私は社内報の編集委員をしているためか、テレビニュースなどのテロップに誤字があると気になってしまう。
また、副業で英語・ドイツ語翻訳をしているためか、海外ニュースやテレビ番組の日本語版で誤訳があると、これも気になる。
番組制作や翻訳のプロが仕事をして、そして内部でのチェックを受けてから出しているはずなのに残念なことだ。
漢字変換ミスや誤訳は、誰でも犯してしまうケアレスミスであり、決して私だけは完璧だと言いたいのではない。
自分の翻訳やチェッカーの仕事にも活かすために、私の解釈が正しかったのかどうかを知りたいのだ。
それで、「これは間違いではないのか?」という疑問を持ったときに問い合わせをして、誤訳だったのかどうかを確認している。
映画の字幕でも誤訳を見つけてしまい、せっかくの娯楽の時間なのに、興ざめしてしまったこともある。
ある映画では、「bone marrow(骨髄)」が「脊髄」になっていた(後日発売されたDVDでは「骨髄」になっていた)。
また、CIAが出てくる映画で、「our Company」を「我々の会社」としている字幕に、違和感を持ったこともある。
auひかりTVで視聴しているナショナル・ジオグラフィック・チャンネルでも、残念ながら何度も誤訳に遭遇している。
その度にカスタマーセンターにメールで連絡して、誤訳や誤記だと確認されれば、修正してもらっている。
そして修正後の再放送の連絡が来てから再度録画予約して、改めて記録として残している。
今回修正依頼をしたのは、「ナショジオベスト10」に選ばれた「黙示録:ヒトラーの台頭 #2 ナチスの躍進と戦争」であった。
番組開始から約23分後、ヒトラーの演説内容の日本語字幕が「新星ドイツ帝国」と出た。
しかしこれは漢字変換ミスで、「新生ドイツ帝国」が正しいのではないかと感じた。
演説では「.. neue Deutsche Reich ..」、英語字幕では「.. new German Reich ..」だから、「新生ドイツ帝国」になるはず。
ということで、今回もメールで質問したところ、やはりミスであった。
12月25日22時からの再放送以降は、修正版を放送すると連絡があった。
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