ハンブルク港で火災を起こした貨物船には六フッ化ウランが積んであった

ドイツ・ハンブルク港では5月1日夜に、スウェーデン船籍の自動車運搬船Atlantic Cartier号で火災が発生した。
200人を超える消防士が消火活動を行ったものの、鎮火までに丸一日かかり、約30台の自動車が損傷したという。

例えば、Süddeutsche Zeitungの記事は次の通り。
www.sueddeutsche.de/panorama/hamburger-hafen-brand-auf-autotransportschiff-1.1663174

そして貨物船Atlantic Cartie号の現在地は以下のリンクで確認でき、5月17日朝の時点で、火災を起こしたハンブルクのままである。
www.marinetraffic.com/ais/shipdetails.aspx

この貨物船はスウェーデン・ヨーテボリを出航し、主な積荷は自動車70台とのことであった。
このニュースを見たときは、「新車が燃えてもったいない」と思っただけで、他のコンテナについては気にしなかった。

しかし、その後の報道で、核燃料物質の六フッ化ウランも積まれていたことが判明し、大騒ぎとなっている。

ハンブルクの放送局NDRによると、20トンもの六フッ化ウランが積まれていたそうだ。
他にも引火性のエタノールが約180トン、そして爆薬類が数トン積載されていたため、もし爆発していれば、ハンブルクが核汚染される危険性があった。
そのため消防隊は迅速に対応し、消火活動と並行して、六フッ化ウランのコンテナを船から下ろした。
www.ndr.de/regional/hamburg/schiffsbrand107.html (NDR)
www.sueddeutsche.de/panorama/hamburger-hafen-brand-auf-autotransportschiff-1.1663174 (
Süddeutsche Zeitung

5月初めの週には、ちょうどハンブルクでプロテスタント教会の集会が開催されており、ガウク大統領も含めて約35,000人が参加していた。
会場は火災現場から約500メートルと近かったため、もしものときには、多数の人々が被曝するという核事故になるかもしれなかった。

それにしても、核物質を運搬するのに、引火性物質や爆薬と一緒にしてもよいのだろうか。
いくら丈夫なコンテナであっても、わざわざこんなリスクを冒さなくてもよいと思う。
運搬ルールについては、後で探して確認してみよう。

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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