アイスランドでの今年最初のミンククジラ捕獲は4月30日になるようだ
日本では東日本大震災の影響で、三陸沖調査捕鯨が今年から釧路沖に変更になった。
水産庁は一度確保した本予算を補正予算に回さず、他の漁業や養殖、漁港の復興よりも、捕鯨関係者の雇用を優先している。
釧路沖で年に2回調査捕鯨を行うのは初めてで、クジラ・イルカ保護団体のWDCSは、Jストックの危機だと批判している。
水産庁はそんな批判は無視し、「クジラが何を食べているのかな?」 という、優先度の低い無駄な研究に約3億円もかけている。
そして商業捕鯨をしているノルウェーとアイスランドでは、4月下旬からミンククジラ漁が始まっている。
アイスランドでは4月26日に捕鯨船1隻(KÓ - 100号)が出航し、30日には今年最初のミンククジラ捕獲をする予定とのこと。
アイスランドのミンククジラ捕鯨協会(Hrefnuveiðimenn ehf.)のHPに記載された、29日のニュースは次の通り。
www.hrefna.is/Fors%C3%AD%C3%B0a/tabid/926/articleType/ArticleView/articleId/2357/Fyrsta-hrefnan-veiist-a-morgun.aspx
既にミンククジラ数頭の群れに一度は遭遇したものの、その時はすぐに波間に消えて捕獲できなかったそうだ。
悪天候が続いていたが、30日土曜日には天候が回復するので、今年最初のミンククジラ捕獲は確実にできると期待している。
水産庁は一度確保した本予算を補正予算に回さず、他の漁業や養殖、漁港の復興よりも、捕鯨関係者の雇用を優先している。
釧路沖で年に2回調査捕鯨を行うのは初めてで、クジラ・イルカ保護団体のWDCSは、Jストックの危機だと批判している。
水産庁はそんな批判は無視し、「クジラが何を食べているのかな?」 という、優先度の低い無駄な研究に約3億円もかけている。
そして商業捕鯨をしているノルウェーとアイスランドでは、4月下旬からミンククジラ漁が始まっている。
アイスランドでは4月26日に捕鯨船1隻(KÓ - 100号)が出航し、30日には今年最初のミンククジラ捕獲をする予定とのこと。
アイスランドのミンククジラ捕鯨協会(Hrefnuveiðimenn ehf.)のHPに記載された、29日のニュースは次の通り。
www.hrefna.is/Fors%C3%AD%C3%B0a/tabid/926/articleType/ArticleView/articleId/2357/Fyrsta-hrefnan-veiist-a-morgun.aspx
既にミンククジラ数頭の群れに一度は遭遇したものの、その時はすぐに波間に消えて捕獲できなかったそうだ。
悪天候が続いていたが、30日土曜日には天候が回復するので、今年最初のミンククジラ捕獲は確実にできると期待している。
もう30日になっているが、まだ捕鯨船が帰港していないためか、正式に捕獲したというニュースは出ていない。
まだ捕獲していないが、捕鯨船が出航した時点で既に、WDCSが抗議声明を出している。
www.wdcs.org/news.php
天候の影響が一番大きいが、約50頭のミンククジラを捕獲する予定で、アイスランド国内で全て消費されている。
昨年はバーベキュー用によく売れたそうで、他にレストランでもステーキやカルパッチョが提供されている。
また、ナガスクジラは日本への輸出向けが中心だが、一部はアイスランド国内でも流通している。
ただ、人口32万人のアイスランド人のうち、日常的に鯨肉を食べる人は1%程度だという。
ということで、レストランでクジラ料理を食べているのは、半数以上が観光客であると、以前報道されていた。
反捕鯨国のイギリスやアメリカからの観光客も、ホエールウォッチング後のディナーで、クジラステーキを食べているそうだ。
政府の方針として国際捕鯨委員会(IWC)の場では反捕鯨でも、個人が何を食べるかはその人の判断で自由だ。
観光客が珍しいエスニック料理感覚でクジラ料理を食べていることについても、WDCSは苦言を呈している。
そしてアイスランド観光では、ホエールウォッチング業者だけを支援して、捕鯨関係者を助けることがないようにと訴えている。
WDCSはアイスランド産水産物のボイコット運動もしており、イギリスではフィッシュ・アンド・チップスを出す店に対して、アイスランドから輸入した魚を使わないように要望している。
EUへの加盟交渉も、アイスランドが捕鯨をやめることが前提条件になりそうなので、今後もいろいろともめそうだ。
ノルウェーの捕鯨と共に、今年もニュースをチェックしておこう。
追記(5月2日):
4月30日のニュースでは、最初のミンククジラ捕獲に成功し、5月1日月曜日の朝には市場に出るとのことだ。
www.hrefna.is/Fors%C3%AD%C3%B0a/tabid/926/articleType/ArticleView/articleId/2359/Tvr-hrefnur-veiddust-i-morgun.aspx
アイスランドではノルウェーと同様に、解体後の鯨肉を冷凍することはあまりせず、生肉ですぐに市場に出している。
ということで、どこかの調査捕鯨のようにまとめて捕獲することはなく、需要や天候の影響などを勘案しながら捕鯨船は出航する。
実際に捕鯨が始まったので、EU加盟交渉への悪影響や、アイスランド産水産物の輸入ボイコット運動の動きが気になる。
(最終チェック・修正日 2011年05月02日)
まだ捕獲していないが、捕鯨船が出航した時点で既に、WDCSが抗議声明を出している。
www.wdcs.org/news.php
天候の影響が一番大きいが、約50頭のミンククジラを捕獲する予定で、アイスランド国内で全て消費されている。
昨年はバーベキュー用によく売れたそうで、他にレストランでもステーキやカルパッチョが提供されている。
また、ナガスクジラは日本への輸出向けが中心だが、一部はアイスランド国内でも流通している。
ただ、人口32万人のアイスランド人のうち、日常的に鯨肉を食べる人は1%程度だという。
ということで、レストランでクジラ料理を食べているのは、半数以上が観光客であると、以前報道されていた。
反捕鯨国のイギリスやアメリカからの観光客も、ホエールウォッチング後のディナーで、クジラステーキを食べているそうだ。
政府の方針として国際捕鯨委員会(IWC)の場では反捕鯨でも、個人が何を食べるかはその人の判断で自由だ。
観光客が珍しいエスニック料理感覚でクジラ料理を食べていることについても、WDCSは苦言を呈している。
そしてアイスランド観光では、ホエールウォッチング業者だけを支援して、捕鯨関係者を助けることがないようにと訴えている。
WDCSはアイスランド産水産物のボイコット運動もしており、イギリスではフィッシュ・アンド・チップスを出す店に対して、アイスランドから輸入した魚を使わないように要望している。
EUへの加盟交渉も、アイスランドが捕鯨をやめることが前提条件になりそうなので、今後もいろいろともめそうだ。
ノルウェーの捕鯨と共に、今年もニュースをチェックしておこう。
追記(5月2日):
4月30日のニュースでは、最初のミンククジラ捕獲に成功し、5月1日月曜日の朝には市場に出るとのことだ。
www.hrefna.is/Fors%C3%AD%C3%B0a/tabid/926/articleType/ArticleView/articleId/2359/Tvr-hrefnur-veiddust-i-morgun.aspx
アイスランドではノルウェーと同様に、解体後の鯨肉を冷凍することはあまりせず、生肉ですぐに市場に出している。
ということで、どこかの調査捕鯨のようにまとめて捕獲することはなく、需要や天候の影響などを勘案しながら捕鯨船は出航する。
実際に捕鯨が始まったので、EU加盟交渉への悪影響や、アイスランド産水産物の輸入ボイコット運動の動きが気になる。
(最終チェック・修正日 2011年05月02日)