公式に決まっている学術用語やSI単位名は翻訳のときに変えないでほしい

翻訳で対応する日本語が思いつかなかったり、悩んだ表現については、これまでも何度か書いてきた。

例えば、「
Kinder unter 5 Jahren」 は 「5歳未満児」 だと、私は解釈していたが、「5歳以下児」 と和訳している文書も多く見られ、どちらか正確なのか悩むこともあった。

このように翻訳では解釈という作業が入るため、同じ原文から、違う日本語になる場合がある。
そのためか、絶対唯一正しい翻訳というものは存在しないとも言われている。

ただし、学会などで公式に決定された学術用語やSI単位の名称などは、変更せずにそのまま使ってほしい。

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テーマ : 翻訳勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

オリオン座α星のベテルギウスは英語で「Betelgeuse」だがドイツ語では「Beteigeuze」

日本の赤外線天文衛星 「あかり」 の観測成果が公開されている。
アストロアーツの記事は次の通り。
http://www.astroarts.co.jp/news/2008/11/19akari/index-j.shtml

宇宙航空研究開発機構(JAXA)のサイトでの、「あかり」 の説明は次の通り。
http://www.jaxa.jp/projects/sat/astro_f/index_j.html

数多くの成果の中で、オリオン座α星ベテルギウス周辺の観測結果に興味を持った。
ベテルギウスの星風と周囲の星間物質とが衝突し、衝撃波が発生している様子が、高解像度で観測された。
http://thyme.ir.isas.jaxa.jp/ASTRO-F/Outreach/results/PR081119/pr081119_2.html


科学的興味を持って読んでいたのだが、比較で読んだ英語とドイツ語の記事で気になることがあった。
英語とドイツ語の記事は次の通り。
http://www.esa.int/esaSC/SEMCJT4DHNF_index_1.html
http://www.astronomie-heute.de/artikel/974782&_z=798889

それはベテルギウスが英語では 「Betelgeuse」 だが、ドイツ語では 「Beteigeuze」 だったこと。

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テーマ : 外国語学習
ジャンル : 学校・教育

「Ökosiegel」の訳語は「エコシール」よりも「エコラベル」の方がふさわしい

新聞や雑誌、論文などを読んでいると、日本語でも外国語でも、毎日新語に出会う。
外国語の場合、辞書にまだ採録されていないから、自分で訳語を考えたり、ネット検索をすることになる。

昨日は新聞で、環境に配慮したパーム油の記事を読んだが、その記事中に 「Ökosiegel」 があった。

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

Ökosiegel

Ökosiegel n. -s/- (Öko + Siegel)
エコラベル,エコ認証:engl. = eco label, eco-label, eco certificate

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ジャンル : 学問・文化・芸術

コペルニクスの遺骨確認の記事に見る海外ニュース和訳記事の問題点

ポーランドの天文学者コペルニクスのものと思われる遺骨が発見され、その真偽を確認するために、歯と骨のDNA鑑定の結果が、コペルニクスが所有していた書籍に挟まっていた毛髪と比較された。

12本の毛髪のうち2本のDNA型が、歯と骨からのものと一致し、遺骨がコペルニクスのものと決定された。


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テーマ : 翻訳勉強
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「尻尾が犬を振る」という表現は一般的なのだろうか

財団法人 日本鯨類研究所のプレスリリースに、「尻尾が犬を振る」 という表現が出てきた。
http://www.icrwhale.org/
http://www.icrwhale.org/pdf/081106ReleaseJp.pdf

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【「鯨戦争」は現実に起きた出来事を紹介する趣旨の番組だとされるが、実際はアニマルプラネットの映画制作者自身が演出した場面が放映されるとみられ、正に「尻尾が犬を振る」のように主客転倒的因果を意図した、つまり本末転倒形式の番組である。】

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私の不勉強のせいなのか、「尻尾が犬を振る」 という表現を初めて目にした。

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テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

「外国語学習の科学」(白井恭弘著、岩波新書)

テレビCMや広告では、聞き流すだけで英語ができるようになるだとか、子どものときから英会話を勉強してバイリンガルを目指すなど、様々な情報が流れている。
書店に行っても、会話から文法まで、語学関連の書籍は山積みとなっている。

何を選べばよいのか、余計わからなくなるかもしれないが、
外国語学習での 「個別性」 を考えれば、この山の中から、自分に合う方法を見つければいい。

私は中学1年から英語を始め、高校では中国語とドイツ語をかじり、
大学での第二外国語はドイツ語だったが、スペイン語も少し勉強した。
実際に使っているのは英語とドイツ語だけだが、それでも自分に合う勉強法を続けてきたと思う。


あまり理論的裏づけがなく、たまたまうまくいっただけのように思えるが、
岩波新書 「外国語学習の科学」 を読むと、私の方法も、少しは意味のある方法だったと思う。

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テーマ : 外国語学習
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hitchcockwürdig

hitchcockwürdig 形 (hitchcock + würdig)
ヒッチコック映画にふさわしい (←ヒッチコック映画に出る価値のある)

..würdig ((名詞につけて「…する価値のある,…される値打ちのある」を意味する形容詞をつくる))

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

verstehen

verstehen* verstand / verstehen
他 (h)
4 b) ((unter et.3 et.4)) (…を…と)理解する,解釈する

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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