海外ホテルの予約サイトでドイツ・ヘッセン州が「ヘッサ」になっている

ドイツ留学から帰国後は、なぜか一度も日本から出ていない。
海外旅行の趣味はないが、興味がある分野の国際会議ならば参加してみたい。

ただ、日本でも毎年何件かの国際会議が開催されているので、わざわざ海外渡航をしてまで情報収集することもない。
それに、一般社員の海外出張は認められていないため、すべて自費で参加することになる。

まあ、自費参加であれば出張報告も不要だし、ついでに観光旅行をしても、誰も文句を言わないので楽だ。
ということで、参加するかどうかは問わずに、ドイツで開催される学会の情報をチェックしている。

ANAの旅作で個人旅行の予約をしてもいいのだが、ホテル予約サイトものぞいてみた。
すると、agodaという海外格安ホテル予約サイトで、フランクフルト・アム・マインのある「Hessen・ヘッセン州」が、「ヘッサ」となっていた。
www.agoda.jp/index.html (agodaのホーム)
www.agoda.jp/europe/germany/state/hesse.html (「ヘッサ」と誤記しているページ)

【ドイツ旅行は、 ヘッサの州抜きには考えられません。 …agoda.com でホテルの予約をすれば、ヘッサ にあるホテルの宿泊料金が75%以上節約できます。】

このサイトの運営会社は東南アジアで創業したので、オリジナルの言語は英語と推測した。
そこで、右上の言語選択を英語にしてみると、「Hesse」となった。
ドイツ語の「Hessen」とはつづりが少し異なるものの、辞書を引くと、地名では「ヘッセン」を指す。

人名の「ヘッセ」としてしまう間違いならば可能性はあるが、「ヘッサ」という誤訳・誤記の原因は不明だ。
ローマ字かな変換でのタイプミスだろうか。
「hesse」とタイプしようとして、「hessa」と間違えたのだろうか。

タイプミスだったとしても、サイトにアップする前にチェックしてほしいものだ。
ドイツの紹介をするのであれば、和訳のチェッカーには、ドイツ語知識を持つ人を選ぶべきだろう。

他にも気になる地名表記があったので、いくつか転記しておこう。

1) Rüdesheim am Rhein 「リューデスハイム アム ライン/ルデスハイム・アム・レイン」 → 「リューデスハイム・アム・ライン」
2) Bad Homburg vor der Hohe 「バート ホムブルグ ヴォル デル ホヘ」 → 「バート・ホンブルク・フォア・デア・ホーエ」
3) Marburg an der Lahn 「マーバーグ アン ダー ラン/マーブルグ アン デル ラン」 → 「マールブルク・アン・デア・ラーン」
4) Tanne 「タン」 → 「タンネ」

ライン川の Rhein を「レイン」と表記した個所を訂正していないのは、非常に残念である。
こんなことになるなら、無理してカタカナ表記をしなくてもよいのではないかと思ってしまう。

hの前の母音は長母音となるなど、ドイツ語のつづりと発音の関係を残してほしい。
また、マールブルクなど、発音ではなくつづりをカタカナに置き換えることもある。
歴史があったり、ある程度の規模の都市であれば、日本語表記を検索して確認してほしいものだ。

ところが、「ゲムンデン(ヘッセン)」は合っている。
これは英語表記が、「Gemunden (Hessen)」と、州名が Hesse ではなかったため、正しく表記できたのだろう。
ホテルの予約には支障がないのだろうが、こういった表記の不統一があるサイトを、積極的に使おうとは思わない。

テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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