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確定拠出年金(iDeCo)が65歳まで延長されそうだ

現在の勤務先でも、確定拠出年金個人型(iDeCo)を続けている。
前職と同様に退職金がない契約のため、ある程度の老後資金を自分で準備する必要がある。
今月末時点で、拠出額は 2,957,000 円で、評価額は 3,610.184 円であり、約65万円のプラスだ。

拠出できるのは60歳までなので、現在の月 23,000 円を継続すると、拠出額は約500万円となる予定。
評価額は、期待を込めて600万円と想定している。

これでも足りないと感じているので、個人年金保険で、65歳以降の10年間に年90万円受け取る契約にしている。
65歳以降は、翻訳を続けると想定して、小規模企業共済を75歳まで積み立てて、その後の年金にしようと計画している。少し余裕があれば、つみたてNISAで75歳以降に受け取る金額を、年20~40万円にしたいところだ。

最近は65歳まで働ける会社が増えてきたので、iDeCoも65歳まで拠出できるようになってほしいと思っていた。
すると、本日の日本経済新聞に、厚生労働省が延長を検討しているとの記事が載った。

【厚生労働省は運用成果によって年金額が変わる確定拠出年金について、掛け金を払い込める期間を延ばす方向で検討に入る。上限を60歳から65歳に上げる案が軸だ。期間が延びれば、老後に受け取る年金は増える。60歳を超えても働く人が増えているため私的年金の仕組みを充実させ、先細りする公的年金を補う。

掛け金の上限は自営業者などで月6.8万円、会社員(個人型のみ)は月2.3万円だ。加入期間が5年延びれば、会社員の場合で最大138万円掛け金を多く出せる。拠出したお金の運用期間も延び、複利効果を得やすくなる。】

この制度変更が行われれば、65歳時点で700万円以上の老後資金を準備できそうだ。

製薬メーカー子会社が解散したとき、私の退職金はゼロだったが、親会社からの出向社員は4000万円近くもらった人もいたそうなので、700万円とは少ない金額だが、何もないよりはましだし、拠出期間中の所得控除があるのでよしとしよう。

iDeCoの拠出金は、全額が所得控除に使えるため、税制改正との調整が必要かもしれないが、公的負担だけでは現在の給付水準を維持できないので、65~75歳の10年間だけでも、年70万円収入が増えるのだから、少しは安心できそうだ。

テーマ : マネー・貯金
ジャンル : ライフ

米ドル建て翻訳料金を換金して最後の奨学金返済に充当しよう

(最終チェック・修正日 2018年09月05日)

大学院修士課程の2年間、日本育英会、現在の日本学生支援機構の奨学金をもらった。
当時は、返済が免除される高校教員または大学研究職を希望していたので、この年まで返済を続けることは想定していなかった。

無利子の時代だったので、それに博士課程の3年間は返済義務のない別のお金をもらったので、奨学金貧乏にはなっていないが、年間12万円の返済であっても、その分が積立投資に回せないので、ライフプランにある程度の影響はあったと思われる。

今年でようやく返済が終了するので、つみたてNISAまたは中小企業共済で月1万円の積立をしようと思っているが、弟への仕送りがあって来年の予算も10万円以上の赤字なので、まだ決めていない。

とりあえず、今年12月に支払う12万円を確保することを考えよう。
個人年金保険の年払いも12月に約16万円あるので、今のうちに両方とも考えておく方がよいだろう。

個人年金保険は、医薬メーカー子会社で勤務しているときに加入したもので、生命保険会社2社で、それぞれ1契約ずつ持っている。
5月に約18万円、12月に約16万円払い、65歳以降、年間合計で最低約90万円の年金として受け取れる。

その当時は、親会社の正社員よりは少なかったものの、賞与は年4か月分あり、しかも業績評価でプラス10%になったこともあるから、年間で約34万円を払っても気にならなかった。

現在の勤務先でも賞与があるが、これはクリスマス献金の他に、来年5月の年払い分と、住民税の支払いに残しておきたい。
ということで、12月に支払う個人年金保険料16万円と、奨学金返済12万円は、米ドル建て翻訳料金を換金して充当する予定にしている。

海外の翻訳会社との取引は、当初は月$300程度の予算設定であったが、予想外に多くなる月もあり、既に換金したり Union Bank に出金した分を除いても、9月末の Paypal 残高は、約$2500になる予定だ。

最近のレート1$=108円で計算すると約27万円となる。
これに1万円足すのは、それほど困難ではないので、12月に必要な約28万円は確保できたと考えてもよいだろう。

年末の為替レートは予想できないので、9月初めに約12万円分を換金して、大和ネクスト銀行の期日定期預金を12月27日満期で作成しよう。
12万円だと、金利 0.100% でも、奨学金返済時の手数料30円を利息で稼ぐことができないが、何もないよりはましだ。

今年は運よく海外の翻訳会社の仕事があったので支払えるが、来年はどうなるか不明なので、弟が一日も早く目覚めて、社会保険のある仕事に就くように祈りたい。

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テーマ : 雑記
ジャンル : ファイナンス

スルガ銀行の口座解約について今年中に検討しよう

スルガ銀行ANA支店で口座を開設したのは、約10年前の2009年1月であった。
給与振込などでANAマイルが貯まるし、預金金利も高めで、しかも使えるATMが多いので、利便性が高いと判断した。
また、VISAデビットカードが使えるのも便利ではないかと感じた。
www.surugabank.co.jp/ana/

現在は、VISAデビットカードが使える店での一般的な買い物の決済の他、保険掛け金や公共料金の支払いに使っている。
スペシャルギフト付き定期預金は、年利 0.110% と少し高めなので、10万円のみだが継続している。
積立定期は月1万円で継続しており、家電の買い替えや、年金保険の年払いに備えている。

ANA支店のサービス内容には、それほど不満はないのだが、今年になって大騒ぎになっているように、不正融資問題があるため、口座解約について今年中に考えたい。

本日8月29日の日本経済新聞電子版によると、責任を取って会長・社長・専務が全員辞任することになったそうだ。

【スルガ銀行はシェアハウスを含む投資用不動産向けの不適切な融資が横行していた問題の責任を取り、3人いる全ての代表取締役が辞任する人事を固めた。創業家出身の岡野光喜会長(73)のほか米山明広社長(52)と白井稔彦専務(64)が9月中にも辞める方向だ。経営責任の所在に区切りをつけ、審査書類の改ざんなどで揺らいだ経営の見直しに向け動き出す。】

これから不正が行われない銀行に生まれ変わるのかもしれないが、ANAマイルがもらえることと、他行宛振込手数料月10回無料を除いて、スルガ銀行のメリットを感じなくなってきたので、解約するか、休眠口座にするか、検討しよう。

10年前は取り扱いが少なかったVISAデビットカードだが、三井住友銀行で作成することにしよう。
公共料金や保険の口座引き落としも三井住友銀行でまとめて、ポイントをもらえばよいかもしれない。
または、家賃振込で使っている横浜銀行にまとめることも考えている。

口座引き落としの手続きは、まとめてオンラインで済むものもあるが、確定拠出年金はコールセンターに電話して変更届を請求するところから始めねばらなず、面倒なことも多い。

まずは、年内に引き落とし口座変更を済ませてから、スルガ銀行の口座解約を検討することにしよう。

不正が全くない銀行を探していたら、どこも見つからないかもしれないので、どこかで妥協しなければならないだろう。ただし今回のスルガ銀行は、書類の改ざんがあったので、便利なサービスを提供していたとしても、抗議の意味で、解約して意思表示すべきだとも思っている。

弟への仕送りで、来年度予算も約10万円近い赤字の予想なので、銀行口座のことなど、結局は後回しになるかもしれない。
遅くとも、確定申告を済ませた2月下旬には考えたい。

テーマ : 銀行口座開設
ジャンル : ファイナンス

「宗教が果たすべき役割」(島薗進・上智大学教授・「東洋経済」2018年9月1号)

本日発売の経済誌 「東洋経済」2018年9月1日号の特集は、「宗教 カネと権力」である。
store.toyokeizai.net/magazine/toyo/20180827

経済誌なので、宗教法人の税制優遇や、財務諸表が非公開のことが多いという指摘、そして宗教職の労務管理や社会保険加入の話題など、いろいろな情報が並べられている。

私が会員であるプロテスタント教会では、会計担当の役員がきちんと管理しているため、使途不明金もないし、将来のための積立金も、ある程度確保してある。
ただし、少子高齢化の影響で、会員の献金額が年々減少しており、このまま若い人が入ってこなければ、10年後には活動範囲を縮小しなければならないかもしれない。

49ページにキリスト教系の大学の一覧が示されて、人気のある有名ミッション系大学もあるのに、信徒は増えない。
日本でクリスチャンが増えない理由はいろいろと指摘されているが、「ゴリヤクがない」ということも一因と言われている。
イエス・キリストを信じても、お金持ちになれるわけでもなく、病気が治るわけでもなく、志望校に合格するわけでもない。

やはり宗教は、現世の利益追求ではなく、「魂の救済」 を目的にしたものではないだろうか。

特集記事の最後、63ページに、それでも宗教が果たすべき役割はあるという島薗進・上智大学教授のインタビューが掲載されている。

島薗教授は、上智大学グリーフケア研究所の所長でもある。
研究所のHPは次の通り。
www.sophia.ac.jp/jpn/otherprograms/griefcare/index.html

また、興味のある方は、日本キリスト教団出版局の雑誌 「信徒の友」9月号の特集、「病と信仰 神はどこにおられるのか」 も併せて読んでもよいだろう。

インタビュー記事では、初めにオウム真理教を含む暴力的な宗教団体について振り返り、そして最近では、社会転覆を謀る発送よりも、個々人のスピリチュアルな思考を中心にしているところが多いという分析を紹介している。

島薗教授が懸念しているのは、日本会議に代表される、右派の国家主義的主張をする勢力の台頭である。
現代は、IS(イスラム国)やトランプ大統領の支持基盤と言われる草の根保守など、排他的な右派が出やすい時代だという。

最近の道徳教育の変化を見て、私も危惧を抱いているため、右派の台頭についての記述を引用しよう。

【よく日本は無宗教というが、終戦までは天皇陛下の前に深くぬかずつという時代だった。そうした戦前の国家主義的な思考が日本には根強く残っている。日本人は軽く見がちだが、宗教と政治はかなり大きく重なりやすいと自覚する必要がある。】

私は最近のブログ記事で、宗教の教員免許を取得しようという気持ちが生じていることを書き、教会で数名の方にも相談しており、牧師とも今後の生き方について相談するつもりだ。
日本は教育基本法の改悪も含めて、じわじわと右傾化しており、このままでは基本的人権も無視されるような社会になりそうだ。
そのため、理科と宗教の2分野の教員免許を持つ私が、キリスト教系の学校で生徒たちを守る防波堤になるべきではないかと考えている。


記事では最後に、宗教こそが果たせる役割の1つとして、医療とケアの分野を挙げている
人口減によって集団としての力は落ちても、文化的な影響力はある程度維持されると予測しており、宗教の重要性を意識している学生もいる。

特に医療の現場では、死生学的な側面や緩和ケアの重要性が高まっており、自然科学では対応できない精神性の役割がより大きいと見られている。
宗教者が医療やケアなどの異なる分野で活動することも増えている。
上智大学のグリーフケア講座の受講生は、約4割が看護師だという。
患者の死に立ち会うこともある看護師は、ケアにおいて宗教の重要性を理解していると思われる。

記事の最後の部分も、そのまま引用しよう。

【経済発展期の宗教は、富の拡大と個人の幸せを重ね合わせて考えてきた。両者間に距離を取ることができないのが弱点だった。これからの宗教は一般の社会生活にかかわりを持つのが自然で、宗教こそが果たせる役割があると感じる人は増えている。

私も教会の中で、科学者と宗教の関係や、障碍者の姉、そして骨髄バンクでのドナー体験など、キリスト教の視点から話をする機会があったが、教会の外にいる人々に対して、現時点では残念ながら、ほとんど発信していない。

教会での礼拝を中心とする伝統的な信仰生活を重視する人もいるが、私は元々高校教員志望だったためなのか、教会の外でイエス・キリストの言葉を必要としている苦しんでいる人のそばで活動すべきだと思っている。

それならば、社会活動を積極的に行っている教会に移籍すればいいと言われそうだが、日曜日は今の教会の活動をして聖書に向き合い、平日は一般の社会生活の中で、必要とされる所へと派遣されるという信仰生活が合っていると思う。

このまま翻訳者として80歳まで働くのか、それとも55歳前後で非常勤講師になるのか、あるいは博物館などの職員となるのか、または大学の聴講生として神学を学ぶのか、どの道が示されるのか、毎日問いながら生活しよう。

テーマ : 聖書・キリスト教
ジャンル : 学問・文化・芸術

【聖書でドイツ語】 (目が見えないのは)神の業(わざ)がこの人に現れるためである


私の姉が障碍者ということで、先祖の祟りだという人もいたし、遠くに住む親戚を訪ねたときは、「親戚に障碍者がいると島中に知られると困る」と、訪問を快く思っていないことを告げられたこともある。

姉の分も、私は二人分勉強するつもりで努力して、博士号を取得してドイツ留学もしたが、「姉が障碍者なのに、弟が博士などあり得ない」と信じない人もいた。

それでも、辛い体験をした近所の方が、毎日楽しそうに生活している姉を見て、「まるで、ひまわりみたいに明るい人だ。こんな人に出会えてよかった」 と、母に伝えた。
ダウン症の姉が癒しの賜物を持っていることが示され、これが私のキリスト教信仰のコアを形成する1つになっている。

教会で姉のことを話したとき、ヨハネによる福音書第9章の「生まれつきの盲人をいやす」を引用した。
神に対して罪を犯すと、本人やその子孫に病気や障碍がもたらされると考えられていた。
しかし、イエス・キリストは、「神の業(わざ)が現れるためである」と、まったく異なる価値観を提示した。
この言葉に救われた障碍者とその家族の話を聞くこともある。

詳しい話はここでは省略し、それぞれが神の業とは何かを考えるきっかけにしたい。

ヨハネによる福音書第9章1~5節
1 Und Jesus ging vorüber und sah einen Menschen, der blind geboren war.
2 Und seine Jünger fragten ihn und sprachen: Rabbi, wer hat gesündigt, dieser oder seine Eltern, dass er blind geboren ist?
3 Jesus antwortete: Es hat weder dieser gesündigt noch seine Eltern, sondern es sollen die Werke Gottes offenbar werden an ihm.
4 Wir müssen die Werke dessen wirken, der mich gesandt hat, solange es Tag ist; es kommt die Nacht, da niemand wirken kann.
5 Solange ich in der Welt bin, bin ich das Licht der Welt.

1 さて、イエスは通りすがりに、生まれつき目の見えない人を見かけられた。
2 弟子たちがイエスに尋ねた。「ラビ、この人が生まれつき目が見えないのは、だれが罪を犯したからですか。本人ですか。それとも、両親ですか。」
3 イエスはお答えになった。「本人が罪を犯したからでも、両親が罪を犯したからでもない。神の業がこの人に現れるためである。
4 わたしたちは、わたしをお遣わしになった方の業を、まだ日のあるうちに行わねばならない。だれも働くことのできない夜が来る。
5 わたしは、世による間、世の光である。」

sündigen 自動詞 (haben 支配) (…に対して)過ちを犯す: gegen <wider> Gottes Gebot sündigen 神のおきてにそむく
Werk n. -es (-e) / -e 行い,行為,所業;(神の)みわざ

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

納品後に連絡がない翻訳会社に問い合わせメールを送ってみた

【最終チェック・修正日 2018年09月12日】

先月、9年前に登録した翻訳会社から初めてドイツ語論文の和訳案件を受注した。
既に納品したのだが、受領の連絡がないまま、26日が経過してしまった。
当初は、クライアントの検品が遅れているのかと思っていたが、お盆休みを過ぎても何も連絡がないのはおかしい。

ある翻訳者のブログでは、この翻訳会社の会社名だけではなく、メール本文も公開して、対応が失礼であったため、取引をしなかったことが書かれている。

私に対する問い合わせメールの文面を見ても、ビジネスマナーにうるさい人ならば、取引しないという決断をすると思われる。
ただ、政府機関や地方自治体の事業の落札情報に掲載されているため、この会社の様子を知るためにも、1回だけならば試しに受注してもよいかなと思った。

翻訳を開始してから、定訳のない専門用語の扱いについて問い合わせたときは、2日後に返信があったので、それほど不安にはならなかった。
そのため、受領の連絡がないとは予想外であった。

来月まで放置しようかと思ったが、念のため今日、クライアントの検品が終了したのかどうかをメールで問い合わせた。

今後の対応については、他の翻訳者の参考になるかもしれないので、内容をぼかしながら追記するか、新記事として投稿する予定だ。

他の翻訳会社でも、担当者が多忙なためか、受領の連絡が来ない場合もあるが、その代わりに数日後に、決定した翻訳料金を記載した最終的な発注書が送られてくる。

今回の翻訳会社の場合、和訳の文字数で料金が決定するため、翻訳開始時にどれだけの報酬になるのかは不明であった。
納品時の文字数で概算すると、1万円を少し超えるくらいだが、検品後に確定した文字数で再計算しなければならない。
受領の連絡がないということは、翻訳会社が文字数をカウントして、料金を計算してくれるのだと、現時点では思っている。

月末締めということなので、納品した7月末では検品が終わっていないから、8月末締めで計算すると推測している。
それならば、9月第1週には翻訳料金に関する連絡が来ると思うが、9月20日を過ぎても何もなければ、対応を考えよう。

また、この翻訳会社に登録した情報は9年前のものなので、住所などを更新してもらわないといけないし、銀行口座を登録したかどうかは覚えていない。

その間に法律も変わったので、個人情報保護に関する同意書に署名してから、現住所や銀行口座の情報を提供することにしたい。

細かいことを事前に取り決める時間がなかったこともあるが、私のように試しに受注するのみで、その後取引するつもりがほとんどない場合を除いて、仕事を始める前に疑問点がないようにすべきだろう。


翻訳という仕事には、様々な人が関わっているので、当然ながら、お互いに適切なコミュニケーションが求められる。緊急時を除いて、電話連絡ということはほとんどなく、平日日中に電子メールを常時受信できるようにしておけばよい。私は主に Gmail を使用しているが、その前に使っていた Yahooメールに送ってくる翻訳会社があるため、メールタイトルや内容に 「翻訳」 というキーワードが含まれている場合、スマートフォンに通知...
納品後1週間経っても翻訳会社から連絡がない

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テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

【聖書でドイツ語】 人はパンだけで生きるのではない

出エジプト記のイスラエルの民が、荒れ野をさまよった40年という年月は、偶然かもしれないが、私にとってもある意味を持っている。
キリスト教主義の幼稚園を出てから、洗礼を受けるまで約40年かかったからだ。
社会の荒れ野をさまよって、差別やパワハラなど、様々な試練を受けた後に、身を寄せる場所としてキリスト教会に導かれた。

今は神の言葉で生きる信仰者となったが、以前の40年間の試練について、その意味を考えながら、そしてこれから何ができるのかを考える日々である。

今回引用する申命記第8章にあるように、主なる神は、こちらの都合など考えずに、一方的に試練を与えて、私を観察している。
ヨナのように逃げ回ることはやめたものの、主の訓練がこれからも一生続くのかもしれない。
それでも空腹を満たすだけのパンを食らうのではなく、命の糧である神の言葉に従う生き方ができるようになりたいものだ。
そのため、今は翻訳者だが、宗教の免許を取得して、教育の場に戻ることも検討している。

申命記(Deuteronomy)第8章2~5節
2 Und gedenke des ganzen Weges, den dich der HERR, dein Gott, geleitet hat diese vierzig Jahre in der Wüste, auf dass er dich demütigte und versuchte, damit kundwürde, was in deinem Herzen wäre, ob du seine Gebote halten würdest oder nicht.
3 Er demütigte dich und ließ dich hungern und speiste dich mit Manna, das du und deine Väter nie gekannt hatten, auf dass er dir kundtäte, dass der Mensch nicht lebt vom Brot allein, sondern von allem, was aus dem Mund des HERRN geht.
4 Deine Kleider sind nicht zerrissen an dir, und deine Füße sind nicht geschwollen diese vierzig Jahre.
5 So erkennst du ja in deinem Herzen, dass der HERR, dein Gott, dich erzogen hat, wie ein Mann seinen Sohn erzieht.

2 あなたの神、主が導かれたこの四十年の荒れ野の旅を思い起こしなさい。こうして主はあなたを苦しめて試し、あなたの心にあること、すなわち御自分の戒めを守るかどうかを知ろうとされた
3 主はあなたを苦しめ、飢えさせ、あなたも先祖も味わったことのないマナを食べさせられた。人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きることをあなたに知らせるためであった。
4 この四十年の間、あなたのまとう着物は古びず、足がはれることもなかった。
5 あなたは、人が自分の子を訓練するように、あなたの神、主があなたを訓練されることを心に留めなさい

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

【聖書でドイツ語】 文頭の「穴埋め」をする相関詞としての es

代名詞 es には、人称代名詞の他にいろいろな用法がある。

その1つに「後続の語句を先取りする相関詞 es」がある。
ここでは、名詞・代名詞を先取りして、文頭に「穴埋め」として置かれる例を紹介したい。

「改訂版 必携ドイツ文法総まとめ」、白水社、85ページから。
a) Es passierte heute Morgen ein schwerer Unfall. けさ大事故があった。
b) Es war niemand zu Haus. 誰も家にいなかった。

在間進、「改訂版 詳解ドイツ語文法」、大修館書店、207ページでは、もう少し詳しく解説している。

【文頭に置く適当な文肢(=テーマ)がない(たとえば新しい情報を担う主語を文中に置く)場合、定動詞(定形)第2位の原則を守るため、文頭に es を置くことがある。この es を「穴埋めの es」と呼ぶ。
 文頭に es を置いた文は、やや改まった調子になり、ある事柄を紹介的に報告する意味合いを持つ。】

① 出来事、存在などを表す自動詞文(動詞の形は文中の主語に呼応する)
c) Es kamen viele Gäste. 客がたくさん来た。(主語は viele Gäste であるため、動詞 kamen は3人称複数・過去)

この文頭の穴埋めの es の例文を、ルカによる福音書第18章9~14節 
ファリサイ派の人と徴税人のたとえ」 から引用しよう。
10節の冒頭にあり、文中の主語は茶色で示した。

人は誰でも、自分が一番正しいと思い込み、うぬぼれて他人を裁き、口汚く罵る、ファリサイ派のような存在だ。
隣人を愛することを忘れ、謙虚にもなれない者は、自分が罪人であることにも気づいていない。
最近のある国会議員の発言や、ネット上の書き込みなどでの暴言にも当てはまるだろう。
闇の力、サタンに支配されたこれらの人々が、悔い改めて、正しい光の道へと導かれますように。

ルカによる福音書第18章9~14節
9 Er sagte aber zu einigen, die überzeugt waren, fromm und gerecht zu sein, und verachteten die andern, dies Gleichnis:
10 Es gingen zwei Menschen hinauf in den Tempel, um zu beten, der eine ein Pharisäer, der andere ein Zöllner.
11 Der Pharisäer stand und betete bei sich selbst so: Ich danke dir, Gott, dass ich nicht bin wie die andern Leute, Räuber, Ungerechte, Ehebrecher, oder auch wie dieser Zöllner.
12 Ich faste zweimal in der Woche und gebe den Zehnten von allem, was ich einnehme.
13 Der Zöllner aber stand ferne, wollte auch die Augen nicht aufheben zum Himmel, sondern schlug an seine Brust und sprach: Gott, sei mir Sünder gnädig!
14 Ich sage euch: Dieser ging gerechtfertigt hinab in sein Haus, nicht jener. Denn wer sich selbst erhöht, der wird erniedrigt werden; und wer sich selbst erniedrigt, der wird erhöht werden.

9 自分は正しい人間だとうぬぼれて、他人を見下している人々に対しても、イエスは次のたとえを話された
10二人の人が祈るために神殿に上った。一人はファリサイ派の人で、もう一人は徴税人だった。
11 ファリサイ派の人は立って、心の中でこのように祈った。『神様、わたしはほかの人たちのように、奪い取る者、不正な者、姦通を犯す者でなく、また、この徴税人のような者でもないことを感謝します。
12 わたしは週に二度断食し、全収入の十分の一を献げています。』
13 ところが、徴税人は遠くに立って、目を天に上げようともせず、胸を打ちながら言った。『神様、罪人のわたしを憐れんでください。』
14 言っておくが、義とされて家に帰ったのは、この人であって、あのファリサイ派の人ではない。だれでも高ぶるものは低くされ、へりくだる者は高めれる。」

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【聖書でドイツ語】マルコ福音書の「第六時」は現在の時間で「正午」

聖書の翻訳で、時間の表記が問題になっていることがある。
特に新約聖書で、ユダヤ式なのかローマ式なのか。
この話題は、2018年末に刊行予定の「聖書協会共同訳」を見てから取り上げることにしよう。

ユダヤ式に昼間の時間を数えるときは、現在の6時から18時までに相当する時間を12等分している。
そのため、「第六時」は、現在の正午に相当するそうだ。

今回は、イエスの十字架の死の時間について、マルコによる福音書から引用しよう。

第15章33節で、全地が暗くなった時間は、ギリシャ語原文も、ルター訳でも 「第六時」で、新共同訳では、以下に示すように 「昼の十二時」、つまり「正午」。

また、続く34節で、イエスが叫ばれた時間は、ギリシャ語・ルター訳は「第九時」で、新共同訳は「三時」。

ギリシャ語原文に忠実に翻訳して、「第六時」と書いてあっても、注釈がないと誤解をまねくであろう。

他にも聖書の用語には、例えば「罪」など、日本語の日常的な意味に引きずられて、誤解してしまうものがあるので気をつけたい。

マルコによる福音書第15章33~34節
33 Und zur sechsten Stunde kam eine Finsternis über das ganze Land bis zur
neunten Stunde. 34 Und zu der neunten Stunde rief Jesus laut: Eli, Eli, lama asabtani? Das heißt übersetzt: Mein Gott, mein Gott, warum hast du mich verlassen?

33 昼の十二時になると、全地は暗くなり、それが三時まで続いた。
34 三時にイエスは大声で叫ばれた。「エロイ、エロイ、レマ、サバクタニ。」 これは、
「わが神、わが神、なぜわたしをお見捨てになったのですか」という意味である。

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【聖書でドイツ語】 女性名詞 Nacht の副詞的2格形が男性名詞扱いとなる

【最終チェック・修正日 2018年08月22日】

ドイツ語の名詞には、3種類の文法上の性、男性・中性・女性がある。
名詞はすべて、その3つの性のどれかに分類されるわけだが、実際には「文法上の性の揺れ」というものがある。

例えば、「範囲」を意味する Bereich は、私は男性名詞と覚えているが、中性名詞で使われることもある。
そのため辞書の名詞の性の表記では、「男(中)」などと、主に男性名詞だが、中性名詞でも使うことがあると明記している。

また、der Golf 「湾」と das Golf 「ゴルフ」のように、同じ綴りでも、意味によって性が変わる名詞がある。
更に、der See 「湖」と die See 「海」のように、男性と女性の組み合わせもある。
加えて、Dschungel 「ジャングル」は、主に男性名詞だが、中性でも、女性でも使われるそうだ。

こんなことを書くと、ドイツ語を勉強する気がうせてしまうかもしれないが、今回は、それを超える例外を示そう。

女性名詞の Nacht 「夜」の2格形は der Nacht であるが、副詞的用法では男性名詞扱いをする場合があり des Nachts 「夜に」となる。

des Nachts の用例は、聖書では詩編22編にみられる。

詩編22編2~3節
2 Mein Gott, mein Gott, warum hast du mich verlassen?
      Ich schreie, aber meine Hilfe ist ferne.
3 Mein Gott, des Tages rufe ich, doch antwortest du nicht,
      und des Nachts, doch finde ich keine Ruhe.

2 わたしの神よ、わたしの神よ なぜわたしをお見捨てになるのか。
  なぜわたしを遠く離れ、救おうとせず
  呻きも言葉も聞いてくださらないのか。
3 わたしの神よ
  昼は、呼び求めても答えてくださらない。
  夜も、黙ることをお許しにならない。

別のドイツ語聖書として、Elberfelder では、bei Nacht になっている。

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プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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