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WWFきんちゃく袋を注文した

WWFジャパンの会員になって、もうすぐ 30年になろうとしている。
入会のきっかけは、石垣島のサンゴ礁を守る運動だった。
連続した休暇が取れれば、サンゴ礁保護研究センター「しらほサンゴ村」を訪問したいものだ。
www.wwf.or.jp/activities/activity/1635.html

そして今日は、会報「地球のこと」2023年夏号が届いた。
同封されていたのは、WWF通販サイトのパンダショップのチラシ。

この夏のおすすめアイテムの中から、下に Twitter 投稿を引用した、きんちゃく袋のセットを選んだ。
オーガニックコットン製で、大・中・小の3枚セット。
税込 3,300円と少々高めだが、収益が保護活動に使われるのだから、喜んで支払おう。

環境保護団体なので、GOTS認証のオーガニックコットンを使っている。
日本オーガニックコットン協会のサイトでの、GOTS(オーガニックテキスタイル世界基準)の説明は次のリンクから。
joca.gr.jp/certification/gots/

最近も話題になったように、栽培段階から原料加工、そして最終製品まで、環境保護だけではなく、労働環境などにも配慮することが求められている。

決済には契約したばかりの ANA カードを使ってみた。
当然ながら何も問題なく決済できた。

届くのは来週になるだろう。
小には小物を入れてバックパックにしまい、中にはスターバックスのタンブラーやステンレスボトルなどを入れてみよう。


テーマ : ネットショッピング
ジャンル : ライフ

新素材LIMEXの分析値問題は解決したのだろうか

私は翻訳の仕事で、発表前の社内文書を目にすることもある。
決算や事業計画に関する社長メッセージの世界同時発表だったり、特許出願に関連する書類ということもある。

そのため、株式投資をするときは、絶対に担当しないであろう会社を選んでいる。
自動車、機械、医療機器、医薬、化学、バイオは絶対だめだ。

ボッシュやシーメンスが気になっても、プレシジョン・システム・サイエンスが注目されていても買えない。
売買時点でその会社の翻訳をしていなくても、内部情報を持っていなくても、疑われることは嫌だ。

それで、日本株で投資しているのは、ロック・フィールドとコンコルディアFGだけだ。
代わりに投資信託として、ドイツDAX30のインデックスファンドなどを定期積立購入している。

保有株の1つであるロック・フィールドでは、脱プラスチックを進めるために、7月以降に順次、バイオマスプラスチック製レジ袋とFSC認証紙袋を導入する。

6月15日のプレスリリースは次のリンクから。
www.rockfield.co.jp/newsrelese/175.html

WWF会員としては、特にFSC認証に興味があるので、1回だけ30円を払って入れてもらうかもしれない。
数年前のキャンペーンでRF1の布製エコバッグをもらっていたので、それ以降はエコバッグを使うことにしよう。

プレスリリースで気になったのは、簡易包装に使う袋の素材で、次のように書いてある。

【簡易包装に使用する袋も石灰石から生まれた環境に優しい新素材LIMEX(ライメックス)製に順次切り替えます。】

この新素材LIMEXは、何度かテレビ番組で紹介されていた。
紙のように印刷できるということで名刺に使ったり、水に濡れても大丈夫ということで屋外掲示物への応用もあった。

このLIMEXを製造販売している会社は、株式会社TBMで、会社ウェブサイトのリンクは次の通り。
tb-m.com/limex/

石灰石(炭酸カルシウム)と熱可塑性樹脂との混合物で、最近は植物由来のバイオマスプラスチックを混合している。

エコな製品として注目されているわけだが、「オルタナ」という雑誌に批判記事が出ていた。
炭酸カルシウム量が50重量%以上というのは嘘だという記事だ。
www.alterna.co.jp/30206

その指摘に対するTBMが発表した分析データは、次のリンクで公開されていて、炭酸カルシウム量は53重量%だ。
tb-m.com/wp-content/uploads/2020/05/20200504_tbm_release.pdf

TGAのデータで300℃から400℃付近の減量は、有機物であるポリマーの分解によるものだ。
その後、さらに昇温すると、炭酸カルシウムの分解による減量は、600℃付近から始まっていて、740℃付近で完全に酸化カルシウムになっている。

オルタナの記事にはTGAのチャートがないので比較できないが、第三者機関が測定とあるので正しいのだろう。
ということは、ロット間のばらつきが大きいということなのか、それとも納品後しばらく経過すると変化するのか。

できれば、工場出荷直後の同一ロットを使って、同じ試験所の同じ測定装置を使い、さらに最低3サンプルで試験してほしいものだ。

この分析値を巡る問題は、本当に解決しているのだろうか。
5月初めにTBMが回答してから、1か月も経過しているのに、オルタナ側の対応が何も報じられていない。
TBMの発表を信じるとしても、もう少しデータを集めてから、LIMEX製の袋を導入を決めてもよかったのではないか。

また、分析値は正しいとしても、このLIMEX製の袋を、自治体のプラスチックの回収に出せないのではないか。
LIMEXのリサイクルならば可能だが、他のプラスチックと混ぜてはいけないのではないか。
そのため、自宅ではゴミ袋として再利用して、燃やすごみに出すことになるのではないか。

LIMEX製品の回収ボックスについて、神奈川県内の設置状況は次のリンクで確認できる。
upcycle-consortium.com/

それで、そごう横浜店や高島屋横浜店で買い物する前に、横浜中央郵便局に寄って入れることになるだろうか。
RF1などでLIMEX製の袋を導入するならば、デパ地下の入口にも置いてほしいものだ。

ロック・フィールドから次回の株主通信が届いたら、株主アンケートに質問を書いて送ってみよう。

テーマ : つぶやき
ジャンル : 株式・投資・マネー

WWFへの寄付金でミニトートバッグをもらった

環境保護団体のWWFジャパンに入会したのは1994年であった。
そのときは、石垣島サンゴ礁の保護活動を支援するためだった。

私が選択した年会費は1万円で、他に依頼があれば、臨時の寄付を年1万円程度行っている。
弟への仕送りが終われば、年2~5万円に増やしたいと思っている。

今月届いた寄付の依頼は、南米の海の支援である。
支援を呼びかけるWWFジャパンのサイトは次のリンクから。
www.wwf.or.jp/campaign/da/

最近はチリ産の養殖サケをスーパーの鮮魚売り場で目にするようになった。
イオンに行ったときには、少し価格が高めだが、ASC認証のサケを買うことにしよう。
認証制度には批判もあるが、持続可能な漁業の推進に寄与すると信じて支援したい。

今回の寄付では、チリイルカやマゼランペンギンの生態調査の支援もある。
漁業などの人間の活動が及ぼす影響を把握するために、継続的な調査が必要だ。

1万円の寄付をしたので、ペンギンのミニトートバッグとチリイルカのバッジが届いた。
私は使わないので、教会のバザーで売ることにしよう。


WWFトートバッグ

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

ドイツの脱原発映画「モルゲン、明日」を観に行こう

映画館に行くのは、年に1回くらいと少ない。
興味のあるドキュメンタリーやSFを観たいのだが、日曜日は教会に行くし、土曜日や祝日も直前に用事ができることがあるので、なかなか予定できない。

それでも今年は、6月に「ゲッペルスと私」を岩波ホールで観た。
そして11月公開の「パウロ 愛と赦しの物語」を観る予定だ。

それに加えて、10月には「モルゲン、明日」というドイツの脱原発に関するドキュメンタリーを観たいと思っている。
公式サイトは次の通り。
www.masakosakata.com/index.html

【福島第一原発の事故から3ヶ月後の2011年6月、ドイツは2022年までにすべての原発を廃炉にすることを決めた。一方、当事国の日本では事故収束の糸口も見えないまま再稼動が始まり、原発輸出の話さえ出ている。

両国の違いはどこからくるのだろう。答えを求めて「私」はドイツに向かった。

そこで出会ったのは、都市で、村で、学校で、教会で脱原発と自然エネルギーへ情熱を燃やし、実践する多くの人々。第二次世界対戦での自国の行いを深く反省し、1968年の学生運動をきっかけに芽生えた反原発・環境保護の意識と情熱を政治に反映し、次世代につなげようとしている彼らの姿は、世界は市民の手で変えられると教えてくれる。】

10月6日から14日まで、東京・シネマハウス大塚で上映とのことだが、13日土曜日しか空いていない。
仕事が忙しくなければ、平日に有給休暇を取得して、西荻窪郵便局などの新規使用風景印の収集も兼ねて都内に行って、映画鑑賞もしたいものだ。
11月3日からは、横浜シネマリンで上映されるが、できれば10月に観たい。

ドイツ政府の脱原発の決定や、ドイツ市民の環境意識の高さは、単純に日本に当てはめることはできないものの、彼らの決断の背景を知ることは大切だと思う。

危険な日本の原発を止められなかった、化学者であり、WWFジャパン会員でもある私が、これからどのように活動していくのか、そのヒントになれば幸いだ。

教会には興味を持つ人もいるので、日曜日の礼拝の後に紹介してみよう。

テーマ : 気になる映画
ジャンル : 映画

ドイツMycroProsの古細菌を使ったメタン生成プラントを導入しよう

特許翻訳の仕事に直結するかどうかはわからないが、ドイツで開発されている新技術についての情報収集を、不定期ではあるが行っている。
主に新聞の報道から探していて、特に環境問題への対策技術に関心がある。

その中には、日本でも導入してほしい技術もある。
日本は独自技術の開発にこだわるようだが、プロジェクトへの人材や資金の投入が中途半端なので、ドイツから導入した方が早いと思う。
テレビ番組などで、日本はすごい、という印象を持たせようと頑張っているが、ここは現実を認めて、他国からなんでも金で買えばいい。

今週注目したのは、MycroPros のメタン生成技術である。
技術の紹介サイトは以下の通り。
micropyros.jimdo.com/verfahren/

ちなみに、特許は、DE102012221286A1 で、これはドイツ語で出願された。

風力発電や太陽光発電の余剰電力を捨てずに水の電気分解に利用して水素を生産し、その水素と二酸化炭素との反応を、古細菌の一種であるメタン菌を利用して、高効率でメタンを生産するものだ。

以前から、Power to Gas 事業がドイツでは発展している。
その紹介として以下の資料を参考に挙げておこう。
www.mitsui.com/mgssi/ja/report/detail/__icsFiles/afieldfile/2016/10/20/131115du_goto.pdf (三井物産の資料)
www.meti.go.jp/committee/kenkyukai/energy/suiso_nenryodenchi/co2free/pdf/001_03_00.pdf (NEDO新エネルギー部の報告)
www.audi-mediacenter.com/en/audi-e-gas-slash-audi-g-tron-240
 (Audi e-gas)

従来技術では、水素と二酸化炭素との反応に使う化学触媒は、高温の反応温度が必要であったり、アンモニアや硫化水素などが触媒毒となって反応が止まるなど、欠点もあった。

古細菌を使うメタン生産システムでは、100℃以下の比較的低い温度で反応が可能で、アンモニアなどが含まれていても反応が進むことが利点である。

二酸化炭素源として、下水処理場やバイオマス発酵プラントなどを使う場合、アンモニアや硫化水素を除去する必要がないため、特に有利である。

更に、バイオマス発酵で、ある程度のメタン発酵をさせておき、メタンと二酸化炭素との混合物を得て、これを続けて水素と反応させることも可能だ。

天然ガスと比較した場合のコストの問題はあるものの、風力発電などの余剰電力を活用する方法でもあるし、国内で再生エネルギーの循環ができる点も、将来のために早めに導入すべき技術だと思う。

先に示したNEDOの資料にもあるように、日本では水素の生産に力点が置かれているようで、メタン生産には言及していない。

需要を考えるとメタン生産を目標にした方がよいと思うし、大規模太陽光発電所の電力の受電を大手電力会社が拒否している現状では、メタン生産のために利用する方針に転換すべきではないか。

テーマ : テクノロジー・科学ニュース
ジャンル : ニュース

イオンのMSC認証具材入りおにぎりを購入

私は自然保護団体WWFジャパンの会員である。
きっかけは、石垣島のサンゴ礁保護活動に寄付をしたことで、その後も、森林保護や絶滅危惧種の保護活動などに指定寄付を続けた。

WWFが支援している海のエコラベルとしてMSC認証が知られている。
環境に配慮した持続可能な漁業を推進するために発足した制度だ。

MSCの日本語サイトは次の通り。
www.msc.org/jp

日本の水産事業者も認証を受けているが、基準が厳しいことや英語での書類作成などハードルが高いためか、日本では独自のエコラベル制度を作っている。
また、WWFが反捕鯨の方針のため、一部の国会議員からは敵視されており、WWFが推進するMSCを導入したくないそうだ。

最近の例として引用するのは、東京オリンピック・パラリンピックの食材調達において、MSCが優先されようとしていることに、ある国会議員が参議院農林水産委員会で発言していることだ(2016年5月12日)
kokkai.ndl.go.jp/SENTAKU/sangiin/190/0010/19005120010007a.html

【舞立昇治君 
 東京オリパラ大会といいますのは、やはりWWFですとかMSCなど一部の団体のために開催されるものじゃなくて、日本国民や大会関係者が一体となってオールジャパンで取り組み、世界中の人々やオリパラ関係者をもてなし、日本開催は本当に良かった、日本は本当にこの農林水産物すばらしいと思っていただける機会とすべきだと思っております。】

MSC認証を受けた水産物は、イオンでも購入可能で、養殖漁業のエコラベルASCと合わせて、不定期ではあるが購入している。
少々割高なので、食費の予算の都合で、毎週買うことはできないが、イオンで買い物をするときには優先的に選ぶようにしている。

そして昨年12月に、MSC認証具材入りおにぎりが発売され、この制度がより身近に感じられるようになると期待される。
イオンのプレスリリースとWWFジャパンのスタッフブログは次の通り。
www.aeon.info/news/2017_2/pdf/171201R_6.pdf
www.wwf.or.jp/staffblog/2017/12/msc-2.html


そして年明けになってからだが、実際に紅鮭と焼たらこの二種類を購入して食べてみた。
MSC認証だからといって味が変わることはないが、青いラベルを見るたびに、環境保護活動を支援していることを実感できる。

価格もコンビニおにぎりと同程度なので、気軽に利用できると思う。
教会の遠足などの差し入れに持っていけば、MSC認証の宣伝にも使えるだろう。

イオンMSCおにぎり 
イオンで購入したMSC認証具材入りおにぎり(紅鮭・焼たらこ)





ドイツ連邦環境庁が牛乳・食肉の付加価値税を19%に上げるように提案

今日はドイツ語特許の和訳を納品したので、もう1つの英語特許の和訳を再開する前に、ドイツ関連のニュースをチェックしてみた。
地球温暖化関連で興味を持ったのは、ドイツ連邦環境庁が、1月5日発表のプレスリリースで、牛乳や食肉などの動物由来農業製品の付加価値税を、現在の7%から19%に上げるように提案していたことだ。

そのプレスリリースは次のとおり。
www.umweltbundesamt.de/presse/presseinformationen/abbau-umweltschaedlicher-subventionen-stockt-weiter

これにコメントしているfoodwatchの記事は次のとおり。
www.foodwatch.org/de/informieren/klimaschutz/aktuelle-nachrichten/umweltbundesamt-will-hoehere-steuern-auf-milch-und-fleisch/

温室効果ガスとしては二酸化炭素が一番わかりやすい存在ということで、交通機関や発電などでの化石燃料の消費が注目されている。
しかし、農業も温室効果ガス、
例えば、メタンと亜酸化窒素(笑気ガス、NO)を発生する産業として重要である。

これまでも報告されてきたように、食肉や牛乳といった動物性製品の生産では、果物や穀物、野菜よりも温室効果ガスの排出量が多い。
プレスリリースの記載を引用すれば、牛肉1kg当たり、7kg~28kgの温室効果ガスが発生する。
それに対して、果物や野菜では、1kg未満の発生量にとどまる。

それで、環境に悪い製品には、食料品であっても、高い税金をかけようと提案している。
食料品の付加価値税は、現在は軽減税率の7%であるが、これを通常の19%に上げようというのだ。

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テーマ : ドイツ生活
ジャンル : 海外情報

日本はG7サミット議長国だったのにパリ協定の批准が遅れている

20年以上前、石垣島サンゴ礁保護運動をきっかけに、私は環境保護団体WWFジャパンの会員となった。
年会費1万円の他に、ボルネオ島森林保護や大型ネコ類保護など、臨時の寄付を5千円から1万円の範囲で続けてきた。
今年は年収が減る想定だったため、年会費を5千円に減らしているが、翻訳受注が順調であれば、臨時の寄付を増やして貢献したいと思う。

WWFジャパンでは気候変動・地球温暖化にも取り組んでおり、日本政府に対して、パブリックコメントの機会などを含めて要望している。


2015年12月に、地球温暖化対策に関するパリ協定が採択された。
伊勢志摩サミットでも話題になったが、日本政府の対応が遅れているうちに、各国が批准を進めて、今年10月5日に発効が決定し、発効予定日は11月4日である。

日本は伊勢志摩サミットの議長国であったにもかかわらず、パリ協定の早期批准については、国内産業界の反発に配慮して、乗り気ではなかったと言われている。
しかし、主要宣言には以下のように明記されており、議長国としても、批准作業を進める義務があったはずだ。
www.mofa.go.jp/mofaj/files/000160265.pdf

【G7は,引き続き指導的な役割を担い,パリ協定の2016年中の発効という目標に向けて取り組みつつ,同協定の可能な限り早期の締結に必要な措置をとることにコミット。全ての締約国に,同様の対応を求める。】

ということで、WWFジャパンは10月3日に
衆参両院に対して、批准を急ぐように要望書を提出した。
www.wwf.or.jp/activities/2016/10/1338703.html

10月11日にようやく閣議決定後、国会日程の都合なのか、全く進んでいない。
週明け17日からの国会審議が気になる。

11月7日からモロッコで始まるCOP22では、様々なルール作りも検討される予定だが、参加するには、
10月19日までに批准したことを国連機関に報告しなければならない。
もし批准が間に合わなければ、日本は単なるオブザーバー参加となり、日本に不利なルールが提案されたとしても、反論もできない。

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テーマ : 環境・資源・エネルギー
ジャンル : 政治・経済

アイスランドの鯨肉はカナダ経由で日本に輸出されている

(最終チェック・修正日 2014年04月12日)

アイスランドでは商業捕鯨が行われており、ミンククジラとナガスクジラを獲っている。
ミンククジラはアイスランド国内向けだが、ナガスクジラは日本に輸出するために獲っている。

アイスランドの輸出統計を3月6日に確認したところ、昨年12月までの鯨肉輸出量が公開されていた。
4月、6月、7月に、約130トンずつ輸出されているが、8月から12月まではゼロである。
グリーンピースなどの環境保護団体や、反捕鯨団体が抗議運動をしていて、鯨肉コンテナを積んだ船がEU諸国の港から追い返されているためか、輸出量がゼロになったと思われる。

昨年は6月と7月に連続して、それぞれオランダとドイツの税関が、冷凍鯨肉コンテナを積んだ貨物船の寄港を拒否したから、日本への輸出はもう無理なのかと思っていたら、なんとカナダの陸路を経由して運ぼうとしているとのことだ。

太平洋側のバンクーバーの新聞、The Vancouver Sunが2月13日に報じていた。
www.vancouversun.com/news/Shock+over+meat+endangered+whales+shipped+through+Canada/9501269/story.html

環境保護団体グリーンピース・カナダでは、報道よりも2週間ほど前に、この情報を入手していたという。
www.greenpeace.org/canada/en/Blog/6000-kilometers-of-shame-feds-allow-endangere/blog/48221/

カナダやアイスランドの報道(英語)がいくつか続いているものの、日本ではニュースになっていないようだ。
www.cbc.ca/news/canada/nova-scotia/endangered-whale-meat-shipped-via-halifax-en-route-to-japan-1.2541968
www.ctvnews.ca/canada/critics-call-for-tougher-trade-laws-after-endangered-whale-meat-shipped-through-canada-1.1690352
grapevine.is/News/ReadArticle/Iceland-Using-Canada-As-Whaling-Stop
www.icenews.is/2014/03/01/icelandic-whalers-take-canadian-route-to-japan/

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テーマ : 動物・植物 - 生き物のニュース
ジャンル : ニュース

環境に配慮したASC認証の養殖サケをイオンで買おう

(最終チェック・修正日 2014年03月02日)

約20年前、沖縄・石垣島の白保サンゴ礁保護運動をきっかけに、私は環境保護団体WWF(世界自然保護基金)の会員となった。
年会費1万円に加えて、熱帯雨林保護や野生生物調査の援助など、特定の目的の寄付も年間2万円ほど続けている。
www.wwf.or.jp/

日常生活でも全ての商品ではないが、環境に配慮したエコ製品をできるだけ使っている。
例えばプリンタ用紙ならば、再生紙やFSC認証の製品を選んでいる。

いわゆるエコラベルは食品でも採用されていて、水産物ではMSC認証が世界的に有名である。
www.msc.org/jp

天然水産物を認証するMSCに続いて、養殖水産物のエコラベルとしてASC認証が生まれた。
資源の持続可能な利用を訴えているWWFは、このASC認証にも関わっている。
www.wwf.or.jp/activities/nature/cat1136/asc/

asc.jpg

そして今日3月1日から全国のイオンで、ASC認証のノルウェー産養殖アトランティックサーモンが販売開始となった。
WWFとイオンの発表は以下の通り。
www.wwf.or.jp/activities/2014/02/1188928.html
www.wwf.or.jp/activities/2014/02/1188728.html
【ASCは、環境に大きな負担をかけず、生産現場の人権などにも配慮して生産される「責任ある養殖水産物」を普及させるために、WWFとIDH(オランダの持続可能な貿易を推進する団体)が支援して設立された、独立した非営利組織です。
ASCによる認証制度は、ASCが認定した第三者機関による「責任ある養殖場」の認証と、そこで生産された水産物に他の水産物が混ざらないようにするCoC(加工流通過程の管理)認証から成っています。】

www.aeon.info/news/2013_2/140228R_1.html
【イオンは3月1日(土)より、全国の総合スーパー「イオン」425店舗において、“責任ある養殖により生産された水産物”ASCの認証を取得した「トップバリュ 生アトランティックサーモン」3品目を発売します。】

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テーマ : 食に関するニュース
ジャンル : ニュース

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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