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ボーナス前だがオーストラリアドル投資を追加

私の契約でのボーナスは年2回で、それぞれ基本給の2か月分である。
ただし正社員ではないので、残念ながら基本給も少なめで、しかもボーナスは1か月分以上の差がある。
また、退職金がない契約なので、確定拠出年金個人型で自分で用意しなければならない。
それでも足りないことは明白なので、いろいろと投資をして、老後に備えなければならない。

雇用延長で65歳まで働くとすると、正社員より少ないボーナスではあるが、うまく運用すれば最低限の生活は大丈夫だろう。
また、副業の翻訳では、最低でも年間50~70万円は稼げると仮定すれば、ボーナスが1回分増えたとも言える。

ということで、冬のボーナスの運用の前に、手持ちの資金と、先月末に入金した翻訳料金で、オーストラリアドル投資を追加することに決めた。
既発のディスカウント債券2種類を大和証券で、加えて、9月末に設定された豪ドル建て投資信託を三井住友銀行で購入した。

ブラジルレアルや南アフリカランド、トルコリラなど、他にも高金利債券は発売されているが、最低購入金額を見ると現状では無理なので、10万円未満で調達できる豪ドル建て投資商品を選ぶことになった。

現時点で冬のボーナスは、奨学金返済、年払い年金保険料、学会年会費、弟への仕送りに使い、残りは定期預金の予定。
三井住友銀行で外国籍投資信託の相談をして購入したので、
1か月もの定期預金キャンペーン金利年1%が使える。
たった1か月ではあるものの、せっかくなので利用して、来年入金する翻訳料金約11万円と併せて運用を考える予定。

既発のディスカウント債は次の2種類で、どちらも最低購入単位の額面 A$ 1,000 分を購入した。
ディスカウント債ではあるが、年0.50%で利子が付く既発債券なので、購入時までの経過利子を支払うことになった。
アフリカ開発銀行(2020年10月15日満期)/表面利率 年0.50%/約定単価 64.80/経過利子 A$ 0.18/利回り年5.002%
www.daiwa.jp/products/bond/201015au.html (完売後はリンク切れになるかもしれない)

ビクトリア州財務公社(2030年11月12日満期)/表面利率 年0.50%/約定単価 41.40/経過利子 A$ 0.06/利回り年5.5282%
www.daiwa.jp/products/bond/301112au.html (完売後はリンク切れになるかもしれない)

10年後、そして20年後に A$ 1,000 となるわけだが、それぞれ約8万円程度だから、少額投資の部類に入る。
私はお金持ちではないので、どうしても少額分散投資になってしまうが、コツコツ投資という方針を続けよう。


簡単なライフプラン・シミュレーションをしても、公的年金と個人年金だけでは、生活費
が不足することは明白である。
そこで年金を補完するには、年100万円プラスを最低目標にすることになるだろう。
翻訳で70万円、株式配当などで10万円と仮定して、年20万円を債券償還で得ることも選択肢の一つである。
よく例示されるのはアメリカ国債ゼロクーポン債の利用で、退職後の毎年、満期償還になるように分散する方法だ。
失業前に利用していた方法なので、今後再開するかもしれないが、今回はとりあえず、豪ドル割引債だけにしておいた。


次に、三井住友銀行で購入した豪ドル建て投資信託とは、BNYメロン・インターナショナル・マネジメントの、「グローバル・ハイ・イールド・ボンド・ファンド(略称:グロハイ)である。
リスクが高めということに加えて、長期保有を促すためなのか、購入時手数料はなく、5年以内の保有期間で解約すると、
保有期間に応じた後払い手数料を支払うことになっている。
www.smbc.co.jp/kojin/toushin/new_fund/global_high_yield_bond.html

また、参考までに、10月29日付での月次レポートは次の通り。
www.smbc.co.jp/kojin/toushin/report/pdf/global-high201010.pdf

証券会社などが個人投資家向けに販売する債券は、格付けがBBB(S&P)以上の銘柄がほとんどで、より安全なAAA格の世界銀行債やアジア開発銀行など、信用度の高い債券が主体である。

格付け債券は人気があり、表面利率を少し低めに設定しても完売するが、その分、利息収入の魅力は薄れる。
低格付けのBやCCCといった債券は、9%を超えるような高金利が魅力だが、デフォルトリスクが高まり、よほどの余裕資金がないと手が出せない。
ということで、BBBからCCCまでの様々な低格付け債券を混ぜた投資信託を購入することにした。

今回のグロハイは、9月30日に設定され、
最低買付口数は100口で、それ以上は10口単位の買付となる。
設定日の1口当たり純資産価格は A$ 10.00 で、100口では A$ 1,000 となり、証券会社で購入する豪ドル建て債券(最低購入額面 A$ 1,000)と比較しやすい。

設定後の基準価額は、例えば、臨時レポートが出た10月12日は A$ 10.03、11月2日は A$ A$ 10.12、11日は A$ 10.23 ということで、為替ヘッジプレミアム込み最終利回り約14%で推移している。
11月15日に最初の分配基準日を迎え、分配金が支払われることになれば、25日頃に分配が行われる。

この分配金を受け取るためには、毎月15日に保有していることが条件である。
準備が遅れた私は、購入申込日が11月15日、約定日が16日となったので、初回の分配金が出ても受け取れない

今の仕事が忙しくなかったならば、先週どこかで午後半休を取得して買付できたのだが、まあこれは仕方ない。
長期保有が前提だから、1か月くらいは気にしないし、初回分配金の様子を見てから買い増しを考えることにしよう。
注:これは勘違いであった。以下の追記参照)。
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追記(11月23日):
取引履歴照会をすると、19日に現地分配金 A$ 10.00 が支払われ、26日に税引き後の A$ 8.02 が入金することが判明した(買付金額から計算すると、税引き後の年利換算は 9.47%)。
コールセンターに電話をして確認すると、「15日に購入手続きが完了してるため、受益権者である」との説明であった。
私も銀行窓口担当者も、どちらも約定日に受益権者になると勘違いしていたのだ。
銀行には担当者用の説明資料があるはずだが、どうしてこのような勘違いが発生したのだろうか。
分配金がもらえたことはうれしいのだが、今後の購入者のためにも、正しい説明をするように要望を出しておいた。
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このハイグロの買付時の注意点としては、銀行店頭での買付申込日の翌営業日が約定日となるため、実は基準価額が未定のまま申し込むことになる。
そのため申込日直近の基準価額に対して、予測される変動分を上乗せした金額で、買付仮予約をする。
私の申込日では、直近日基準価額は A$ 10.23 だったが、価格変動リスクを上乗せした A$ 10.75 で買付予約となった。

100口買付だから、
豪ドル普通預金から A$ 1,075 が一度引き落とされ、そして約定後に残額が戻ることになる。
実際の買付時基準価額は予測よりも下がった A$ 10.16 で、100口の買付金額は A$ 1,016 となった。

余分に資金を用意する必要があるというのは、価格変動する投資商品では普通のことなのでかまわない。
ただ、外貨投資では為替リスクもあるので、日本円から両替して外貨資金を調達するタイミングが難しい。
それでも高金利通貨の場合、3年も放置しておけば、利息収入で損益分岐点が円高側にかなり移動するので、購入時点の為替レートに一喜一憂しなくてもいいだろう。


ところで、カブドットコム証券が外貨MMFの取り扱いを開始し、しかも為替スプレッドが主要証券会社の中では一番低くなっている。
kabu.com/company/pressrelease/2010/20101025_1.asp

今は大和証券で、外国債券購入資金と利金・償還受け取り用に外貨MMFを利用しているが、カブドットコム証券でも外国債券を取り扱うようになったら、そのときに再検討しよう。

(最終チェック・修正日 2010年11月23日)

テーマ : 資産運用
ジャンル : 株式・投資・マネー

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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