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「日本語は本当に『非論理的』か」(桜井邦朋著・祥伝社新書)

ドイツ語翻訳を受注して忙しいが、通勤時間に日本語に関する新書を読んだ。
日本語は本当に『非論理的』か -物理学者による日本語論」 である。

出版社の紹介記事は次の通り。
http://www.s-book.net/plsql/slib_detail?isbn=9784396111793

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テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

「英語が使える日本人」は育つのか?(岩波ブックレット)

私は小学校英語について、文部科学省や政府、経団連などが進めたい方法では、大反対である。

英語が得意となる日本人が、今よりも数%くらいは増えるかもしれないが、
ほとんどの日本人にとっては、目標設定に伴う苦痛が増え、さらに時間とお金の無駄遣いをすることになる。

既に新学習指導要領は制定され、2011年度から小学5・6年生で、外国語活動が行われる。
もう決まったことではあるが、小学校英語反対派・慎重派は、活発な意見発表を続けている。

今月発売の以下のタイトルの岩波ブックレットでは、問題点の指摘と、提言をまとめている。

『英語が使える日本人』は育つのか? 小学校英語から大学英語までを検証する」


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テーマ : 英語
ジャンル : 学校・教育

「漢字三昧」(阿辻哲次著、光文社新書)

最近までずっと本棚に置いてあった、5年前に買った新書を読んだ。
阿辻哲次著、「漢字三昧」(光文社新書)である。

著者は京都大学教授で、漢字に関する著作も多く、漢字能力検定にも関わっている。
この新書は、読みやすい漢字コラムという印象がした。

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テーマ : ことば
ジャンル : 学問・文化・芸術

「外国語学習の科学」(白井恭弘著、岩波新書)

テレビCMや広告では、聞き流すだけで英語ができるようになるだとか、子どものときから英会話を勉強してバイリンガルを目指すなど、様々な情報が流れている。
書店に行っても、会話から文法まで、語学関連の書籍は山積みとなっている。

何を選べばよいのか、余計わからなくなるかもしれないが、
外国語学習での 「個別性」 を考えれば、この山の中から、自分に合う方法を見つければいい。

私は中学1年から英語を始め、高校では中国語とドイツ語をかじり、
大学での第二外国語はドイツ語だったが、スペイン語も少し勉強した。
実際に使っているのは英語とドイツ語だけだが、それでも自分に合う勉強法を続けてきたと思う。


あまり理論的裏づけがなく、たまたまうまくいっただけのように思えるが、
岩波新書 「外国語学習の科学」 を読むと、私の方法も、少しは意味のある方法だったと思う。

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テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

「英語は勉強するほどダメになる」(栄陽子著、扶桑社新書)

語学関係、特に英語関係の書籍は、毎週発売されているように思われる。
単語や文法、そして会話の解説書に加えて、今回紹介するような 「警告の書」 も書店に並んでいる。

栄陽子著の扶桑社新書、「英語は勉強するほどダメになる」
http://www.fusosha.co.jp/book/2008/05744.php

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テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

「世界の言語入門」(黒田龍之介著、講談社現代新書)

私は多様性を好む性格のためか、専門の化学にこだわらず、自然科学全般に興味があるし、語学でも、仕事で必要な英語・ドイツ語の他にも、いくつかかじってきた。

中学生から海外短波放送を聴くようになり、学校で習っている英語の他にも、様々な言語の音に触れた。

高校では漢詩の韻を確認するために中国語を習い、大学ではスペイン語も少し勉強した。
ドイツ留学中には、様々な国からの留学生に出会ったため、ロシア語とコリア語のテキストを買った。

そして最近は、捕鯨関係のニュースを読むために、ノルウェー語とアイスランド語のテキストを買った。
個人再生の相談をした弁護士には、スウェーデン語を勧められたから、ゲルマン諸語をかじろうかとも思う。

以前から、「英語が完璧でないのに、なぜ他の言語を勉強するのか」 と聞かれることが多かった。
それは私が多様性を好むからで、同時進行で2つのことをしていないと、落ち着かないからでもある。

しかも、世間ではマイナーと思われることをすることに、なぜか意義を感じてしまう。
それで、「ドイツ語なんか必要ない」 と罵倒する化学者が増えても、ドイツ語の宣伝をしてしまう。

このような性格なので、語学関係の本で最近続けて読んでいるのは、黒田龍之介氏の著作である。

今読んでいるのは、講談社現代新書の 「世界の言語入門」  である。

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テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

「早期英語教育にモノ申す」(末木佐知著、ソニー・マガジンズ新書)

私が英語に最初に触れたのは、幼稚園のときで、5歳だったと思う。
年配の外国人女性がやってきて1回だけ、身の回りの物を絵カードで見せて、発音を聞いた記憶がある。

カトリック系私立幼稚園なので、系列の学校から講師が来たのかもしれないが、あまり覚えていない。
「ストーブ」 というのだけ記憶にあるが、その後は英語を勉強しようとはならなかった。

当時は絵画教室に通っていたし、単なる習い事の一つとして、試しに参加したのだと思う。

その後は小学生のとき、父が西ヨーロッパに酪農の視察に行くということで、英会話のテープがあったし、おみやげの外国の切手には、いろいろと文字が書いてあるので、外国語に触れる機会はあった。

また、趣味で天体観測をしていたので、親戚からはアメリカ製の星図をプレゼントされた。
アメリカ製だから、様々な解説が英語で書いてあるわけだが、小学生なので読めなかった。

英語に触れる機会はあったものの、実際に英語の勉強を始めたのは中学に入学してからだ。

早期英語教育は受けていないものの、英語で学術論文や博士論文を執筆し、ドイツ留学をし、今では英語とドイツ語のフリーランス翻訳者として、副収入を得るまでになった。

早期英語教育賛成派は、もっと早く勉強を始めれば、私が一流の翻訳者になったとでも言うのだろうが、明確な目的意識を持たずに焦って子どもに英語を教えることはないと思う。


前置きが長くなったか、本日購入した新書は、末木佐知著のソニー・マガジンズ新書で、
「早期英語教育にモノ申す」 である。
http://www.sonymagazines.jp/book/detail.php?goods=013291

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ジャンル : 学校・教育

「語学はやり直せる!」(黒田龍之助著、角川oneテーマ21)

翻訳作業で忙しい毎日だが、移動時間や休憩時間には本を読むようにしている。

先月発売の角川oneテーマ21という新書で、黒田龍之助著、語学はやり直せる! を読んだ。

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テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

「英語学習7つの誤解」(大津由紀雄著、生活人新書)

翻訳チェックも終わり、有給休暇の今日は、次の案件受注までの間に読む本を買いに行った。

今月発売の生活人新書、大津由紀雄著、
英語学習7つの誤解 を買っ た。
http://www.nhk-book.co.jp/shop/main.jsp?trxID=0130&webCode=00882292007


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テーマ : 英語
ジャンル : 学校・教育

「英文の読み方」(行方昭夫著、岩波新書)

先月発売の岩波新書赤版には、「沖縄密約」 という興味ある出版もあったが、
副業の翻訳に役立つと思い、英文の読み方 を先に読むことにした。

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テーマ : 英語
ジャンル : 学校・教育

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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