今年は年賀状ではなく「寒中見舞い」にした

昨年3月11日の東日本大震災と福島第一原発事故の影響で、年賀状を控える人が増えたようだ。
また、年賀状を出すことに決めても、「謹賀新年」を使ってよいかどうかなど、あいさつ文の書き方に迷う人も多かったという。

私は寄付金5円付きの年賀はがきを使ったものの、今回は年賀状ではなく、「寒中お見舞い」という形式にした。
「東日本大震災被災地の早期復興の実現と、平穏な生活が一日でも早く戻るように祈っています。」 と添えて。

子どもの頃から知っている三陸の風景が一変し、知人の訃報が届き、そして派遣社員として勤務した会社が福島第一原発に近くて操業停止となった。
そのため地震後2か月くらいは、週末に外出する気力もなく、昼間なのにベッドに横になることも多かった。
今はなんとか持ち直して、仕事も以前と同様にできるようになったものの、東北地方が見捨てられるという恐怖が残っている。

そのため年賀状ではなく寒中お見舞いにした方が、私の近況報告もしやすくなると思い、時期をずらして出すことにした。
正月3が日が明けた後、1月5日投函にしたので、土曜日には届くだろう。

ところで、年賀状を出さずに、寒中お見舞いにしている人は少数派であるが、以前から存在していたことは事実だ。
様々な理由があるが、「日本人なら年賀状を出すものだ」という意味不明の強迫観念に反対する人もいれば、「郵便事業労働者を苦しめている」と言って反対する人もいる。

年賀状時期の忙しさについては、郵便局でアルバイトをした人なら理解できるだろう。
年賀状の仕分け作業もあるが、クリスマスや初売りのDMも大量に扱うので、業務量は爆発的に増加する。
それに加えて、いくら割増賃金があっても、祝日で休めるはずの元旦に年賀状を届ける仕事を、嫌う労働者がいても不思議ではない。

まあ私は、毎年5通ほどしか出さないので、それほど郵便配達員を苦しめていることはないかもしれない。
来年からは年賀状に戻してもいいが、復興とセシウム汚染の様子を見ながら、12月になったらもう一度考えよう。

テーマ : お正月
ジャンル : ライフ

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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