続「きょうだいリスク」を考える:弟を2020年までに自立させられるか?
今月の翻訳案件は、今朝の納品でなんとか終わった。
翻訳料金は、源泉徴収後で約61万円なので、予算の40万円を上回っている。
しかし、このペースで1年間続けるのは大変ではないかと感じた。
ワード数が4万を超える英日翻訳が1件あり、これが一番大変だった。
1か月前にファイルをもらっていたからスケジュールは楽なはずだったが、他にも独日翻訳やチェックなどを受注したため、本来は休むはずの日曜日にも作業をしてしまった。
もう一社からは、英日翻訳と日独チェックを依頼されたが、対応できないので断ってしまった。
収入が4万円ほど増える計算だが、できないことを受けていたら、他の案件と共倒れになってしまうから、これからもお金のことは優先しないようにしたい。
お金のことを優先しないと言ってみたものの、「きょうだいリスク」を考えて年間予算を計算すると、月に45万円から50万円は稼ぐ必要があることが判明した。
ということで今日は、2月納期の翻訳を始める前に、低所得の弟を2020年までに自立させる計画を考えることにした。
実家の隣には、父の退職金で建てたアパートがあり、その家賃収入も併せて、弟が大学に行く学費を賄っていた。
大卒で就職の予定だったようだが、バブル崩壊後の就職難の時代が続いており、どこにも就職できなかった。
翌年に就職できるはずもなく、学生時代に始めたアルバイト先で、そのまま週3日ほど働き続けている。
そのアルバイト先では、社員登用制度もあり、契約社員に採用されるチャンスもあったが、なぜか断って、国家資格を取得する勉強をしたいとのことで、今までずるずると続けている。
父が亡くなる前に母は、コネでも使って農協関連の会社に紹介してほしいと言っていたが、働きにくいだろうと父は断り、弟も履歴書を提出しなかったので、その話もなくなった。
父の死後、弟は全て自分でやりくりするのかと思ったが、母が生活費を送り続けたため、いつまでたっても自立せず、しかも資格試験は不合格ばかりだ。
母には何度も、仕送りをやめるように伝えたが、「死んだら困るから」と言ってやめようとしない。
援助を延々と続けると、障害者の姉のために使う資金がなくなるし、私の老後の準備もできない。
将来設計のはっきりしない弟を突き放して、生活保護申請をさせればよいと思うが、心配性の母が寝込んでしまっても困る。
ということで、2020年度末までという期限を弟に提示して、その間になかば強制的に、こちらが指定した資格を最低限取得するように、約束させることを考えている。
期限までに何も資格が取れなければ、未経験の50代でも働けるような仕事を自分で見つけてもらうことにしよう。
(最終チェック・修正日 2016年11月18日)翻訳専業となって、毎月変動はあるものの、8月以降は連続して予算の40万円を超える受注を続けている。そのおかげで、派遣社員になったときに諦めかけた、年間約35万円払っている個人年金保険を継続できている。今月は繁忙期なのか、来週納品する案件までで、約70万円の売上となっている(最初は計算ミスかと思った)。来月12月は、クリスマスがあって教会は忙しいので、翻訳の受...
翻訳専用PC購入の前に「きょうだいリスク」を考える