つように教育されている。

特定の受容体をターゲットとした化合物ならば、動物実験をする前に、培養細胞などを用いて反応を調べることで、候補化合物を絞り込むことができる。
そして、この化合物ならば効果が期待できる、と言えるようになってから、動物に投与して様々な生理反応を調べることになる。
動物実験によって、未知だった毒性や副作用などが見つかることもあり、現状では、人間で臨床試験をする前に必須の手順となっている。

現在の医療技術は医薬品開発も含めて、多くの犠牲の上に成り立っていることに変わりはなく、人工的にヒトの臓器を作成できるようになるまでは、動物実験を避けることはできないと思われる。

しかし、倫理的観点から、すべての動物実験に反対し、即刻停止を求めて、強硬手段に訴える人々もいる。
過去にも、研究所が放火されたり、研究者が暴行される事件も起きている。

2014年9月からドイツでは、隠し撮りの手法による stern TVの告発報道をきっかけとして、テュービンゲンのマックス・プランク研究所でのサルを使った実験に対する反対運動が激しくなった。
www.stern.de/tv/sterntv/tierversuchslabor-des-max-planck-instituts-leiden-fuer-die-wissenschaft-2136630.html

この報道に対して、マック・プランク研究所は反論していたが、数か月に及ぶ抗議や脅迫メールの圧力により、研究代表者のNikos Logothetis が2015年4月下旬に中止を決めた。
今後はげっ歯類を用いる実験を続ける予定だが、ヒトに近い種ではないため、脳科学の最先端の研究とは言えなくなる。
www.mpg.de/9209981/Primatenforschung

反対運動の中心となっている SOKO Tierschutz は、今回の停止だけでは不十分で、フランクフルトなど他の施設でのサルを使った実験、そして、すべての動物実験の停止を求めている。
そのため、5月13日からピケを張り、5月27日に大規模デモを予定している。
www.soko-tierschutz.org/de/news/346-ende-der-affenversuche-am-mpi-in-t%C3%BCbingen.html

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テーマ : 科学・医療・心理
ジャンル : 学問・文化・芸術

インドGVK Bioの臨床試験データ不正疑惑でドイツのジェネリック医薬品が使用中止

(最終チェック・修正日 2014年12月10日)

医薬メーカーで働いていて残念なことは、臨床試験データの不正疑惑が毎年報じられていることだ。
新薬によって救われる患者がいる一方で、捏造データによって被害に遭う人もいる。
既存薬よりも有効性が高いだとか、副作用が抑えられただとか、間違った宣伝文句を信用して新薬に切り替えることもあるからだ。
新薬の承認審査が厳しくなり、既存薬を超える新規性が求められていて、利益を出すためのプレッシャーが医薬メーカーを襲っているという一面もあるだろうが、発覚した後のダメージの方が大きい。

特許が切れた既存薬であるジェネリック医薬品は、医療費抑制のためにも利用促進が望まれるが、ドイツでは臨床試験データ不正疑惑が問題となり、12月5日に28社の176品目の許可を取り消すことになった。

ドイツ連邦医薬品・医療機器庁(BfArM)の発表と、その前日のSüddeutsche Zeitungの記事は次の通り。
www.bfarm.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/DE/mitteil2014/pm18-2014.html
www.sueddeutsche.de/gesundheit/pharmaindustrie-pfusch-bei-zulassung-von-medikamenten-1.2252020

不正を行ったと指摘されたのはインドの臨床試験受託企業のGVK Bioで、ドイツでの騒ぎの前から、フランスで調査が行われていて、その調査に対しての見解をGVK Bioは発表している。
www.gvkbio.com/news-room/press-releases/media-update/

そして欧州医薬品庁(EMA)でも、GVK Bioに委託した研究の不正行為の有無について調査していて、今回のドイツの対応も発表している。
www.ema.europa.eu/ema/index.jsp
 (9月26日発表のレポート)
www.ema.europa.eu/ema/index.jsp (12月5日プレスリリース)

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テーマ : 海外ニュース
ジャンル : ニュース

ドイツの得点分の無料パンを配布するパン屋に客が殺到

ブラジルで開催中のサッカー・ワールドカップ、8日(現地時間)の準決勝、ドイツ対ブラジルは、誰も予想しなかった7対1という大差でドイツの勝利となった。
クローゼが通算得点でトップになるなど、歴史的記録となった試合でもあった。

このドイツの7得点によって、残業してまでパン作りをしている、忙しい人たちがいる。
ノルトライン・ヴェストファーレン州のパン販売チェーン店ビュッシュ(Büsch)では、ワールドカップ期間中、ドイツの得点数と同じ数のブロートヒェン(丸い小型パン)を無料でプレゼントすると約束していたからだ。

下に示した広告に出ている「
Das Büsch」というブロートヒェンが、試合の翌日にもらえる。

wm2014-aktion.jpg


参考までに、プレゼントされるDas Büschの商品説明は次の通り。
www.baeckerei-buesch.de/produkte/broetchen/das-buesch/

この小型の小麦パンは、ライ麦パンと同様に、ドイツの朝食には欠かせないパンである。
私は、半分に切ってバターを塗り、チーズとハムを挟んで、ガブリと食いつくのが一番好きである。

それで、試合翌日の9日に、ビュッシュのある店舗を取材した動画や写真が、次の記事で確認できる。

www.rp-online.de/nrw/staedte/kamp-lintfort/gratis-broetchen-fuer-jedes-deutsche-tor-ansturm-auf-baeckerei-aid-1.4374544

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テーマ : 海外ニュース
ジャンル : ニュース

環境保護団体グリーンピースが外国為替取引の失敗で380万ユーロを失う

日曜日にドイツのニュースをチェックしていたところ、世界的に有名な環境保護団体グリーンピースの本部で、外国為替取引の失敗により、380万ユーロもの資金が消えてしまったという。

このスキャンダルを報じた SPIEGEL Online の6月14日付け記事は次の通り(ドイツ語)。
www.spiegel.de/wirtschaft/soziales/greenpeace-mitarbeiter-verzockt-spender-millionen-a-975215.html

グリーンピース・ドイツでは同日に見解を発表した(ドイツ語)。
www.greenpeace.de/themen/defizit-bei-greenpeace-international


グリーンピース・インターナショナル本部はオランダ・アムステルダムにあるのに、ドイツで先に見解を発表したのは、今回消えた資金の多くが、ドイツからの寄付金だったと報道されたからかもしれない。

ドイツでの発表から1日遅れて
翌15日に、グリーンピース・インターナショナル本部は見解を発表した(英語)。
www.greenpeace.org/international/en/news/features/Statement-on-foreign-currency-exchange-losses/

英語で発表されたからなのか、以下の引用の他にも多数報道されている。
www.cnbc.com/id/101761146
www.theguardian.com/environment/2014/jun/16/greenpeace-loses-3m-pounds-currency-speculation


オランダのメディアも15日に報道していた。
www.nrc.nl/nieuws/2014/06/15/greenpeace-verkwist-38-miljoen-geen-sprake-van-speculatie/

週明けにはグリーンピース・ジャパンで日本語で確認できると期待したが、この記事を書いている時点で何もない。

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テーマ : 海外ニュース
ジャンル : ニュース

浦和レッドダイヤモンズの「差別撲滅宣言」を法務省入国管理局に読み聞かせたい

一部サポーターによる差別表現横断幕事件により、サッカーJリーグは、浦和レッドダイヤモンズに対して、ホームゲーム1試合を無観客試合にするなどの制裁措置を行った。
無観客試合という制裁は、Jリーグで初めての措置である。

制裁措置決定のニュースリリースは以下の通り。
www.j-league.or.jp/release/000/00005691.html
【(1)譴責(始末書をとり、将来を戒める)
(2)無観客試合の開催(入場者のいない試合を開催させる)】

3月23日の無観客試合後に出された、チェアマンのコメントは次の通り。
www.j-league.or.jp/release/000/00005718.html
【…
 お客様のいないスタジアムの映像はやはり大変寂しいものでした。
…クラブにとって一番の財産であるファン・サポーターの姿がないスタジアムでの試合は、Jリーグ百年構想の理想とする姿とは最も遠いところにある試合というしかなく、大変寂しく悔しい思いで試合を見ました。

 本日の試合をもってこの度の悲しい事件が終わりになるわけでは決してありません。本日の試合の意味を、Jリーグに関わる全ての皆様とともに考えていきたいと思います。…】

制裁措置を受けた浦和レッドダイヤモンズでは、試合前に「差別撲滅宣言」を出した。
www.urawa-reds.co.jp/clubinfo/%E5%B7%AE%E5%88%A5%E6%92%B2%E6%BB%85%E5%AE%A3%E8%A8%80%E3%81%AB%E3%81%A4%E3%81%84%E3%81%A6/
【浦和レッドダイヤモンズは、サッカーファミリーの一員として、第63回国際サッカー連盟(FIFA)総会(2013年)で採択された「人種差別主義及び人種差別撲滅に関する決議」を最大限に尊重し、人種、肌の色、性別、言語、宗教、または出自などに関する差別的あるいは侮辱的な発言または行為を認めないことを宣言します。

サッカーはスポーツや社会から差別を撲滅する力を持っています。
私たちはサッカーを通じて結ばれた仲間と共に差別と戦うことを誓います。】

Jリーグは法務省と連携して、人権啓発活動を行っているが、この「差別撲滅宣言」を法務省にも読み聞かせたいと思う。
特に入国管理局に対して、「差別撲滅宣言」の趣旨を理解し、人権を守ることを要望したい。

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テーマ : 差別問題
ジャンル : 政治・経済

ドイツでBSE感染牛が再び検出された

ドイツ留学で実際に生活してみると、肉を食べる量が多いことに改めて驚いた。
ハインリッヒ・ベル基金(Heinrich Böll Stiftung)などの調査によると、ドイツ人は一人当たり平均で、年間60 kgの肉類を食べているとのことだ。
アメリカの75 kg、アルゼンチンの110 kgに比べると少ないものの、日本の2倍を超えている。

肉食中心の食生活が循環器系疾患などの原因と言われており、加えて、食肉生産に必要な飼料用穀物の栽培が環境問題となっているためか、週1日は肉を食べない日を作ろうなどと呼びかけられてもいる。

また、BSE(ウシ海綿状脳症)の発生も、肉食中心の食生活を見直すきっかけになったようだ。

私が留学していた頃、イギリスで大問題となり、学食では「安全なドイツ産牛肉を使用しています」という掲示が出たくらいだ。
しかしドイツでは、2000年秋にBSE感染牛が見つかってしまった。

ドイツがBSE発生国となったため、対象期間に6か月以上滞在していた私は、献血禁止となってしまった。
骨髄バンクでのドナー登録も、一時期保留となっていたが、数年後に解除された。
しかし献血は禁止のままである。

そのBSE騒ぎを忘れかけていたのだが、5年ぶりにドイツでBSE感染牛が見つかった。
SPIEGEL Online のドイツ語記事は次の通り。
www.spiegel.de/wissenschaft/natur/brandenburg-bse-bei-einem-schlachtrind-nachgewiesen-a-942939.html

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テーマ : 食に関するニュース
ジャンル : ニュース

エスプレッソマシンの除石灰で鉛が溶出する

(最終チェック・修正日 2013年12月07日)

ドイツのコーヒー消費量は世界第3位で、1人当たり消費量も世界第7位と、いずれも日本よりも多い。
コーヒー好きの多いドイツで、エスプレッソマシンに関して気になる報道があった。

ドイツ連邦リスク評価研究所(Bundesinstitut für Risikobewertung (BfR))の調査では、除石灰をすると鉛が溶け出し、その濃度は水質基準を超えているとのことだ。

この情報を報じた SPIEGEL Online の記事は次の通り。
www.spiegel.de/gesundheit/ernaehrung/gesundheitsgefahr-teure-espressomaschinen-setzen-blei-frei-a-936624.html

調査対象のエスプレッソマシンの機種は非公開だが、高額機種とのことだ。
3台のうち2台で、除石灰操作で鉛が溶出していることが認められ、ヨーロッパの基準値の100倍近い濃度になったという。
洗浄から数日経つと鉛濃度は低下するものの、それでも基準値の5倍を超えていた。

同時に調査したカプセル式やパッド式のコーヒーメーカーでは、痕跡量検出しただけであった。
ただ、抽出方法に依るのではなく、エスプレッソマシンの部品自体が鉛を多く含むからだと推測されている。

ドイツ人は心配しすぎだとよく言われるが、日本で販売されている機種かもしれないので、続報をチェックしよう。

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テーマ : 食に関するニュース
ジャンル : ニュース

ハンブルク港で火災を起こした貨物船には六フッ化ウランが積んであった

ドイツ・ハンブルク港では5月1日夜に、スウェーデン船籍の自動車運搬船Atlantic Cartier号で火災が発生した。
200人を超える消防士が消火活動を行ったものの、鎮火までに丸一日かかり、約30台の自動車が損傷したという。

例えば、Süddeutsche Zeitungの記事は次の通り。
www.sueddeutsche.de/panorama/hamburger-hafen-brand-auf-autotransportschiff-1.1663174

そして貨物船Atlantic Cartie号の現在地は以下のリンクで確認でき、5月17日朝の時点で、火災を起こしたハンブルクのままである。
www.marinetraffic.com/ais/shipdetails.aspx

この貨物船はスウェーデン・ヨーテボリを出航し、主な積荷は自動車70台とのことであった。
このニュースを見たときは、「新車が燃えてもったいない」と思っただけで、他のコンテナについては気にしなかった。

しかし、その後の報道で、核燃料物質の六フッ化ウランも積まれていたことが判明し、大騒ぎとなっている。

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テーマ : 海外ニュース
ジャンル : ニュース

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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