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「Erbsen zählen(豆を数える)」とは何の比喩だろうか

自然科学系ノーベル賞のドイツ語記事を読んでいたら、「Erbsen zählen」 という表現に出くわした。
記事のタイトルからして、「Als Biologen Erbsen zählten」 で、ノーベル賞との関連は不明だった。

豆を数える」 とは何だろうか。
http://www.sueddeutsche.de/wissen/7/490384/text/

本文中では次のように使われている。

Während Biologen im 19. Jahrhundert Tiere abzeichneten und
Erbsen zählten, sind Genetik, Molekularbiologie und Hirnforschung heute Leitwissenschaften.

ここでは、生物学が進歩して、19世紀と現代とでは最先端の研究テーマが違うことを言っている。
19世紀の生物学者が 「豆を数える」 とは、一体何を意味する比喩表現なのだろうか。

独和辞典にも DUDEN にもなかったので、Linguee で英訳例を探したところ、「count beans」 または 「count paper clips」 という英語表現が対応するそうだ。

「豆(クリップ)を数える」 と は、「会計や統計などで細かい数字まで計算に入れる」 となるようだ。

ここでは生物学だから、「ひとつひとつ細かく記録する」 という意味になるだろうか。
つまり19世紀の生物学では、動植物の記録をとることが主流だったということだろう。

ということで、上に引用 した記事の和訳は、次のようになるだろう。

「生物学者は19世紀には動物をスケッチし、ひとつひとつ細かく記録していたのに対して、今日では遺伝学、分子生物学、そして脳研究が先端科学である。」

英語の表現をドイツ語で翻訳借用したのかどうか、時間があれば探してみよう。

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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