アイスランドから鯨肉を運んだAlma号はフェイントをかけて大阪港に入港した

(最終チェック・修正日 2014年05月10日)

冷凍ナガスクジラ肉約2,000トンを積んだキプロス船籍の貨物船Alma号が、アイスランドから喜望峰を回るルートで日本に向かった。
当初の予定では、5月5日に東京港に入港となっていたが、少し遅れたのか、6日はまだ紀伊半島沖だった。
訂正された予定では、7日深夜に東京港に到着となっていた。

しかし、グリーンピースジャパン事務局長のブログを読んで驚いた。
予定地を急きょ変更して、大阪港に入港していたのだ。
8日にコンテナを下して、9日は17時05分に既に出航しており、20時時点では淡路島の南を航行中で、次の目的地は上海となっている。

グリーンピースジャパン事務局長のブログは次の通り。
www.greenpeace.org/japan/ja/news/blog/dblog/2/blog/49166/
【そんな中、昨夜、大阪港に、アイスランドから絶滅危惧種であるナガスクジラの鯨肉約2000トンを積んだ貨物船がコソコソと到着した。東京港に入港予定だったが、急きょ大阪港に入港した。】

アイスランドのメディアも混乱しているのか、目的地が大阪と東京の二通りがあった。
icelandreview.com/news/2014/05/08/ship-carrying-icelandic-whale-meat-arrives-japan
【The cargo ship Alma carrying 2,000 tons of fin whale meat from Iceland arrived at its final destination, Osaka, Japan, this morning.】

www.ruv.is/frett/alma-i-hofn-i-osaka
【Flutningaskipið Alma lagðist í morgun að bryggju í Osaka í Japan. Í skipinu eru um 2.000 tonn af langreyðarkjöti.】

www.ruv.is/frett/alma-komin-i-japanska-landhelgi
【Alma, flutningaskip sem er á leið til Tókýó með 2000 tonn af langreyðarkjöti, er komið inn í japanska landhelgi, …
Skipið er nú skammt suður af Tókýó, Japan.】


(最終チェック・修正日 2014年05月07日)商業捕鯨をしているアイスランドから、約2,000トンのナガスクジラ肉が日本に輸出され、もうすぐ到着するようだ。3月下旬に既に報道されていたが、日本語記事としては、4月22日にようやく共同通信が配信している。www.47news.jp/CN/201404/CN2014042201002109.html【アイスランドの捕鯨業者が、一度の輸送量としては過去最多とみられる約2千トンのナガスクジラの肉を日本に輸出することを...
アイスランドから日本に向かう冷凍鯨肉運搬船が南アフリカで寄港拒否にあう:4/27はシンガポール海峡:5/6は紀伊半島沖



紀伊半島沖まで進んでフェイントをかけて反転し、燃料を無駄にしてまで、大阪港に向かったということなのか。
東京港では、グリーンピースなどが動員した反対派の猛抗議を受けると考えたのか。
ただしグリーンピースは、有料の位置情報提供サービスを利用していたはずだから、進路を変えたことに簡単に気付いただろう。
なんだか無駄な悪あがきのような気もするが、南アフリカ・ダーバン港では、グリーンピースの呼びかけで寄港を阻止されたから、過剰反応をしたのかもしれない。

アイスランドのメディアでは輸出元に以下の質問をしていたが、何も回答はなかったそうだ。
・鯨肉を購入したのは誰か。
・スエズ運河を使わず、アフリカ南端の喜望峰回りのルートを選んだ理由。

反捕鯨団体の調査で何か判明することだろうから、続報を待とう。

追記(5月10日):
AFPの日本語記事は次の通り。

www.afpbb.com/articles/-/3014571

【国際環境保護団体グリーンピース(Greenpeace)は9日、日本が2000トンの冷凍鯨肉をアイスランドから輸入したと明らかにし、捕鯨反対という世界の主流意見に日本が引き続き対抗する姿勢を示したものだとして、強く非難した。

佐藤事務局長は、今回の輸入量は日本の年間鯨肉消費量のほぼ3分の2に当たると指摘し、「なぜこれほど大量の鯨肉を輸入しなければならないのかはよくわからない。いずれにせよ、われわれはこのような出荷に反対します」と語った。】


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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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