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「フリース」といっても衣類ではなく「断熱材」

今回の翻訳では文法上の難点はほとんどないが、建築と微生物関係の専門用語か出てくるので、寒天培地の商品名を探したりと時間がかかる。

ところで、
「サブロー寒天」 とは何なんだ。
カビなどを採取したいところに、ペタッと貼るそうだが、何で「サブロー」なんだろう。
まあこんな疑問は、翻訳が済んでから解決しよう。
忘年会では生物系の人にも会うだろうから、聞いてみようかと思う。

今回の翻訳で一番面倒だったのは、
"Flies" という単語だ。
建物の外壁に貼る建築材料のようだが、「タイル」 は 、
"Fliese" なので違う。

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

同等および不等の接続詞「als」

従属の接続詞 "als" については、辞書にたくさんの例が出ている。

基本として 同等(…である、…として)不等(…よりも) を知っていればよいだろう。

例としては、Nachrichten aus der Chemie, 2005, p 743-746 の "Fluor, Element für (fast) alle Fälle" から紹介する。

ついでに注も付けておいた。


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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

"Mädchenhandarbeit" は 「女子の手仕事」 ではない

翻訳をしていると、通常の辞書にはない単語が必ず出てくる。
ドイツの百科事典を買うお金がないので、いつもインターネット検索だ。

今回は、Mädchenhandarbeit
で苦労した。

これは 「女子の手仕事」 ではなく、「紡績・繊維・織物工業での仕事」 だった。

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テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

ドイツ語:冠飾句という独特の修飾形式

翻訳作業とは別に、化学または広く科学関連のドイツ語記事を読んで、様々な文法項目について、例文を記録して将来に役立てたい。

今回は 冠飾句 をとり上げる。

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テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

英語ができれば立場を逆転できる???

5年前の派遣先で、海外留学を目指している派遣社員に出会った。
私がドイツ留学経験者と聞きつけ、英語の勉強を手伝ってほしいとのことだった。

最初の頃は、使っていない英作文の本を貸したり、海外生活のアドバイスなどをしていた。
しかし時間が経つにつれ、だんだんと、私には合わない人だと感じるようになった。

彼の次の一言が、日本人の英語への根拠なき憧れ・幻想を表現しているだろう。

英語が完璧で留学もすれば、僕を見下していた人たちの上に立てる。」


結局は、「箔をつける」 のが目的で、学歴や経歴、肩書きで人を判断することに変わりなく、今まで自分をバカにしてきた人と同じことになり、軽蔑されてもしかたないではないか。

工業高校出身、私立大学二部卒という自分の学歴を覆すためなのか、ハングリー精神とは言いながらも、その 「学歴コンプレックス」 の払拭に、わざわざ英語を利用するのは、どうしても理解できなかった。

履歴書の過去部分は変えられなくても、英語さえできれば、そして留学して博士号を取れば、今まで相手にしていなかった人たちが振り向き、自慢できる職業に就けるとでも言うのか。

確かに英語が上手くて、海外留学経験もあれば、たいていの日本人が持つ、外国語・海外生活への憧れから、最初のうちは一目置かれるだろう。

しかし時間が経てば、その人の性格やら行動からボロが出て、誰からも相手にされなくなる。

英作文の間違いを指摘したときは、「僕の理論では可能だ。」 と譲らなかった。
別に見下したわけではなく、これでは通じないから添削したのに。

「完璧な英語をマスターしてから留学したい。」 と言っていたのに、結局は自己流なのか。

外国語を話せること自体がすばらしいのではなく、話を聞きたくなる人かどうかが大事だ。

この私の意見は、彼の考えを変えるきっかけにはならなかった。
本人が自分の好きなように進んでみて、自分で考えればいいだろう。

私は東北で育ったので、学歴に対する意識は、関東の彼とは異なるのかもしれない。
あるいは彼の世代は、偏差値だけで高校も大学も決めたから、ランクのわずかな違いにこだわるのか。
それに私は 「ひのえうま生まれ」 で同学年が少なく、厳しい競争を知らないのかもしれない。

それでも、一体彼は英語を身につけることで、何と競争し、何と闘おうとしているのか?

彼と同じ考えの人がいたなら、次の疑問に答えてほしい。
似たようなことは、英会話教室の講師も言っていたことがある。

少々荒っぽい表現だが、彼に、「英語の勉強に利用するためだけに友達になってほしかった。」と言われたので、そのときの不愉快な気持ちも含んでいる。

「英語であれば、どんなくだらないバカ話でも感心するのか?」

「完璧な英語とは定義できるのか。 では完璧な日本語を話す日本人はどこにいるのか。」

「英語ができないと、本当に国際社会から孤立するのか。」

「英語ができないと、就職もできなくなるのか。」

「なぜ英語が第一に注目され、ドイツ語など他の言語は二流扱いなのか。」

自分でも、もう一度考えてみよう。

(最終チェック・修正日 2005年11月25日)

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KBE=コロニー形成単位

月曜夜から殺菌方法のドイツ語特許を翻訳している。
納期は一週間なので、平日のうちに半分は訳したいものだ。

本業の方は、今朝も中間体を一つ納品したので順調だ。
既に次の合成にとりかかっているが、定時までに終わる反応なので助かる。

自転車を飛ばして帰宅し、夕食後の午後7時前から3時間半ほど翻訳にあてている。
やはり字が読みにくいので、目が疲れてしまう。

食品化学、微生物関連のドイツ語は慣れていないので、その分野では基本的な用語でも、調査に時間をとられてしまう。

昨夜、微生物の菌体数らしき数値のところで悩んでしまった。
"4 x 106
KBE/g" がわからなかった。

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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