無許可で石垣市議などが尖閣諸島・魚釣島に上陸

沖縄県石垣島/石垣市と言うと、私はWWF会員としてサンゴ礁保護の寄付活動をしていて、「しらほサンゴ村」の村民である。
沖縄で学会があるときに、石垣島まで行こうと思っていたが、残念ながらまだ一度も研究センターを訪問していない。
www.wwf.or.jp/shiraho/

その石垣市に行政区分として所属する「尖閣諸島」は、私有地となっているが、国が借り上げている。
私有地であるし、国・海上保安庁が管理をしているのだから、勝手に上陸すると不法侵入ということになる。
それでもあえて上陸を試みる人たちがいる。

正月中の1月3日の朝に、海上保安庁の忠告を無視して、石垣市議など4人が上陸したことが確認された。
メディアによって表現は違うが、市議たちは「魚釣りをする」だとか、「視察をする」などの言い訳、つまり嘘を言ったようだ。

朝日新聞の記事から、中国の反応も含めて引用しておく。
www.asahi.com/national/update/0103/SEB201201030003.html
【沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島に3日午前、同市の市議ら4人が上陸したのを第11管区海上保安本部(那覇市)の巡視船が確認した。島を管理する国の許可なく上陸したとして、県警は軽犯罪法違反の疑いで今後事情を聴く方針

…上陸したのは石垣市の仲間均市議や仲嶺忠師市議ら4人。午前9時半ごろから正午前にかけて、島の南西側に上陸し、海岸を歩くなどしていたという。上陸の前には、市議らの乗った漁船に海上保安官が立ち入り検査をしたが、その際は「上陸はしない。漁に行くだけだ」と答えていたという。…】

www.asahi.com/national/update/0103/TKY201201030225.html
【沖縄県石垣市の尖閣諸島・魚釣島に同市議ら4人が上陸したことについて、中国外務省は3日、「中国政府は日本側に対し、厳正な申し入れと抗議をした」との談話を発表した。談話は尖閣諸島を「中国固有の領土」としたうえで、「中国政府の領土と主権を守る決意は固く揺るぎないものだ」と強調した。】

石垣市の話なので、地元紙の琉球新報からも引用しておこう。
ryukyushimpo.jp/news/storyid-185849-storytopic-1.html
【石垣市議会議員2人を含む計4人が3日午前、尖閣諸島の魚釣島に上陸したことが分かった。関係者によると、上陸した市議は仲間均市議と仲嶺忠師市議の2人。仲間市議は2日夜の出航前、本紙の取材に「調査目的で尖閣諸島に向かう」と回答していた。】

軽犯罪法違反の疑いということだが、上陸を目的にしていることは、仲間均市議の公式HPやブログではっきりしている。
個人の思想を否定するつもりはないが、上陸許可を得るという地道な法的手続きの努力を続けずに、強行上陸する行為は許しがたい。


仲間均市議の公式HPやブログは次の通りで、ついでに本人が代表世話人をしている「尖閣諸島を守る会」のHPも挙げておこう。
nakama.senkaku.net/
nakamahitoshi.ti-da.net/ (尖閣諸島の歴史と現状)
www.senkaku.net/

ブログを読むと報道も引用しながら、何度も尖閣諸島の島々に上陸を試みていることがわかる。
悪天候で上陸できなかったことが多いが、今回は念願かなって上陸できたそうだ(1月3日22時時点で更新されていない)。
毎回、海上保安庁の立ち入り検査を受けて、引き返すように指示されているのに、新年のあいさつでは、なんだか負け惜しみのようなことも書いている。

【昨年度は尖閣上陸を数度試みましたが、あいにく悪天候の影響で断念せざるを得ませんでしたが、尖閣周辺の海域で海保の厳重な警備監視体制を確認することができ、日本の領土はしっかりと守られていることに安堵しております。】

他の記事も読んでみると、ただの水産資源調査や港湾整備の事前調査とは思えない、単なる示威行動という印象だ。
中国漁船がやってくるので、こちらも漁船を出して、何か事故が起きることを期待しているかのような、腹黒い意図を感じる。

そして、「新しい教科書をつくる会」の講演会に参加したことも、誇らしげに報告している。
この時点で、私とは絶対に意見が合わない人だと確信した。

日本政府のことを、「弱腰外交」と批判するのは個人の自由だが、海の警察である海上保安庁に虚偽の説明をするような人が政治家であることは、石垣市にとって恥ずかしいことではないだろうか。

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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