メールでの誤変換事例:「締切を2、3日二場してくれませんか」
ワープロの変換ミスの話はよく聞くが、手書きでも字を書き間違えることはよくある。
それに、文章の構成があまりに個性的なため、一体何を言いたいのか理解できないこともある。
何年か前に、留学希望者の手紙の翻訳依頼があったが、内容が理解できずに翻訳不能でキャンセルしてもらったことがある。
また、独立行政法人のプレゼン資料や、○○原発立地予定地の環境アセスメント報告書などでは、回りくどい言い方が多いため、その官製日本語とも言うべき言葉を、一度通常の日本語に変換しなければならない。
私の本業は有機合成研究であるが、臨時的な業務の一つとして、社内報の編集を手伝うことがある。
手伝うというと簡単なようだが、実は他人の代理で原稿を2回書いたことが一番の貢献である。
コラムを依頼した社員が、1か月も余裕があったのに、締切日直前に書けないと言い出したので、私が代筆したのだ。
今後も同様の事態が考えられるため、いつでも代筆できるように、このブログのようにネタを常に集めている。
コラムでは、自分が好きな話題について書くので、それほど辛くはないが、他人の文章のチェックは苦労する。
単なる誤字・脱字ならば、本人に連絡して確認するだけでいいが、文章が意味不明の場合は、本人のプライドを傷つけないように配慮しながら問い合わせメールを書かねばならない。
少々脱線したので、メールでの変換ミスの話題に戻そう。
原稿のチェックが終了したので、本人に最終確認の依頼メールを送ったところ、変換ミスを含む返事が来た。
「…締切を2、3日二場してくれませんか」と、締切日について何かしてほしいという依頼のようであった。