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教会の奉仕のためにドイツ語和訳案件2件を断ったが

(最終チェック・修正日 2019年11月04日)

高齢化社会の日本では、キリスト教会でも同様に、若手の働き手が足りない。
ということで、毎週日曜日に欠かさず礼拝に出席している私は、聖歌隊だけではなく、他の様々な委員会や行事の担当もすることになる。

まだ責任者にはなっていないので、決められた担当の奉仕を淡々とこなすだけだが、それでもいろいろなことがあり、肉体的にも精神的にも疲れてしまう。
平日の本業に影響しないように気を付けているが、もし何か大変なことが起きれば、教会に行かないという選択肢も考えなければならないだろう。

この土日は、教会で毎年行うバザーの奉仕をした。
平日は手伝えないので、バザー前日の土曜日と、当日の日曜日の2日間に奉仕を、例年通りに行った。

土曜日の午前10時少し前、これから作業を始めようしていたら、海外の翻訳会社からドイツ語和訳の問い合わせメールが届いた。
28日朝の納期なので、土日に作業できないし、既に11月納期の仕事を受けているので、すぐに対応不可能のメールを返信した。
約$200の売上を失うわけだが、できないことを受注するわけにはいかない。

すると昼休みに、別の案件の打診メールが届いた。
ワード数は600くらいだが、やはり無理なので、すぐに断りのメールを返信した。

日曜日には無事にバザーが終わって、夕礼拝も出席して心を落ち着けてから、帰宅前に数人でビールを飲みながら歓談した。

すると今日、1件目の案件が、納期を30日に設定し直したということで、再度打診があった。
しかし、11月納期の案件を受注済みということで対応できないことに変わりはなく、チェックならば可能かもしれないと返事をした。

1時間くらいして返信があり、他の翻訳者が見つかったようで、翻訳済みファイルが30日朝10時くらいに届くので、その日のうちにチェックを終わらせてほしいそうだ。
その日の夜には別の用事があるので、納品が夜23時くらいになることを告げた。
明日には返事が来るだろう。

機械の取扱説明書や部品のカタログなど、機械翻訳でまだ置き換えられてない人手に頼る仕事がまだあるようだ。
日本国内の翻訳会社に登録しても仕事が少ないと思っている人は、海外の翻訳会社と取引してはどうだろうか。

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自動車関係のドイツ語和訳案件を受注することにした

9月以降にドイツ語特許和訳の案件が増えたため、英語案件よりも作業時間が多くなった。

ドイツ語翻訳者としてのキャリアを積みたいので、希望した状況なのだが、工作機械に関する調べものが多くて疲れたためなのか、ケアレスミスが目立った。

エディタに表示する文字を大きくするか、枚数が多くなっても紙に印刷してから推敲する方が、うっかりミスを見つけやすいかもしれない。
紙ベースで翻訳していた15年くらい前のことを思い出すと、関係代名詞と対応する先行詞を赤ペンでマークして線で結ぶなど、推敲時にも構文を確認しやすいようにしていた。

そんな反省をしているときに、海外の翻訳会社から自動車関係のドイツ語和訳案件の打診があった。
1万ワードを少し超えるくらいの分量の案件で、スケジュールが空いているかどうかの問い合わせだ。

明日の祝日から始めるとしても、今月の土日は教会バザーの奉仕もあるので、11月になってからの納期を提案した。
チェッカーならば4営業日あれば可能とも回答した。
すると、他の翻訳者が見つからなかったのか、私の提案した2週間以上も先の納期でもよいということになった。
ヨーロッパとは時差があるので、寝ている間にファイルが準備されて、明日起きたら作業が開始できる状態になっているだろう。

特許以外にも、マニュアルなどのドイツ語和訳のキャリアを積むために、可能なスケジュールならば受注する方針だ。

翻訳料金は概算でUS$1200程度だ。
1$=105円と仮定すると、12万円を超える。
来年5月に住友生命の個人年金保険の掛金に約18万円が必要なので、これを充当したい。
6万円足りないが、来年4月からは弟への仕送りを停止するので、2か月で6万円を用意することは可能だろう。

ドイツ語翻訳では、自動車や機械の分野の仕事が多いので、興味のある人は参入してほしいものだ。

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知的財産翻訳検定を受験中にいろいろなことが起きていたようだ

今日10月20日日曜日は、第29回知的財産翻訳検定だった。
www.nipta.org/Exam_J.html

私が受験したのは、午前の1級化学・英日で2回目、そして午後のドイツ語和訳で3回目である。
化学の博士号を持っていて、ドイツ留学を2年もしたのに、どちらもまだ合格していない。
合格するには、ほぼノーミスであることが必要であろうと思われ、合格者がゼロという回もある。

日曜日は教会の奉仕があるので、本音を言えば、土曜日に検定試験を実施してほしいものだ。
土曜日に働いている人もいるので、私の都合だけで変更できるものではないが。

クリスマスやイースターの時期ではないものの、日曜日の教会では、聖歌隊や委員会の仕事があり、今月はバザーなどの行事の準備もある。

教会会員の年齢構成は70代以上に偏っており、奉仕ができる人数は限られているから、私が1人休むだけで困ることになる。
気になって集中力を欠くためなのか、ケアレスミスが発生して、合格しないのかもしれない。

特に今日は、11月3日の礼拝で歌う讃美歌の最終練習日だったので気になってしまった。
バスの私が欠けた状態というのは、1人だけでもバランスが崩れていたかもしれない。
当日朝の直前練習で合わせることにしよう。

試験があると朝礼拝には出席できないので、今日も18時半からの夕礼拝に出席した。
移動時間を考えると、16時40分までにドイツ語の回答を提出する必要がある。
つまり、試験時間が17時までなのに、その前に見直しも含めて早めに処理し、メール添付で提出して出発しなければならないのだ。

そのため、今回はなんとか両方とも合格して、来年は教会の活動に専念できる日曜日になってほしいものだ。

ところで、この試験を受けている間、そして教会に行っている間に、翻訳業界ではいろいろなことが起きていた。

24日に横浜で行われるJTF翻訳祭では、機械翻訳に関する発表もあるためか、特に台風19号のときの防災メールに関する機械翻訳の誤訳問題で、様々な意見が飛び交っているようだ。

翻訳作業の一連の工程のうち、一番最初の工程のみで、内容の確認をせずに公開したことが問題である。
体制の充実だけではなく、機械翻訳ソフトだけで翻訳の全工程が完了することはないことを、強調すべきだろう。
また、防災メールなどでは、定型文を予め作成することも可能だろうから、日時や地名を空欄にしたテンプレートを準備してもよいだろう。

また、ある異様な翻訳講座に関する話題も、ネット上で議論となっている。
英語能力が低くても、ネット検索を駆使すれば、誰でも年収1000万円が可能になるというものだ。

翻訳の仕事を安定して受注するには、3年くらいは我慢して勉強する必要があると思うのだが、すぐに稼ぎたいという人が騙されているそうだ。

新しい外国語学習メソッドを開発しているならば、まあ研究ということで見守ることもできるが、講師の語学力が指導者として不足していることに加えて、特にトライアル課題や翻訳レートなどの情報を共有していることが、翻訳業界のルールを無視していると批判されている。

私が関わるドイツ語や特許翻訳にはあまり影響しないようだが、翻訳者養成について、高等教育機関も含めて改善しないと、似たような怪しい講座が今後も現れるのではないかと危惧している。

私の場合は、早く知的財産翻訳検定に合格して、ドイツ語翻訳者の養成に貢献できるようにしたいものだ。

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スルガ銀行ANA支店の特別金利定期預金

スルガ銀行は行政処分を受けた後、今年3月にコンプライアンス憲章を制定・宣言した。
コンプライアンスの徹底を進めるようなので、生まれ変わることを期待したい。

ANA支店の口座からほとんどの資金を他行に移動し、給与振込や公共料金引き落としも変更した。
VISAデビットも三井住友銀行に変えたので、約1年半、一度も使っていない。

ANA支店の口座に残っているのは、スペシャルギフト付き定期預金10万円のみ。
この定期預金は今月満期を迎えるので、満期日自動解約の設定をした。

そして他行に移すつもりだったが、このスペシャルギフト付き定期預金のキャンペーン金利が発表された。
来年3月31日の預け入れまで年利0.25%である。
www.surugabank.co.jp/ana/services/fixed_gift.html

税引き後は0.199%なので、10万円預けると1年後に199円が普通預金口座に入金する。

今年のボーナスは業績変動のため半額になったので、この10万円は、個人年金保険の掛金に充当する予定で、支払日まで他行に移す予定だった。
今後の翻訳料金収入をみてから、来年3月まで待って、キャンペーン金利の定期預金を作成するかどうかを決めよう。

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検索しても見つかりませんでした ⇒ 原文誤記です

私は英日/独日翻訳者として登録している。
ドイツ語の案件に取り組んでいるときには、英日翻訳の案件が来ても同時にはできないので、代わりに外注のフリーランス翻訳者が和訳したものをチェックしている。

このチェックでの経験について、具体的な特許を示すことはできないのだが、一部改変してメモしておきたい。

そのフリーランス翻訳者は、ある化合物名について、「化学物質のデータベースなどで検索したが見つからなかった」というコメントを残していた。

その化合物そのものを示すことはできないので、以下に示した fuchsone(フクソン)の誘導体とだけ言っておこう。
調査結果を先に言えば、その特許では、suchsone と誤記していた。

請求項にも出てくる重要な化合物なので、クライアントに誤記であると伝える必要があるから、単に見つからないで終わらせずに、誤記であると断言して、正しい化合物名も見つけてほしかった。


私は有機化学の研究で博士号を持っているが、すべての化合物の慣用名を知っているわけではない。
その化合物の構造式を見ても、fuchsone という慣用名を知らないので、suchsone が誤記だという自信はなかった。

翻訳者は検索しても見つからなかったと言っているが、念のため suchsone で検索してみると、ある文献がヒットした。
その文献には fuchsone と書いてあったので、OCRで f が s と誤認されて、検索結果に反映されたのかもしれない。

更に確実にするには、IUPAC名で検索することだ。
fuchsone は、4-(diphenylmethylidene)cyclohexa-2,5-dien-1-one になる。

この IUPAC名で検索すると、次のリンク先などの化合物データベースのサイトが見つかる。
pubchem.ncbi.nlm.nih.gov/compound/287398
www.chemspider.com/Chemical-Structure.253413.html

そのサイトで構造式も確認して、特許対象の化合物は、fuchsone の誘導体であることが確定した。

PCTなので、原文誤記のまま和訳しなければならない。
suchsone を翻訳者は「サクソン」にしていた。
日本化学会の日本語名称の作り方にある字訳規準表に従うと、「スクソン」になる。

化学専門ではない翻訳者が特許翻訳をすることも多いので、専門家の私がチェックする意味はあるのだ。

また、語学能力に加えて検索能力も重要と言われるが、どういったキーワードで検索するのか、そして検索結果をどう解釈するのか、検索するにも専門分野の知識が必要だ。

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ドイツ語特許の和訳を英訳経由で行ったのだろうか?

どのメーカーの特許なのかは書けないが、工作機械のドイツ語特許の和訳をしていて、困惑したことをメモしておきたい。

ある工作機械メーカーの特許(WO)は、オリジナルがドイツ語で出願されていた。
そのメーカーの過去の出願が、日本でも出願されているかどうかを調べてみた。
機械系の専門用語の和訳を参考にするためである。

最近数年分の特許のうち、材料の加工法をキーワードにして絞り込み、3件についてオリジナルのドイツ語と和訳を比較することにした。
いくつかの専門用語について和訳を決めることができたものの、どうしてそうなるのか疑問が残った専門用語もあった。

もう一度、発明の名称に戻って確認すると、併記されている英語訳から和訳していると思われた。
さらに、明細書本文では、定訳がない用語の場合に原文を( )内に併記するのだが、ドイツ語ではなく英語が記載されていた。

その和訳をした特許事務所に確認していないのだが、翻訳者の感覚として、ドイツ語オリジナルからではなく、英訳されたものを和訳したと判断した。

だから、ドイツ語オリジナルと和訳を比較したときに、違和感があったのだ。

ドイツ語特許のうち、どのくらいの割合で英訳を元にしているのだろうか。
統計がないので不明だが、ドイツ語特許翻訳者が手配できない場合、苦肉の策として使っている場合があるだろう。
納品された和訳をチェックする側にも、ドイツ語を理解する人材がいなければ、英訳に頼るしかない。
または、英語の方がワード単価が低いので、予算の節約になると思っているのかもしれない。

ここ数年でも2回、英訳が準備できているので、この英訳を使って和訳してほしいという依頼もあった。
しかし、意味が不明の個所があったのでドイツ語オリジナルで確認すると、英訳が誤訳であった。
ドイツ語オリジナルを参照して修正したので、本来ならば追加料金が必要なケースかもしれない。

また、副業翻訳をしていた約10年前にも、外国語特許データベースのプロジェクトに参加したことがある。
入札案件で、しかも想定価格未満で落札したため、予算が限られていたこともあり、オリジナルはドイツ語なのに、英訳を使って和訳していた。
そして、英訳に疑問点があったときにドイツ語オリジナルで確認することになっていた。

私は両方理解できるからよいが、もし英語のみの翻訳者が担当していたら、ドイツ語で確認せずにそのまま納品しているおそれもある。

やはり英語以外の翻訳者が増えないと、英語至上主義の日本はだめになってしまうのではないだろうか。
機械翻訳を導入しても、ポストエディットをするためには、その言語の翻訳者が必要だ。
私もそれほど優秀とは言えないが、ドイツ語翻訳者が増えるように、積極的に関与すべきなのかもしれない。

テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

紀伊国屋書店の消費税ポイント還元は店舗ごとに確認が必要

(最終チェック・修正日 2019年12月14日)

私は書籍の購入は、ほとんど有隣堂と紀伊国屋書店を利用している。
消費税が10%になって、辞書や専門書などの出費がきつくなりそうだが、来年6月までは消費税ポイント還元5%があるので少しは楽になる。
有隣堂も紀伊国屋書店も、資本金が中小企業に相当するため、5%還元の対象企業である。

紀伊国屋書店のお知らせによると、VISAやマスターカードなどのクレジットカードブランドも対象となっている。
www.kinokuniya.co.jp/c/20191008100028.html

しかし、【上記に表示されている対象決済手段であっても、一部のクレジットカード等では還元されない場合があります。】という注意書きがあった。

いつも利用している au WALLET プリペイドカードを確認すると、ポイント還元対象であった。
wallet.auone.jp/contents/lp/cashless/description.html

紀伊国屋書店では主に BookWeb で注文して、店舗受取サービスを利用している。
すると、この店舗受取サービスにも注意書きがあった。

【店舗受取サービスをご利用の場合は、受け取り店舗の還元対象決済手段が適用されます。各店舗の店頭に掲示しておりますポスターをご参照ください。】

ということで、教会学校の遠足が終わって帰宅途中に、いつも利用している紀伊国屋書店に立ち寄った。
店頭の新書、定期購読雑誌、そしてウェブ注文の書籍の支払いをするときに、ポイント還元対象について確認した。
すると、その店舗では、クレジットカードカードブラントはすべて対象外であった。

代わりに、スイカ(JREポイント)やEdyなどが使えることがわかった。
支払いを保留して、そごう店内のセブン銀行ATMでスイカにチャージした。
紀伊国屋書店に戻って、再びレジ前の列に並び、スイカで決済した。

ポイントが付くのは来月になるため、本当に5%還元なのかどうか、その確認は忘れたころになるのかもしれない。

au WALLET にこだわるわけではないが、今年中に教会近くの紀伊国屋書店に行って、使えるかどうかを確認しよう。

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ジャンル : ライフ

台風19号の被害はなく教会の礼拝に出席した

台風19号の影響について、11日から本日まで、翻訳会社のブログに書いた。
本社は近畿地方にあるが、事業継続性の確保と首都圏での情報取集のため
に、私は横浜市で自宅勤務をしている。
昨年は大阪を台風が襲ったが、今回は逆に首都圏直撃ということで、社員の対応を書くことになった。

幸いなことに被害はなかったので、災害時の対応を書くことはできなかった。
ただ、今後のことも考えて、ネット接続ができる場所を事前に複数確認するなど、事業継続性の確保の観点で調査したい。

そして今日13日は日曜日ということで、クリスチャンの私は、渋谷にある教会の礼拝に出席する予定であった。
無理することもないが、被害に遭った人たちのために祈るということも、礼拝では大切な努めである。
また、礼拝後に行事の準備をする予定なので、いろいろと運ぶものもあり、力持ちの私が必要なのだ。

朝6時に起きて確認すると、JR東日本は動いていないが、横浜市営地下鉄が始発から運転していることが判明した。
東急東横線が止まっているが、新幹線が動いていたので、地下鉄で新横浜まで移動し、次いで品川まで新幹線で行くことにした。
品川からはバスかタクシーで渋谷に行けるだろうと考えた。

すると、関内駅を過ぎた頃に、東急東横線の運転再開を知り、横浜駅で降りて乗り換えた。
特急は運休であったが、急行に乗って渋谷に向かった。
途中で線路内の飛来物撤去作業で止まったが、数分遅れで到着。

教会には9時半前に着いた。
教会にも被害はなく、オルガン奏者も既に到着して練習していた。
いつもの3分の1程度の出席者数であった。
礼拝後に聖歌隊練習をしてから、今月の行事の準備をした。

テーマ : 宗教・信仰
ジャンル : 学問・文化・芸術

歯科医院でもPaypay決済ができるそうだ

今月になって、奥歯の詰め物が外れたために、近くの歯科医院に通院している。
急いで予約したため、支払い方法などは確認せず、初回は現金にした。

2回目の今日も現金で支払ったが、レジ横に PayPay のQRコードが掲示されていることに気づいた。
帰宅してからその歯科医院のHPを見ると、様々な決済方法が記載されていた。

現金の他には、スマホ決済として PayPay と LINE pay がある。
高額となる場合が多い自由診療では、クレジットカードとデンタルローンがあるそうだ。
また、推奨するデンタルフロスなどの物品も、クレジットカードが使えるそうだ。

私は VISAデビットカードを使っているので、1回払いのみである。
それでも、0.25% のキャッシュバックがあるので、自由診療で10万円かかるとすると、250円が戻ることになる。
歯科医院近くにATMはあるが、数万円の現金を持ち歩きたくないので、カード決済を選ぶだろう。

PayPay の場合、1.5% 分が戻るので、10万円使うと1500円分になる。
驚くほど多くないし、消費税対策の還元も医療機関は対象外なので、登録する気がほとんどない。

他の店舗で使えばよさそうだが、これまで利用してきたポイントカードがあるので、できるだけ同じポイントでまとめておきたい。

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2019年ノーベル化学賞「リチウムイオン電池」は脱原発・分散型システムへの移行を示唆する

毎年10月になると、日本人研究者がノーベル賞を受賞するかどうかが話題となる。
今年の物理学賞は宇宙に関する興味深いテーマでの受賞だったが、日本人に関係ないためか、ニュースでは簡単な扱いで終わってしまった。

本日9日発表の化学賞では、リチウムイオン電池の開発で3名の共同受賞となった。
受賞者は、ジョン・グッドイナフ(John B. Goodenough)、スタンリー・ウィッティンガム(M. Stanley Whittingham)、吉野彰。
ノーベル財団のサイトの記事は次のリンクから(英語)。
www.nobelprize.org/prizes/chemistry/2019/summary/

その1人に日本人が入っていたので、買い物から帰宅したらテレビニュースは大騒ぎになっていた。
実用化に貢献したのが吉野博士であることは認めるが、日本はすごいと言って騒ぎすぎだ。
字数の関係なのか、受賞者のうち1人の名前を省略している報道もある。

NHKの夜9時のニュースでは、リチウムイオン電池の原理を見出したウィッティンガム教授、そして電極材料の改良をしたグッドイナフ教授について簡単に触れて、最後に吉野博士が実用化を達成したと、研究の流れを説明していた。

インタビューにもあったように、リチウムイオン電池の実用化が環境問題の解決に貢献すると期待されていることが注目点である。

先のリンク先の記事の最後には次のように書いてある。

Lithium-ion batteries have revolutionised our lives since they first entered the market in 1991. They have laid the foundation of a wireless, fossil fuel-free society, and are of the greatest benefit to humankind.

ここでは化石燃料を使わない社会について言及しているが、リチウムイオン電池を使う社会とは、脱原発・分散型電源システムの社会であろう。

ノーベル賞のニュースと並んでインパクトが大きかったのは、関西電力の原発マネー疑惑だ。
原子力発電には技術的な問題もあるが、地域社会を破壊し、原発マネーに依存するいびつな社会を生み出すことが問題だ。

先月の台風被害でも明らかとなったが、蓄電池と組み合わせた太陽光発電だけではなく、天然ガスを利用した発電システムなど、特定の地域のみではあるが、停電せずに通常の生活を送ることができた例がある。

原子力発電からは撤退し、廃炉技術の確立と廃棄物減量化などに研究を集中して、その技術を世界に売ればよい。
原発を止める代わりに、補助金を使ってでも、リチウムイオン電池やNAS電池を含む分散型システムを全国に配備すべきだ。

東日本大震災の復興予算として、学校だけでなく様々な施設に太陽光発電パネルが取り付けられた。
この前例があるのだから、これから建設する公的施設には原則として太陽光発電+蓄電池のシステムを導入してほしいものだ。


21世紀になってから、日本人の自然科学系ノーベル賞受賞者が増えたためか、毎年10月初めはメディアが騒ぐようになったと思う。基礎研究から応用まで、日本が世界をリードしていることは誇りに思ってもよいが、なんだか「日本はすごい」と印象付けることに躍起になっているように感じる。加えて、受賞者が既にアメリカ国籍を取得しているのに、日本人としてカウントしようという、いわゆる国内ルールを持ち出すのも変な感じだ。新聞...
ノーベル賞の報道の方針は「日本はすごい」と印象付けることなのか


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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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