有名シェフのゴードン・ラムゼイがアイスランドでミンククジラステーキを食べた

スコットランド出身のミシュラン三ツ星シェフであるゴードン・ラムゼイ(Gordon Ramsey)が、アイスランドでの休暇中に、ミンククジラステーキを食べたそうで、クジラ・イルカ保護団体のWDCSから非難されている。

The Scottish Sun では、アイスランドでの休暇中に釣りをしているラムゼイについて、5月9日に報じている。
アメリカで11日にレストランを新規開店することになっていて、渡航する前にアイスランドに寄ったようだ。
www.thescottishsun.co.uk/scotsol/homepage/news/4305485/Gordon-Ramsays-gone-to-Iceland.html

そのラムゼイだが、アイスランド滞在中にミンククジラステーキを食べた、ということが14日になって報道されている。
www.thescottishsun.co.uk/scotsol/homepage/news/4314292/Whales-kitchen-for-Gordon-Ramsay.html

【The foul-mouthed Hell’s Kitchen star tucked into a pal’s plateful of minke during a break in Iceland last week.

Ramsay, 45, has campaigned to ban shark fin soup since filming a TV documentary on the illicit trade two years ago.

The star was not available for comment yesterday but an insider said: “These whales are not endangered like the sharks are.”】

本人のコメントは取れず、同行した友人が頼んだクジラステーキを味見しただけなのかは不明。
内部関係者の話では、「ミンククジラは、サメほどの絶滅危惧種ではない」とのことだ。
ラムゼイは、サメが絶滅危惧種で、不正取引もあるということで、フカヒレをスープに使わないと宣言していた。
反捕鯨国では、アイスランドの商業捕鯨を違法行為と断じているが、ラムゼイにとっては一流シェフとして、珍しい食材への興味の方が勝ったのだろうか。

本人の Facebook と Twitter があるので、何かコメントするかどうか、興味がある人はフォローしてほしい。
www.facebook.com/Gordonramsay01
twitter.com/#!/GordonRamsay01

WDCSではこの報道の当日に、ラムゼイの行為を批判し、そして反省を期待する声明を発表している。
www.wdcs.org/news.php

【‘Gordon Ramsay has a huge following as a celebrity chef, both in the UK, US and elsewhere. It is really disappointing to hear that he tucked into a minke whale dish during his recent trip to Iceland. This year's whaling season has just begun and five minke whales have already been slaughtered - much of the meat will end up on tourist plates this summer. I'm sure that Ramsay would be horrified to think that he has helped to keep this cruel industry alive.'】

ミンククジラの商業捕鯨を続けるアイスランドでは、観光客による消費割合も約40%と高く、エスニック料理の一つというイメージのようだ。
ホエールウォッチングの後の夕食に、クジラステーキを食べる観光客もいるくらいだ。

無名の観光客が食べてもそれほど話題にならないが、世界的に有名なミシュラン三ツ星シェフのラムゼイが食べたとなれば、その影響は大きいだろう。
世界中に反捕鯨運動を広めたい団体にとって、この事実が捕鯨国・捕鯨業者に利用されることは、何としても避けたい。
今まで続けていたアイスランド水産物や観光のボイコットに加えて、観光客がクジラを食べないように、レストランへの妨害などの実力行使に出るかもしれない。
あるいは、ラムゼイのレストラン前で、座り込みなどの抗議活動をするかもしれない。

ラムゼイがクジラを食べたということを、日本の捕鯨関係者やクジラ料理愛好家たちは利用するだろうか。
個人の判断で食べたのだろうから、本人のコメントがない段階で、自説を有利にするために使うのは控えてほしい。
日本にもクジラを食べない人がいるように、反捕鯨国であっても、クジラを食べる人がいても不思議ではないのだから、政府や圧力団体の意向に国民全員が従うわけでもない。

この話題は、しばらく続くかもしれないので、WDCSなどの団体のHPをチェックしておこう。

テーマ : ご当地グルメ
ジャンル : グルメ

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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