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安倍首相が靖国を参拝した12月26日もクリスマス(2日目です)

(最終チェック・修正日 2013年12月29日)

年末になって嫌なニュースが飛び込んできた。
12月26日に安倍晋三首相が靖国神社を参拝してしまい、国内外から様々な批判の声が届いている。

参拝を報じる、AFPの日本語記事は次の通り。
www.afpbb.com/articles/-/3005678

【安倍晋三首相は26日午前、東京・九段の靖国神社を参拝した。

安倍首相は記者団に対し、「靖国参拝は、戦犯を崇拝する行為であるという誤解に基づく批判があるが、私は戦争に苦しむことのない時代を作っていくという決意のもと参拝した。韓国、中国の人々の気持ちを傷つけるつもりは毛頭ない」と述べた。
…】

外国政府として、例えば、アメリカ政府の批判を伝える、ロイター通信の日本語記事は次の通り。
jp.reuters.com/article/topNews/idJP2013122701002273

【米政府は26日、安倍晋三首相が靖国神社を参拝したことに対し、「日本の指導者が近隣諸国との緊張を悪化させるような行動をとったことに失望している」とのコメントを米大使館を通じて発表した。

また、「首相の過去への反省と日本の平和への決意を再確認する表現に注目する」と、近隣諸国との関係改善を促した。】

思想信条の自由はあるから、歴史を自分勝手に修正して解釈しようが、特定の国を嫌いになろうが、靖国神社参拝をしようが、個人のレベルならばかまわない。
ただし、戦死者や犠牲者を弔い、そして平和の誓いをするならば、何も靖国神社を選ばなくてもよいはずだ。
政教分離がはっきりする形式で行ない、そして国会で平和・反戦決議をすればいい。

自分の感情や希望を優先して参拝し、その影響について過小評価している安倍首相は、リーダーの資格はない。
約束を守る意思が強い男を演じようとしているだけの、視野の狭い人間である。

ところで、「クリスマス明けに参拝した」という表現をしている記事を目にした。
また、「日本時間の26日は、時差の関係でアメリカではまだクリスマスの25日」という表現もあった。
ドイツ留学経験者であり、キリスト教徒(プロテスタント)の私にすれば、「26日もまだクリスマスの祭日なのに」と少々不満になってしまう。

キリスト教徒が多い国では、クリスマスの時期には、商店だけでなく他の施設もほぼ閉まるので、特にヨーロッパへの旅行では確認が必須である。
祝日一覧は旅行関係のサイトで紹介されている。
www.ana.co.jp/inttour/point/13b/

12月25日だけ祝日の国もあるが、ドイツなどでは26日も祝日である。
在日ドイツ大使館の説明も引用しておこう。
www.japan.diplo.de/Vertretung/japan/ja/08-kultur-und-bildung/feste-traditionen/Weihnachten-D/Advent.html

【12月25日と26日はクリスマスで祝日となります。ドイツでは日曜日や祝日はお店が休みですが、特にクリスマスは通りに人影も少ない静かな祝日となります。】

ついでに、クリスマスは1月6日まで続く。
誕生したイエスに東方の三博士が会いに来た日までである。

まあ、自分のことしか考えない安倍首相だから、平和を願うクリスマスのことなどどうでもよいのだろう。
ヘロデ大王のようにならないことを祈るのみだ。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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