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前島密没後100年記念小型印

前島密没後100年小型印を押印するために、自転車で葉山郵便局と横須賀秋谷郵便局に行った。
久しぶりに、往復で約50kmのサイクリングをした。
天候が悪ければ電車とバスを使う予定だったが、晴れの予報のため、自転車に切り替えた。

目的は小型印だが、途中の休憩ポイントとして、まだ風景印を集めていなかった郵便局を設定した。

まずは大船駅前から鎌倉街道を走り、鎌倉雪ノ下局に寄った。
下に示したように、2012年発行の地方自治法施行60年記念・神奈川県の「鶴岡八幡宮と流鏑馬」の切手に合わせて押印した。

次に鎌倉浄明寺局に寄り、そして逗子方面に移動中、久しぶりの暑さのためか、上り坂の途中で気分が悪くなった。
そのため予定より早いが、そば屋に入って昼食とした。
水分と塩分も補給して、体調が回復したようなので、約1時間後に出発した。

葉山局では、事前に用意した切手に加えて、記念のフレーム切手を購入して押印してもらった。
横須賀秋谷局でも小型印を隣に押印してもらった。

その後は海岸沿いの道を走りながら、さらに3局に寄り、鎌倉市内で夕食をとってエネルギーを補充してから帰宅した。

はがきが63円になる前に、あと30~40局は集めたいものだ。


鎌倉雪ノ下    前島密没後100年小型印

テーマ : コレクション
ジャンル : 趣味・実用

原文の意味がわからないという翻訳者コメント

翻訳では、当然ながら、様々な資料を参考にして作業を進める。
私が専門の化学では、専門書や辞書をある程度揃えているが、他分野の翻訳ではネット検索に頼ることも多い。

辞書に載っていない単語に遭遇することも、翻訳者の日常である。
日本語での説明が見つからなくても、英語やドイツ語の説明を読んで、日本語訳をひねり出すのも仕事だ。

チェッカーとしての仕事をしていると時々、翻訳者から、時間切れだったためなのか、「適切な訳語が見つからなかった」や、「意味が理解できなかった」というコメントを受け取ることもある。

また、日英ネイティブ翻訳でも、原文日本語が理解しにくい場合があるので、日本人の私がチェックする必要がある。

今回の日英チェック案件では、ある測定器の使用方法の説明で、カタカナ用語が理解できなかったそうだ。

今回はあえて具体的に示すが、「プレシェアーを加えて…」という操作だ。
このカタカナ用語の「プレシェアー」が理解できないということで、英訳は "Apply pressure .." となっていた。

「プレッシャー(圧力)」ではないことは翻訳者もわかっているはずだが、何かの単語を入れないと納品できないから、無理やり pressure にしたのかもしれない。

前後の説明を読むと、「せん断(shear)」が出てくるので、「プレシェアー」は、preshear ではないかと推測した。
英語の発音により近くなるように、「プレシーア」と書いてあれば、翻訳者も推測できたかもしれない。

ということで、その測定器の英語名と preshear の両方を組み合わせて検索すると、測定方法の実演動画が出てきた。
測定器の操作方法だけを検索しても見つかったと思う。

時間が足りなかったのかもしれないが、必死に検索すれば解決したかもしれない。
調査時間が長すぎると、翻訳料金を時給換算したときに最低賃金を下回ることもあるが、信頼を得るためにも努力してほしかった。

また、これは日本語原文が翻訳されることを意識せずに書いていることも問題なのだが、技術英語としてはふさわしくない表現もみられた。

これからも化学者として、ネイティブ翻訳のチェックを続けていこう。

テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

選挙公報が届かなかった

私は選挙権を得てから、国政選挙については、ドイツ留学中、そして帰国直後を除いて、毎回投票している。
留学から帰国した年は、7月に参議院選挙があったが、私は選挙人名簿に載っていないと言われた。
国内の住所が定まったのが4月6日で、公示日が6月下旬ということで、私は3か月未満の居住だったので選挙人名簿に載っていなかった。

転職後の2000年6月に衆議院の解散があり、このときも3か月未満の居住だったので、以前の住所地の選挙管理委員会から投票用紙を速達書留で送ってもらって、不在者投票をしたことがある。

そして今回の参議院選挙では、期日前投票で、選挙区は立憲民主党の候補者に投票し、比例区は社会民主党に投票した。

投票所に寄ってから教会に行くと遅れるかもしれないので、転居後は期日前投票にしている。
20時までに投票すればよいのだが、教会で臨時の奉仕があったりすると、帰宅が22時になることもあるので、期日前投票にしている。

比例区で投票する政党はほぼ決まっているので、選挙区の候補者名と主な公約について、報道や政党HP、ポスター、そして選挙公報で確認している。

これまでは、公示日の1週間後には選挙公報が配られていたが、今回は投票前日の今日になっても届かなかった。
インターネットも含めて他の手段があるので、私は困らなかったが、届かなかった人は候補者の比較に困ったのではないだろうか。

選挙公報の配布が遅れていることについて、選挙管理委員会のページを見ても、通知は何もなかった。
数年前に、私が住んでいる区で、選挙公報が届かなかったという苦情が寄せられていた。
雨の日が多くて配布しにくかったのかもしれないが、税金を使って作成されたのだから、委託された団体は、責任を果たしてほしいものだ。

テーマ : 参議院選挙
ジャンル : 政治・経済

酢酸エチルの略称「酢エチ」を使っている特許もある

有機化学の研究をしていると、実験室でよく使う溶媒や試薬について、略称で呼ぶことが多い。
例えば、溶媒の酢酸エチルは、口頭では「酢エチ」と呼ぶ人が多い。
実験ノートに書くときは、学術論文でも使う略号の AcOEt または EtOAc、あるいは EA にすることが多い。

日本語論文で「酢エチ」と書いているものは見たことはないが、日本の特許では、「酢エチ」と書いているものが数件ある。
JAPIO 年報の次の記事を参照してほしい。
www.japio.or.jp/00yearbook/files/2010book/10_3_05.pdf

引用された他に、検索で見つけた日本の特許から例示しておこう。

JP2003-212861 の12ページ右、実験の部に、次のような記載がある。
「1時間攪拌した後、酢エチで抽出した。」

これを Google翻訳に入れて、英語にしてみた(2019年07月16日)。

すると、候補が2つ出てきた。
1. After stirring for 1 hour, extraction was carried out with vinegar.
2. After stirring for 1 hour, and extracted with ethyl acetate.

2つ目の出力で、「酢エチ」が ethyl acetate と正確に英訳されているのは驚きだ。
「抽出」に関連する語句を探して、似ている溶媒名を連想したのかもしれない。

プリエディットした「1時間攪拌した後、酢酸エチルで抽出した。」を入れると、
3. After stirring for 1 hour, extraction was performed with ethyl acetate.

日本語には主語がないので、プリエディットまたはポストエディットで補足して、.., the product was extracted with ethyl acetate. にすればよいだろう。

別の特許 JA 1998-58607 では、「酢エチ」を酢酸エチルの略称として使うことを明記している。
段落番号0012のところに次のように出てくる。
「…イソプロピルアルコール(以下IPAとする)と酢酸エチル(以下酢エチとする)の混合溶剤…」

このようなときの英訳では、プリエディットで「酢エチ」を EA にすべきだろう。
とりあえずそのまま Google翻訳に入れてみた。

4. Mixed solvent of isopropyl alcohol (hereinafter referred to as IPA) and ethyl acetate (hereinafter referred to as acetic acid)

5. A mixed solvent of isopropyl alcohol (hereinafter referred to as IPA) and (hereinafter referred acetate ethyl) acetate

もう少し短くプリエディットして「酢酸エチル(以下酢エチとする)」だけを入れてみた。
6. Ethyl acetate (hereinafter referred to as vinegar ethi)
7. Ethyl acetate (hereinafter referred to as vinegar ethyl)

さらに短くして、「以下酢エチとする」だけを入れてみた。
8. The following is vinegar
9. Or less vinegar ethyl

全くダメなので、最初のプリエディット方針である「酢酸エチル(以下EAとする)」を入れてみた。
10. Ethyl acetate (hereinafter referred to as EA)

これは、プリエディット-機械翻訳-ポストエディットという、これからの翻訳者の働き方の見本になるだろうか。


テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

翻訳会社経営者ならばビジネスマナーも身に着けてほしい

私は翻訳会社の社内翻訳者として勤務しているが、フリーランス翻訳者の登録数は社員の数倍だ。
フリーランスの場合、専属契約の人もいるが、たいていは複数の翻訳会社に登録しているものだ。

私もこれまで10社以上と仕事をしてきて、現在は副業としてであるが、3社との取引を継続している。
これまでも、単発の募集で、その1回のみの取引ということもあった。
また、1回取引してみたところ、その翻訳会社の対応に不信感を持ったので、今後は取引しないことに決めた場合もある。

翻訳会社には東証一部上場企業もあれば、個人経営の小さな事務所もある。
仕事がもらえるならば規模は無関係だが、料金も含めてトラブルは嫌なので、新規取引の開拓は慎重になる。

今週、ある翻訳会社経営者のリクルート活動に遭遇したが、ビジネスマナーに疑問点があったので、問い合わせすることもやめた。

月に1回、会社経費で特許翻訳講座に参加している。
毎日の仕事で学ぶことも多いが、フリーランスの方も含めて、翻訳者が一堂に会して訳文の検討をするのも勉強になる。

その講座が始まる数分前に、新しい参加者と思われる男性が入ってきた。
メールアドレスとQRコード付きの紙を配布し始め、特許庁審査官の経験があり、現在は特許翻訳の事務所を経営していて、翻訳者を募集しているという話を始めた。
私たちは、今日から講座に参加するので、自己紹介をしているのかと思って聞いていた。

しかし、講座を開設している協会事務局の職員が気付いて声をかけると、講座参加者ではなく、勝手に入室してリクルート活動をしていたことが判明した。

職員に名刺を渡して説明していたが、事前に訪問の約束もせずに、受付に寄ることもなく、教室に入ってリクルート活動をするのは、ビジネスマナーを知らないと言われてもしたかない。

QRコードを読み取ってアクセスすると、弁理士ナビの本人の情報が出てきた。
経歴は本当のようだが、実際に取引をしたときに、何かトラブルが生じるような気がした。
次回、講座参加者とも話してみよう。

テーマ : ビジネス
ジャンル : ビジネス

ダウン症の姉の老後のために家族信託は可能だろうか

ダウン症の姉も保険に加入しているが、本人は内容を理解できないので、母が代理で契約し、死亡給付金受取人は私になっている。
それで私も契約内容を把握する必要がある。

そのうち1つは、今はもう類似の保険商品はないと思うが、祝い金付き定期保険だ。
主契約の死亡・高度障害の保険金は1000万円で、月約1万4千円の掛金は母が払っていて、15年満期である。
祝い金は、3年ごとに10万円と、58歳の満期時に100万円を受け取ることができる。

15年間に約250万円の掛金を払って、祝い金は合計で140万円だから、約6割弱が戻って来る。
2回ほど入院して保険金請求しているが、祝い金のない医療保険の方が毎月の掛金は少なくなるはずだ。
この保険が満期になったら、今度は私が医療保険を選ぶことになるだろう。

もう1つ、個人年金保険を契約している。
姉自身が毎月1万2千円を払い、65歳から10年間、年額約31万円の年金が受け取れる。
国民年金が年間約78万円、約3年間正社員だったときの厚生年金が年5万円とすると、個人年金との合計は年約114万円。
農林年金の遺族年金分はどうなるのか、また、かんぽ生命もあったはずなので、後で確認してみよう。

それでも生活費が足りないかもしれないので、上述の祝い金も含めて、何か運用を考えないといけない。
障害者を対象とする福祉定期は限度額になっているはずなので、個人向け国債でマル優を利用したい。

ただし、この低金利ではマル優を利用しても利子所得はそれほど増えない。
それに、キャンペーン金利の定期預金作成時に、ペイオフを理解できないという理由で断られたので、個人向け国債も無理かもしれない。

ということで、姉を説得して家族信託にして、私が代わりに投資すべきだろうか。
障害者年金を受給していてもiDeCoは可能だし、つみたてNISAも利用できるだろう。

今は母が管理している賃貸アパートは、共同名義であるが、2~3年後にはこれも家族信託の形式で私が引き継いで、家賃収入の一定額を母と姉に渡すことになるだろう。
または、例えば、家賃収入から月3万円を姉名義のつみたてNISAで運用してもよいだろう。
そして個人年金保険が終わる75歳以降に、つみたてNISAを売却して年30~40万円を充当できると期待される。

社会保険労務士に合格した弟には早く自立してもらって、仕送り負担分はこれから積み立てて、自分と姉の老後に使えるようにしたいものだ。

テーマ : 生命保険・損害保険
ジャンル : ファイナンス

信仰の友のために祈る

日曜日の礼拝の最後で教会員の近況などの報告では、高齢の方が入院したり、手術をしたという連絡もあり、それぞれの日々の祈りの中で、そして祈祷会のときに、神による癒しや回復を願うことがある。

また、5月に読んだ「『欠陥だらけの子ども』と言われて-出生前診断と愛情の選択」(サンドラ・シュルツ著、山本知佳子訳、岩波書店)では、子どもの手術の時に、友人にSMSで、守護天使に祈るように頼んでいるところが書かれている。

そのようにメールで祈りを頼まれることがあるのだろうかと考えていたところ、今朝、別の教会の方からメールが届いた。
共通の信仰の友が手術を受けることになったので、その手術の時間に合わせて祈ってほしいとのことだ。
勤務時間中に休憩をとるので、手術の時間に合わせて、5分くらいの祈りを2回行った。
また、手術が無事終わったという知らせの後には、回復が早まるようにと祈った。

手術を受けた方は、数年前に私の教会から別の教会に移った方で、4年間ぐらい一緒に活動した。
お互いにそれぞれの教会での奉仕が忙しいため、年に1回くらい会えばよい方だ。

先月、約1年ぶりに会食したときは、元気そうだったので、急に手術と聞いて驚いた。
お祈りパワーを増やそうということで、私の教会で以前、その方と特に親しくしていた方にもメールを送って、一緒に祈ってもらった。

祈りがどのような効果があるのか、はっきりしない点もあるが、不安な気持ちになっている信仰の友を安心させることはできるだろう。

そういえば、「祈りのちから」という映画もあった。
www.bd-dvd.sonypictures.jp/inori-chikara/
いつか観ようと思う。

テーマ : 聖書・キリスト教
ジャンル : 学問・文化・芸術

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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