ネスカフェ生豆ブレンドは渋味が強すぎか?(カフェオレにすれば大丈夫)

私は毎朝6時頃に起床するが、NHKやBBCのテレビニュース、そしてネットで日経電子版やドイツ紙などをチェックしたいので、平日の朝食は簡単に済ませたい。
また、NHKラジオのドイツ語講座、「まいにちドイツ語」が朝7時からあるし、その後はシャワーを浴びて出勤するから、朝食を作る時間はないという前提で生活している。

冬は体を温めるためにも、お茶漬けにしていて、炊飯器のタイマー機能で午前6時に炊きあがるようにしていた。
ただ、気温が上がる4月頃からは、ロールパンとカフェオレという簡単な朝食に切り替えている。
ロールパンは、バターロールやライムギロール、黒糖入りロールなどで、ジャムをつけることもある。
カフェオレは、市販のペットボトル入りコーヒーと、無脂肪乳または低脂肪乳とを混ぜて、その日の気分で適当な配分で作っている。

無脂肪乳は、「タカナシおいしい無脂肪乳」の1リットルパックを、駅前スーパーの特売日に買っている。
株主優待5%割引が使えるダイエーには、1リットルパックがないので、代わりに低脂肪乳を買っている。

牛乳と同様に、ペットボトル入りコーヒーにも、それほどこだわりはない。
無糖や微糖、低糖と表示されている製品の中で、安売りしているものを選んでいる。

今月は「ネスカフェ クリアテイスト低糖」を使っているが、通販サイトで1箱12本入りの安売りをたまたま見つけたものだ。
「低糖」とはいいながらも、そのままでは甘味を強く感じるので、牛乳で薄めるとちょうどよい。

その通販サイトで関連商品として、「ネスカフェ 生豆ブレンド 微糖」という今年の新製品に気付いた。
コーヒー豆に含まれるクロロゲン酸などのポリフェノール類を、従来製品の約2倍含んでいるという。
ネスレ日本のプレスリリースは次の通り。
www.nestle.co.jp/Media/PressReleases/Pages/AllPressRelease.aspx

【…ネスレ独自の製法により「ネスカフェ」従来品に比べコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸類)が約2倍含まれ、毎日の生活の中で手軽にコーヒーポリフェノールがとれるネスカフェ 生豆ブレンド」を3月1日(火)に発売します。
…】

苦味が強いだろうと予測したが、具体的な味がわからなかったので、箱単位で買う勇気はなかった。
たまたまダイエーに寄ったところ、税込み138円で安売りしていたので、試しに1本買ってみた(実際には優待割引で131円)。
npl_ct_lowsweet_900m.png200px-Chlorogenic_acid.png  
      【生豆ブレンド 微糖】         【クリアテイスト 低糖】           【クロロゲン酸



ネスカフェ生豆ブレンドの商品紹介サイトは次の通りで、ポリフェノールのことを大宣伝している。
クロロゲン酸は焙煎やドリップ時に分解され、別の苦味成分に変化するが、生豆から抽出すれば、そのまま摂取できることになる。
nestle.jp/brand/kmb/

どうしてポリフェノールのことを強調しているのか、その理由は商品コンセプトを読むと理解できる。
美容と健康を意識している若い女性をターゲットとしており、「ビューティーの本場ヨーロッパで、女性は1日何杯もコーヒーを飲む」、という話題を示すことで、伝統あるヨーロッパ文化への潜在的憧れを呼び覚ましているかのようだ。

フランスに住む後藤久美子をイメージキャラクターとして起用したことも、若い女性層をターゲットにしていることが関係している。
化粧をしていない素顔でCM出演しているという説明で、女性たちをその気にさせようという販売戦略のようだ。
本人やネスレには失礼かもしれないが、画像をデジタル修正していないという証明をしてほしいものだ。

というのも、例えば化粧品メーカー・ロレアル傘下のランコムの広告で、ジュリア・ロバーツが43歳という年齢の割に、あまりにも美しすぎるとして、その広告を使用禁止にすべきという議論が、海外では話題になっているから。
www2.lancome.com/index.aspx
www.sueddeutsche.de/leben/verbot-von-lancme-werbekampagne-zu-schoen-um-wahr-zu-sein-1.1125478
www.afpbb.com/article/entertainment/fashion/2816913/7575356

まあその問題は今回は考えないとして、最近も、コーヒーをたくさん飲む人は心臓病・循環器系疾患になりにくいという論文も出ており、売り込みに力は入ることだろう。


それで、今回の記事で取り上げるはずだった味のことだが、そのまま飲んでみると、苦味よりも渋味の方を強く感じた
この苦味や渋味の感じ方は人それぞれなので、他の製品よりも、好き嫌いがはっきり分かれることだろう。
ネスレ日本のサイトでは好意的なコメントが大半だが、通販サイトの感想では、苦手な味で残念だというコメントもあった。

ということで、同じダイエーで購入した低脂肪乳を加えて、いつものようにカフェオレにして飲んでみた。
渋味は残っているものの、えぐみと言うほどの嫌な後味は感じなかった。
私の個人的感想では、コーヒー用クリームを加えるのではなく、牛乳多めのカフェオレにするのが一番合うと思う

自分で配分を決めるのが面倒な人は、スティックタイプのカフェオレを買うのもよいだろう。
私はまだ試していないが、ちょうどよい味に調整していると信じてもよいだろう。
d.nestle.jp/nescafe/coffee_mix/kmb_aulait_7p.html
kmb_aulait_7p.png 


ついでに北海道限定発売の、「珈琲生豆茶」も紹介しておこう(通販あり)。
nestle.jp/brand/grn/ (CM画像がすぐに再生されるため、音量に注意)
shop.nestle.jp/front/category/NescafeGreen/

ここでも、生豆から抽出したコーヒーポリフェノールで、「美活サポート飲料」と称して、飲めば美しくなれるかもしれないと印象付けている。
ドイツや北欧のモデルさんもコーヒーをたくさん飲んでいる」そうだが、ドイツに住んでいた私であっても、その相関関係・因果関係は判断できない。
それに、コーヒーを飲まないモデルの対照群が示されていないので、栄養学・食品科学関係の批判的研究者は疑いを持つだろう。

とにかく食品業界は、ポリフェノールだけでなく、乳酸菌やコラーゲンなど、健康になりそうな成分が入っている、という印象を持たせることに必死のようだ。
「トクホ」を取得しないと売り上げが落ちる、とも言われていたが、最近は「ナチュラル・天然由来」を強調するようになってきた。

ところでコーヒーについては、生産国での労働環境や農業用水の消費量、そして輸送や焙煎などで発生する二酸化炭素にも配慮しなければならない。
「ネスレの経営に関する諸原則」が厳格に守られていることを信じたいが、外国からコーヒー豆を輸入しているのだから、消費者もウォーターフットプリントやカーボンフットプリントについても意識を高めるべきだろう。
www.nestle.co.jp/AboutUs/Message/principles/Pages/principles.aspx

やはり価格は高めでもフェアトレード商品を買うか、生産国の環境保護に寄付をするなど、今できることを続けたい。

テーマ : コーヒー
ジャンル : グルメ

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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