化学系で登録していても他分野の翻訳依頼が来るのは普通のことだ

私が登録している翻訳会社は5社以上あるが、単発プロジェクトで終わったこともあるので、実際に継続して受注しているのは3社しかない。
金額として一番大きいのは、現在取り組んでいる外資系メーカーのデータベース翻訳である。
私は化学の専門家なので、カタログやパンフレットの記載ミスも指摘できるので、重宝されているようだ。
新製品は毎月追加されるので、この会社が存続する限り、私の仕事は続くと思われる。

ところで、5年ほど前に登録した特許翻訳専門の会社は、トライアルに合格したものの、副業翻訳者の私は平日に作業量が少ないため、向いていなかったようだ。
登録直後には毎月2回ほど問い合わせがあったが、あまりにも大量の案件で、しかも短期間に納品するものばかりで無理なため、断ってばかりだった。
なんとか対応できそうな分量の案件でも、他社との相見積もりだったようで、受注に至らなかったこともある。

私は本業があるので、翻訳専業の人たちに仕事が回ればかまわないと思っている。
ただし私は契約社員なので、正社員と同じ仕事をしていても、年収は200万円以上も少ないし、それに退職金もない。
ということで、できれば翻訳料金で年間100万円は、最低限稼ぎたいと思っている。

そして翻訳会社からの連絡は、予告なしに突然やってくる。
今日の午後、その特許翻訳専門の会社から、化学系以外の特許も経験があるかどうかの問い合わせがあった。

機械系が専門の登録翻訳者に連絡したが、どうしても都合がつかないとのことで、私にその分野の独和経験があるかどうかを確認したかったという。
私はこれまで、特許や論文、報告書などで、自動車関係や食品製造装置の独和経験がある。

その他の分野として、歯学、建築、教育、経済、スポーツ、賃貸契約書、留学申請書、健康診断書なども、内容が理解できる案件には積極的に取り組んできた。
英語よりも案件数が少ない言語では、自分の専門分野だけにこだわる翻訳者は敬遠されるものだし、マルチな人材だと認められれば、専門外の翻訳を頼まれるのが普通である。

ところで今回の案件では、クライアントは急いでいるそうなので、現在作業している案件を中断してもいいと伝え、さらにワード数だけでも連絡してほしいことも追加して返信した。

今夜には具体的な、クライアント側は何やらバタバタしているそうで、詳細な内容は明日になるとのことだった。
特許のタイトルや、ワード数だけでも知りたかったが、連絡を待つしかない。

追記(4月20日):
メールでの連絡を待っていたところ、クライアントが忙しすぎて、見積もり依頼は来週になるとのことだった。
急ぎの案件ということで、他の翻訳者が見つからないから私に問い合わせが来たのに、何ということか。
平日に作業するとなると、私では無理かもしれないから、キャンセルとなる可能性が高くなってきた。

追記2(4月25日):
結局、クライアントの発注作業が遅れたため、その分野が専門の翻訳者が対応可能となった。
したがって、私は今回の独和案件を担当しないことになった。

クライアントの都合でということは、年に2回くらいあることなので、私は気にしていない。
ただ、翻訳専業の人たちは生活がかかっているので、ワード数が少ない案件でも、一つも逃したくはないはず。
私は現在作業中の案件を、連休中にきちんと推敲することにしよう。


(最終チェック・修正日 2012年04月25日)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

FC2カウンター
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR