FC2ブログ

福島県の標準電波送信所の暫定再開で電波時計が利用可能になった

私は5年ほど前から目覚まし時計として、デジタル電波時計を使ってきた。
ただ、私のばか力のせいなのか、アラーム時刻セットなどのボタンがおかしくなり、目覚まし機能を使えなくなった。

目覚まし時計は買い換えたものの、電波時計としてはまだ使えるため、実験室に置くことにした。
大きさは10センチ角程度とコンパクトなので、実験台からデスクへと、自分が作業している場所に持ち歩けるので便利だ。
また、試薬をフラスコ中に添加するときも、すぐそばに置けるので、滴下スピードなどの記録を取る場合にも便利だ。

しかし、3月11日の東北地方太平洋沖地震の後、、東日本をカバーしていた福島県田村市にある、独立行政法人・情報通信研究機構(NICT)おおたかどや山標準電波送信所(40kHz)は、福島第一原発の事故による避難地域に指定されたために停波していた。

新しい目覚まし時計は、佐賀県・はがね山標準電波送信所(60kHz)を受信しており、正確な時刻を表示している。
しかし、実験室に置いた時計では受信できず、1か月後には2分の遅れとなってしまった。
もうだめかとあきらめていたところ、本日昼過ぎから送信が暫定的に復活し、電波受信から数分も待たずに、正確な時刻に修正された。

この送信再開についての朝日新聞、時事通信の記事は次の通り。
www.asahi.com/business/update/0421/TKY201104210424.html
www.jiji.com/jc/c

【独立行政法人の情報通信研究機構は21日、電波時計に時刻合わせ用の標準電波を送信している福島県田村市の施設が、同日午後に稼働を再開したことを明らかにした。同施設は福島第1原発から17キロの場所にあり、事故後に職員が退避したことから3月12日夜に停止していた。

電波時計は高い精度が売り物だが、標準電波を受信できなければ通常のクオーツ時計として作動する。同施設は東日本一帯に標準電波を送信しており、利用者からは早期復旧の要望が寄せられていた。

通常は同施設に24時間体制で職員を配置しているが、原発から半径20キロ圏内が22日から「警戒区域」となるため、遠隔操作しているという。】

続きを読む

テーマ : 東北地方太平洋沖地震
ジャンル : ニュース

ノルウェーのマイル「mil」は10km

メートル法およびSI単位系を既に採用している日本では、長さ・距離の単位はメートル(m)である。
そして状況に応じて、1 km (= 1,000 m) や、1 cm (= 0.01 m) など、適切なSI接頭辞を付けた表示をする。

それでもテレビ画面やパソコンのディスプレイなどのサイズでは、慣例的にインチ表示をしている (1 inch = 2.54 cm)。
メートル法で表示しなくても、テレビの普及率は高いため、32インチ液晶テレビの大きさは、自宅テレビを見れば想像可能だ。

ただし、英文和訳の仕事で、ヤード・ポンド法で書かれた文書の翻訳は面倒だ。
フィートやマイルを原文ママで残すのか、メートル法に換算した数値をカッコ内に併記するのか、それとも「約○キロメートル」と概算値を書くのか、クライアントに確認しなければならない。

ディスカバリーチャンネルの英語番組では、日本語字幕を参考にしながら、英語の聞き取り練習ができるので重宝している。
ただ、英語ではフィートを使っているのに、日本語字幕では「約○メートル」となっていることがあり、このときは少々混乱する。

距離の単位でもっと困るのが、「マイル」 という単位が複数あることだ。
陸上での距離を示す国際マイルは 1,609.344 m と定義されているが、航空・航海で使う国際海里のマイルは 1,832 m だ。

英語圏以外でも、「マイル」と和訳される距離単位が複数あり、ノルウェー語にはノルウェー・マイルがあることを知った。
辞書などで調べると 「mil = 10 km と書いてあり、国際マイルとは全く違う。


この mil という単語は、天皇皇后両陛下が千葉県旭市の避難所を訪問したことを報じた、ノルウェー紙 Aftenposten の記事で見つけた。
www.aftenposten.no/nyheter/uriks/article4094340.ece

続きを読む

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

zurückweisen

zurück|weisen* wies zurück/zurückgewiesen
他 (h)
2 ((et.4)) (きっぱりと)退ける,はねつける,拒否する;(願い,訴えなどを)却下する;(主張・非難などを)退ける

続きを読む

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

原子力安全委員会は緊急技術助言組織の専門家を現地派遣していない

原子力関係の事故などの緊急時に、原子力安全委員会は専門家と事務職員で構成する 「緊急技術助言組織」 を招集し、政府・内閣や、原子力施設の運用企業などに助言することになっている。
www.nsc.go.jp/index.htm (原子力安全委員会HP)
www.nsc.go.jp/siryo/siryo.htm (組織図)

原子力船「むつ」の事故をきっかけに発足した組織だから、原子力事故(なぜか核事故とは言わない)で助言する機能が期待されている。
そして、原発などでの原子力事故を想定し、事前にシナリオを明かさない招集訓練も行っている。
ただ、緊急技術助言組織の記録は、残念ながら2009年9月以降は更新されず、委員名簿も現在とは異なっていると思われる。
www.nsc.go.jp/senmon/shidai/kinkyu.htm (会議資料)
www.nsc.go.jp/senmon/shidai/kinkyu/kinkyu2007/kinkyu_si001.htm (2009年9月の会合)

今の委員長は班目春樹・東京大学教授であるが、これまでの不適切発言などが問題視されており、原子力安全委員会は本当に政府に助言できているのか、疑問を持つ人たちも多い。
事故後1週間以上も会見しなかったが、「黒子に徹してきた」 だとか、「適切な助言はしてきた」 と言い訳ばかり。
その後の会見では、班目委員長は官邸に出向いて忙しいためか、別の原子炉専門家の委員が代理で回答していることが多い。

そんなことで批判もあったためか、最近のHPトップページでは、急に掲載情報量が増えている。

しかし、原子力事故で一番肝心な組織である緊急技術助言組織については、委員の一部のみ招集し、しかも現地派遣をしたのは専門家ではなく事務職員だけだったという失態を演じてしまった。

班目(まだらめ)委員長が一部の人たちから、「でたらめ委員長」 というあだ名で呼ばれているのは、仕方ないことかも。


この失態を報じた共同通信の記事は次の通り。
www.47news.jp/CN/201104/CN2011041601000718.html

【東京電力福島第1原発事故で、原子力安全委員会(班目春樹委員長)が、原発事故に対処する国の防災基本計画で定められた「緊急技術助言組織(委員計45人)」の専門家の現地派遣をしていないことが16日明らかになった。また緊急助言組織は事故があれば「直ちに招集」されることになっているが、一部しか集められていなかった。

緊急助言組織の委員の間では「助言できるのに、呼ばれない」「招集の連絡がない」と戸惑う声があり、政府・与党内からも批判が出ている。

安全委は「事務局スタッフを現地に派遣して情報収集している」と説明している。

しかし防災基本計画では、専門的知識を持つ調査委員が現地で「情報の収集・分析」をするとともに国、自治体、電力会社などの「応急対策に対し必要な技術的助言等を行う」となっている。

政府当局者の一人は「専門家が現地入りしていないのは問題だ。今後の事故調査でも検証すべきだ」と語った。
…】


続きを読む

テーマ : 原発事故
ジャンル : ニュース

絶滅危惧種のタイセイヨウセミクジラが船舶との衝突で死んでいる

最近は地震・津波・原発のニュースを中心に読んでいたが、今日はクジラ関係記事のチェックをしてみた。
すると先月3月31日の海外報道で、絶滅危惧種のタイセイヨウセミクジラが、アメリカ東部・ノースカロライナ州の海岸にストランデングしていることを知った。
専門家の調査によると、死んでいたのは30歳のメスで、死亡原因は傷などから判断すると、船舶との衝突と推測されている。
hamptonroads.com/2011/03/whale-dead-nc-beach-possible-victim-boat-strike

タイセイヨウセミクジラは生息数が400頭前後と推定されており、絶滅危惧種の扱いとなっている。
ヨーロッパ捕鯨国による乱獲によって激減したため、1930年代後半からは南極海で、大規模捕鯨が行われるようになった。

国際捕鯨委員会(IWC)ではクジラ類に関する様々な課題を取り上げており、漁業での混獲の他、船舶との衝突事故もその一つである。
www.iwcoffice.org/sci_com/shipstrikes.htm

船舶衝突でのタイセイヨウセミクジラの死亡個体数は、1年当たり2頭以上と言われているが、今年は3月末までに既に5頭に達しているそうだ。
この死亡例について、クジラ・イルカ保護団体WDCSに所属する研究員が、次のように書いている。
www.wdcs.org/story_details.php

続きを読む

テーマ : 自然科学
ジャンル : 学問・文化・芸術

Erdbebenuhr

Erdbebenuhr f. (Erdbeben + Uhr)
地震(発生)間隔
engl.: earthquake clock, earthquake (occurrence) interval, time interval between earthquakes

続きを読む

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

Freigrenze

Freigrenze f. -/-e
(放射能などの)許容閾値,限界値
engl.: threshold limit (value), clearance limit

Cf. [経] 1 免税限度,免税点. 2 (外国為替の)自由限度

続きを読む

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

ゲラー東京大学教授(地震学)が以前から指摘しているように地震予知の予算は無駄だ

世界で発生する地震の約2割は日本で起こり、地震多発国であることは、誰も否定しない事実である。
大地震が起きるリスクが高いということで、地震保険の所得控除適用や、耐震補強工事費用補助などの制度が始まっている。

ただ、地震学の研究現場では、「東海地震予知を可能にする」 ことを目標に、これまで多額の予算がつぎ込まれてきた。
首都直下型地震も含めて、日本の防災対策は、特定の地域に偏って、というよりもこだわっていることは確かである。

地震学者のロバート・ゲラー東京大学教授は以前から、地震予知は不可能だと主張していた。
1997年3月、Science 誌に掲載された論文の抄録は次の通り。
www.sciencemag.org/content/275/5306/1616.short

そして、予知のために多額の予算をつぎ込むくらいなら、耐震補強など災害を軽減する対策に回すべきだと、何度も言っていた。

今回の東北地方太平洋沖地震を経験して、4月13日に科学誌 Nature オンライン版にコメントを寄稿し、日本の地震学研究が改革の時を迎えていると説いている。
英語での記事の他、本人による日本語訳が Nature Japan の特別翻訳記事欄に登録されている。
www.nature.com/nature/journal/vaop/ncurrent/full/nature10105.html (英語版)
www.natureasia.com/japan/nature/special/nature_comment_041411.php (日本語版)

石橋克彦・神戸大学名誉教授をはじめとする一部の地震学者が、20年以上も前から地震や津波による原子力発電所の損壊と放射性物質の漏洩の危険性を指摘してきたにもかかわらず、この指摘はほとんど顧みられることはなかった。3月11日のマグニチュード9.1の東北地震(東日本大震災)のあとでさえ、テレビなどで今回起きた地震と津波を「想定外」と語る解説者は多い。…】
 
AFPでも次のように報じており、日本の地震対策では、予知するという考え方そのものが間違っていると明確に指摘している。
www.google.com/hostednews/afp/article/ALeqM5iMnNdHk8yWY-ls8l7ENu0A-zgMWw (英語版)
www.afpbb.com/article/environment-science-it/science-technology/2795657/7085567 (日本語版)

【…
ゲラー教授は、政府主導の地震研究が東海地震の予知に固執しすぎたことが、3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震の被害を大きくしたと指摘する。

政府は数十年もの間、巨大地震が東海で起きるとの信念に基づき、東海・東南海・南海地震の発生を想定した対策を広く手がけてきた。

だが、ゲラー教授は、日本の地震予知研究が根拠とする「地震特性」と「地震空白域」の学説は1960年代から70年代に発表されたもので、実証に基づいていない点を指摘。…

それでも、政府は積極的に「東海地震」の予知研究を続けた結果、国民の間に「近い将来、マグニチュード(M)8.0級の東海地震が必ず起きる」との誤った認識が植えつけられてしまったと、ゲラー教授はみる。
…】

続きを読む

テーマ : 東北地方太平洋沖地震
ジャンル : ニュース

unerschöpflich

unerschöpflich
形 汲めども尽きぬ,無尽蔵の;限りない,無限の

erschöpfen 他 (h) 汲み尽くす,使い果たす,消耗する

続きを読む

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

gönnen

gönnen
他 (h)
((jm. et.4)) (…に…を)喜んで<惜しみなく>与える;許す,認める;(恩恵的に)恵む

続きを読む

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

FC2カウンター
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR