2013年ノーベル生理学医学賞受賞者Südhofのカタカナ書きは様々

(最終チェック・修正日 2013年10月08日)

今年もノーベル賞ウィークとなり、日本人が受賞するかどうかなど、日本国内の報道も増えてきた。
私の場合は、いつものことだが、ドイツ人が受賞したときに、名前のカタカナ表記がドイツ語発音に近いかどうかが気になってしまう。

2013年ノーベル生理学・医学賞は、アメリカで研究している3名に授与された。
そのうち一人はドイツ人の Thomas C. Südhof である。

ドイツ語発音に近いカタカナ表記は、例えば「ジュートホーフ」になるが、日本語記事を見ると、いつものことだが様々だ。

時事通信が一番近くて「ジュートホフ」だ。
その次に近いのは、読売新聞の「ズートホーフ」で、hof が長母音であることを意識している点が評価できる。

共同通信と大手新聞(日本経済新聞、朝日新聞、毎日新聞)は「スードフ」。
海外ニュースの日本語版を見ると、ロイターは「シュドフ」、AFPは「スードフ」であった。

これもいつものことだが、英語で情報を得ている人は、英語読みに近いカタカナ表記をするのだろう。

ということで、ノーベル賞の公式サイトの動画で、英語とドイツ語の発音をチェックしてみた。
www.nobelprize.org/

生理学・医学賞受賞者発表の動画は次の通り。
www.youtube.com/watch

受賞者氏名の発表を確認してみると、英語では「スードフ」、ドイツ語では「ジュートホーフ」と聞こえる。
やはり英語話者にとって、ドイツ人名の発音はウムラウトも含めて慣れていないのだろう。

ドイツ語発音をカタカナ表記にしようということ自体が無理なことだが、できるだけ近い表記にしてほしい。
記事を書いた記者だけでなく、和訳記事を書いた翻訳者も、発表の動画で発音を確認してほしいものだ。

追記:(10月8日)
日経サイエンスでは「スドフ」と、英語読みに近い表記にしている。
www.nikkei-science.net/modules/article/index.php


テーマ : ドイツ語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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