ドイツ語の長い単語:Dudenによると67文字の複合名詞が最長

ドイツ語は造語能力が豊富であると言われており、やたら長い複合名詞に出会うことがよくある。
まあ日本語でも、漢語を並べて長い固有名詞を作ることがあるので、似たようなものだ。

ギネスブックに掲載されたことがある79文字の複合名詞が、ドイツ語最長単語として紹介されることが多い。
Donaudampfschiffahrtselektrizitätenhauptbetriebswerkbauunterbeamtengesellschaft
(ドナウ汽船電気事業本工場工事部門下級官吏組合)」

歴史上の最長記録ではなく、現時点での最長複合名詞は、Dudenコーパスによると67文字とのことだ。
Grundstücksverkehrsgenehmigungszuständigkeitsübertragungsverordnung
(不動産取引許認可権限委託規則)」
www.duden.de/sprachwissen/sprachratgeber/die-laengsten-woerter-im-dudenkorpus

さらに長い85文字の名詞も記録されているが、Dudenコーパスでは、「4回以上出現している単語」という基準で採用している。

表に示された2位以下の複合名詞を見ると、法律名が多いことがわかる。

第7位に40文字の化学関連用語がある。
「Hochleistungsflüssigkeitschromatographie(高速液体クロマトグラフィー, HPLC)」

文字通りには、「高性能液体クロマトグラフィー」だが、日本語では慣用的に「高速液体クロマトグラフィー」となる。
「高性能…」と和訳したくなるところだが、一般的に使われている用語にならう方が無難だろう。

分析技術の進歩は目覚ましく、最近は、「高速液体クロマトグラフィー, UPLC」が利用されるようになった。
ドイツ語でも語頭に Ultra が追加されて45文字に増える。
Ultrahochleistungsflüssigkeitschromatographie」

これからも新しい法律や制度、そして新技術が発表されるたびに、やたら長い複合名詞に出会うことだろう。
そして翻訳をするときには、そういった新語の意味をどうやって置き換えるのか、苦労することにもなるだろう。
ということでこのブログでは、専門分野の新語が出てきたときには、できるだけメモしておきたい。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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