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ノルウェー爆弾テロ・銃乱射事件容疑者宅から1トンを超える爆発物を発見

7月22日にノルウェーの首都オスロ官庁街で起きた爆弾テロ事件、そして与党労働党サマーキャンプが行われていたウート島での銃乱射事件の後、その容疑者だけでなく政府・警察の対応などに関して、ノルウェーメディアでは連日報道されている。

アネシュ・ベーリンク・ブライビッキ容疑者(Anders Behring Breivik)は素直に投降し、今は裁判所で犯行目的などの非公開聴取が行われ、先日はウート島での現場検証も実施された。
(注:容疑者名のカタカナ表記は、NRKの動画ニュースでの発音をそのまま書きとった。)

他のヨーロッパ諸国では、自らの国内問題の方が大変なので、
ブライビッキ容疑者に関して何か大きな動きがあった場合にのみ報道している。
BBCは特集ページを作っていたが、今は国内での暴動があって、更新どころではなくなったようだ。
www.bbc.co.uk/news/world-europe-14261716

ドイツのメディアは、ネオナチの動きも気になるのか、毎日ではないもののノルウェーメディアを引用して報道を続けている。
ノルウェー警察の初動の遅さを批判する記事もあったが、今日は容疑者の農場から1トン以上の爆発物が見つかったことを取り上げる。
ノルウェーNRKの動画付きニュースと、ドイツの SPIEGEL Online を引用しておこう。
www.nrk.no/nyheter/norge/1.7753950
www.nrk.no/nyheter/norge/1.7754174
www.spiegel.de/panorama/justiz/0,1518,780873,00.html

日本語報道として、時事通信の配信記事を引用しておく。
www.jiji.com/jc/c

【ノルウェー国営放送は17日、軍当局筋の話として、7月に発生した連続テロ事件のアンネシュ・ブレイビク容疑者が、首都オスロ中心部で使用したものとは別に、より強力な爆弾を用意していたと報じた。

同筋によると、ブレイビク容疑者が借りていたオスロ北方の農場から、すぐに使用可能な1~1.5トンの爆弾が発見された。オスロ中心部で使用された爆弾は、専門家の推定で950キロ程度。警察は先に、農場で爆発物を見つけ、処理したと発表していたが、詳細については明らかにしていなかった。

同容疑者は警察の尋問に対し、テロ決行当日に「別の標的」も頭にあったと供述しており、一部メディアは王宮や与党・労働党本部の爆破を計画していたと報じている。】

7月23日の朝は、いつものようにauひかりTVでBBCワールドニュースを選択した。すると、ノルウェーの首都オスロでの爆弾テロについて、首相と法務大臣の記者会見が、英語同時通訳で中継されていた。英語、ドイツ語、ノルウェー語のメディアを検索して、とんでもない凄惨な事件だと理解した。その後、ウート島(Utøya; Utoeya)での与党労働党(AUF)のサマーキャンプで、銃乱射事件が起きたと続報が入り、ノルウェー人...
ノルウェーでの爆弾テロ・銃乱射事件の容疑者は移民受入反対論者



容疑者が野菜農園を経営すると称して借りていた農場で、新たに1~1.5トンの爆発物が発見された。
5月に購入した化学肥料6トンから、7月22日に使われた爆弾と同様に製造したと思われる。

NRKの動画にあるように、家宅捜索した警察が農場敷地内で、起爆装置などを爆破処理したようだ。
容疑者の近所の男性がインタビューを受けていたが、隣の家で爆弾を作っていたなどとは信じられず、驚いているという。

容疑者はもう1つ自動車爆弾を用意して、さらに別の攻撃対象を爆破する計画だったとも言われている。
爆弾専門家の話でも、十分に破壊力のある爆弾が製造されていたと推定されている。

7月22日のテロで使われた爆弾は950キロと推測されており、それよりも破壊力が大きい爆弾が残されていた理由は、今のところまだ不明だ。
もしかすると、最初のテロで自動車爆弾の威力を実験して、残しておいた2つ目の爆弾で、よりインパクトのある対象を攻撃をするつもりだったのかもしれない。

時事通信の配信記事にある「別の標的」というのは、ウート島で演説したブルントラン元首相のことだと私は思っていたが、2つ目の爆弾を使ったテロのことを示唆していた可能性も高くなった。

しかし、
容疑者はウート島で乱射中に、自分から警察に何度も電話をしており、2回目の爆弾テロを本当に計画していたのか、それとも突然気が変わって投降したのか、裁判所での聴聞も非公開で、情報源が警察や弁護士だけという限定された現時点では、全く不明である。

容疑者の精神鑑定など、今後も様々な報道が続くことになるだろうが、こんな辛いニュースを読むためにノルウェー語を勉強するのは苦しい。
ただ、日本で報道されないニュースを知るために学ぶと決めたのだし、留学したドイツも含めて外国人排斥を主張する勢力が増してるため、ノルウェーでのテロ事件を参考資料としてチェックを続けようと思う。

テーマ : 海外ニュース
ジャンル : ニュース

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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