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三菱東京UFJ銀行のEco通帳契約は登録対象外口座でもできた

帰国後の最初の勤務先は、なぜか三和銀行だけが給与振込可能とのことで、実質的には強制的な口座開設であった。
まあ、勤務先敷地内に三和銀行ATMがあって便利だったし、どうせポスドクは1年契約だから、選択肢がなくても我慢した。
その後、三和銀行の支店がない地域での仕事が続いたが、無通帳タイプのネットバンキングサービスを開始するなど、利便性があると感じたので、首都圏に戻るまでは、投資信託だけ残して運用を続けておいた。

ただ、合併でUFJ銀行になった後、複数の行員の不愉快な窓口対応や、金融庁調査の妨害行為などが嫌になり、東京三菱銀行に口座開設して全ての資金を移動した。
するとしばらくして、なぜか両行が合併し、「三菱東京UFJ銀行」という、早口言葉のような銀行が誕生した。
しかも、羽田空港内ATMの案内図では、存在しない銀行名の「東京三菱UFJ銀行」が記載されており、今でも混乱したままのようだ。

ネットバンキングなどのサービスは、システムトラブル回避のために徐々に統合されていったが、東京三菱銀行の口座だった私は、いつまで経っても紙の総合口座通帳が必要で、月末にまとめて記帳していた。

すると今年5月13日から Eco通帳という、無通帳普通預金口座のサービスが始まり、インターネットバンキングで入出金履歴をPDFファイルとしてダウンロードできるようになった。

三菱東京UFJ銀行が発表した新着ニュースと、Eco通帳の説明ページは次の通り。
direct.bk.mufg.jp/info_news/20120425/index.html
Eco通帳は、インターネットで、お取引内容をご確認いただくサービスです。通帳を記帳する手間も、紛失する心配もありません。お申込後、いつでもどこでも最長25ヵ月分の明細が確認できますので、便利にお使いいただけます。銀行取引が、もっとスマートになります。】

www.bk.mufg.jp/tsukau/eco_tsuchou/setsumei.html
【三菱東京UFJダイレクト インターネットバンキングで、紙の通帳の代わりに最長25ヵ月の入出金明細がご確認いただけます。入出金明細のダウンロードや、メモの登録が可能です。】

ということで、私も契約できるのかと思ったところ、留意事項を読むと対象外だと判明した。
私の代表口座は、身体認証登録口座であり、もうひとつは出張旅費や日当などの経費精算用の社員用口座だから。

【以下に該当する場合は、Eco通帳はお申し込みいただけません。
身体認証登録をご利用いただいている口座

・社員総合口座普通預金
…】

それでも科学者としては試したくなるもので、ログインして申し込んでみたら、身体認証登録をしている代表口座で Eco通帳が契約できた
不思議だったので、ATMに寄って記帳を試みたところ、「Eco通帳に切替済みですので、この通帳はご利用いただけません。お手数ですが、窓口までお越しください。」と、印字された紙が出てきた。

帰宅後に再度ログインして確認してみると、「契約済」の表示のままだった。
取引支店は営業時間外ということで、コールセンターに電話したところ、「契約できた理由は不明」であった。
契約できない口座の条件は正しいとのことだが、コールセンターでは何も対応できないと言われた。

支店にある顧客データの詳細、つまり身体認証登録口座の設定状況について、確認する必要があるそうだ。
ただ、ATMでの取引だけでなく、窓口での手続き時にも身体認証を利用しているから、設定されているのは確かだ。
とりあえず、28日月曜日の昼休み時間に、支店担当者が私に電話をするようにと依頼した。
ATMから出てきた紙には、「窓口までお越しください」とあったので、スケジュール調整をして、責任者から説明を受けたいものだ。

追記(5月28日):
支店から電話があり、全国で同様のケースが発生していると知らされた。
ただ、なぜ契約できたのか、本店で調査中であり、原因は全く不明とのことだった。

私にとっては、通帳記帳や繰越操作をしなくて済む Eco通帳の方が得だから、わざわざ支店窓口で元に戻す意味はない。
紙と時間の節約のために、PDFでダウンロードもできる Eco通帳を開発したのに、身体認証登録口座の顧客を排除する理由がわからない。

プログラムミスかもしれないが、登録できて利便性が向上したのだから、登録できない口座の一覧から削除するだけでかまわないのではないだろうか。

追記2(6月6日):
前回の電話から1週間以上経過したのに、支店からの連絡が来ないので、コールセンターに問い合わせをした。
すると、身体認証登録口座で Eco通帳に切替ができた事例が多発したため、無通帳でも取引可能になるように、システムや利用規定の変更を検討中とのことだった。

現時点の規定では、身体認証登録口座では通帳がセットになっており、窓口取引では通帳持参が前提である。
東京三菱銀行時代から変わっていない規定だが、今回の判定プログラムミスにより、顧客には逆に便利になるかもしれない。
Eco通帳になったことで、顧客も銀行側も、どちらも損をしないはずなので、元に戻す必要はないはずだ。

追記3(6月9日):
Eco通帳になったことで、定期預金と投資信託の最低積立金額が1000円となり、自由度が増えることになった。
こんなに便利になったのに、身体認証口座を適用外にする理由は見当たらないのではないか。

追記4(6月30日):
支店から電話連絡があり、身体認証登録口座で Eco通帳を契約しても、システムに影響しないことが確認されたそうだ。
そのため私のイレギュラーな契約は、このままでも有効と判断された。
さらにシステムチェックをするようだが、それが済めば、正式にサービス改定のニュースリリースが出ることだろう。

(最終チェック・修正日 2012年06月30日)

テーマ : 銀行口座開設
ジャンル : ファイナンス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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