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ドイツでキリスト像破壊事件/ローマ法王への抗議なのか?

今年2月頃からヨーロッパでは、カトリック教会聖職者の児童虐待・性的虐待事件が連日報道されている。
バチカンとローマ法王の対応が鈍いこともあって、ほとんどのメディアが批判記事を書いている。
ローマ法王がドイツ人だからではないが、ドイツの新聞 Süddeutsche Zeitung は特集ページを設けている。
http://www.sueddeutsche.de/thema/Katholische_Kirche

私は翻訳が忙しくて、このブログでは取り上げる時間がなかったが、職場ではプロテスタントの同僚とこの問題について何度か話をして、「聖職者であっても人間は不完全な存在で過ちを犯すものだ」と再認識した。

そして今日の昼休みには、25日の Süddeutsche Zeitung の記事を話題とした。
ドイツ・バイエルン州のカトリック教会で、何者かがキリスト像の手足をもぎ取ったという事件が起きたのだ。
http://www.sueddeutsche.de/bayern/805/506970/text/

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テーマ : ドイツ
ジャンル : 海外情報

ヨーロッパの鯨類研究学会(European Cetacean Society)

ヨーロッパにも鯨類研究関係の学会、European Cetacean Society(ECS)がある。
http://www.europeancetaceansociety.eu/index.php

非ヨーロッパのメンバー国として、イランやアメリカ、チリ、ネパールなども参加している。

海のない山国のネパールは、ガンジスカワイルカの生息地だから入っている。
インドや中国が入っていないが、ここはぜひアジア代表として日本が参加してほしいものだ。
日本の水産庁など捕鯨関係者は、絶滅危惧種の保護には同意しているのだから、その姿勢を示すいい機会だ。

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テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

肉食を減らしても温暖化対策にならない?(でも健康のために肉食は減らそう)

これまでに何度も、畜産による食肉や乳製品の生産が、メタンなどの温室効果ガスを増やしていると指摘されてきた。
ウシのゲップが象徴的な事例として取り上げられるが、農業そのものが温室効果ガス発生要因とも言われている。
批判の声も大きかったIPCCだが、農業分野の排出規制を最初から入れていないことも疑問視されていた。

研究者や環境NGOなどが、農業生産で発生する温室効果ガスを二酸化炭素に換算してカーボンフットプリントを算出しており、牛肉1kg当たりの排出量が、中型車の走行距離で比較されたりしている。

これに加えて最近では、農業生産に使う水資源の枯渇も指摘されており、ウォーターフットプリントも算出されている。
そして牛肉食が環境悪化を促進するだとか、有機農業の方が温室効果ガスをより排出するなどと言われている。
例えばブラジルでは、牛肉生産のためにアマゾン原生林を開墾して牧場としており、牛肉は特に悪者になっている。

ヨーロッパでは、週に1日だけ肉を食べない日を作る運動が始まっており、環境保護だけでなく健康のためにも、毎週木曜日は町中のレストランが、社員食堂も含めて、肉を使わない料理を出すと決めたところすらある。

ドイツに住んでいた時、まだBSE発生前だったが、毎日あんなに肉を食べていることに驚いた。
食べすぎで体重が増えると、交通機関での移動でも二酸化炭素排出は増えるので、肉食は二重の意味で悪者だ。
菜食は無理だという人が肉食を続けるために、代わりにカンガルー肉を食べる、というアイデアもあった。

ところが、以下に示したAFPの記事にあるように、肉食を減らしても温暖化対策にならないという主張もある。
Mitloehner 博士は、これまで様々な警告を発してきたFAOの報告書も批判している。
http://www.afpbb.com/article/environment-science-it/environment/2712622/5528451

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テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

「イルカ肝臓から2000ppmの総水銀を検出」の情報源について

最近一部の人たちの間で、ある映画の影響なのか、「イルカ肉・鯨肉の水銀汚染」 が話題となっている。
特に、「2000 ppm の水銀を検出」 というセンセーショナルな表現が独り歩きして、議論となっている。

市販されているイルカやクジラの肉や脂身、そして内臓の重金属分析は、既に論文が多数出ているし、北海道医療大学薬学部の遠藤哲也准教授の科研費報告書も2005年に発刊されている(当時は講師)。

科研費報告書、「
市販鯨肉の水銀汚染と安全性(研究課題番号:14572112)」 の概要は次の通り。
http://kaken.nii.ac.jp/ja/p/14572112

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テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

vergebens

vergebens
副 (umsonst) むだに,無益に,いたずらに

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

Ahnung

Ahnung f. -/-en
2 ((口語で haben の目的語として)) わずかばかりの知識,おぼろげな見当

von et.3 nur eine 〔dunkle〕 Ahnung haben …についてぼんやりとしか知らない

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

streiten

streiten* stritt/gestritten; 接II stritte
I 自 (h)
1 争う,けんか<いさかい>をする,抗争<衝突>する
über et.4 streiten …について言い争う<議論する>

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

アジア開発銀行ウォーターボンド/大和証券扱い

私は自然保護団体WWFジャパンの会員であり、特に南西諸島の自然保護のために寄付をしてきた。
入会した最初の目的は、石垣島サンゴ礁の保護であり、その他にも、やんばるの森を保護するために寄付をした。
また、漁業資源やトラの保護など、その時々のキャンペーンでも少額ながら寄付をしてきた。

今年は石垣島サンゴ村10周年とのことで、特別ツアーが企画されているが、私は都合がつかず参加できない。

http://www.wwf.or.jp/news/2010/03/post_8.html
http://www.wwf.or.jp/join/action/event/2010/03/wwf_4.html

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テーマ : 債券・金利 市場
ジャンル : 株式・投資・マネー

totschweigen

tot|schweigen* schwieg tot / totgeschwiegen
他 (h)
黙殺する,無視して語らない

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テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

herumsprechen

herum|sprechen* sprach herum/herumgesprochen
他 (h)
(再帰) sich4 herumsprechen (うわさなどが)あちこちに広まる

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プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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