アイスランドのミンククジラ漁が始まる

商業捕鯨をしているアイスランドでは、5月1日からミンククジラの漁期が始まった。
先週は、アイスランドから日本に輸出されたナガスクジラ肉約2,000トンが話題となっていたが、アイスランドの捕鯨のニュースはほとんどなかった。
昨日11日に検索して確認してみたところ、アイスランド西部のファクサ湾で、7日に体長約7 m の2頭が捕獲されたというニュースがあった。

捕鯨業者の発表と、アイスランドのメディアの記事は次の通り。
www.hrefna.is/FORS%C3%8D%C3%90A/tabid/293/articleType/ArticleView/articleId/373/Fyrsta-hrefna-sumarsins-veiddist-i-Faxafloa.aspx
【Hrefnubáturinn Hafsteinn SK - 3 veiddi fyrstu hrefnu sumarsins fyrir helgi. Hrefnan var meðalstór tarfur um 7 metrar að lengd.】

www.mbl.is/frettir/innlent/2014/05/10/fyrstu_hrefnurnar_veiddar/
【Nýtt hrefnu­veiðitíma­bil er hafið og þegar hafa veiðst tvær hrefn­ur í Faxa­flóa. …】

www.grapevine.is/Home/ReadArticle/Its-Whaling-Season-Again
【… the first minke whale of the year has already been hunted, and an additional 49 are included in the quota, in the Faxaflói Bay around Reykjavík.】

クジラ・イルカ保護団体のWDCは、このミンククジラ漁に対して抗議している。
uk.whales.org/news/2014/05/first-minke-whales-of-season-killed-off-iceland


日本輸出用のナガスクジラとは異なり、ミンククジラはアイスランド国内消費向けで、主に生鮮肉として流通している。
今回のミンククジラも既にレストランや商店に提供されているそうだ。
捕鯨船は8日夜に再び出航したので、うまくいけば10日以降にも追加の水揚げがあっただろうから、業者のHPで確認してみよう。

アイスランド政府が主張する持続可能な捕鯨として、推定資源量から計算した捕獲可能数は、2008年に100頭とされた。
今年のミンククジラの捕獲枠は、その半分の50頭であるものの、昨年の実績38頭よりも多く設定されている。
業者は50頭を目標にしているようだが、実際には国内消費動向を見ながら捕獲することだろう。

アイスランド国内でも捕鯨に反対する人々はいる。
特にホエールウォッチングを提供している観光業者は、禁漁区を広げてほしいと要望している。
また、反捕鯨国のアメリカでは、アイスランド製品の広告ボイコットが呼びかけられており、ラム肉の販売が25%も落ち込むなど影響が出ている。
水産物の国際見本市にまで反捕鯨団体がやってきて、アイスランド製品を買わないように宣伝していることもあり、経済的に小規模の捕鯨をやめようという意見も聞く。

来月6月にはナガスクジラ漁も始まり、さらにシーシェパード(SSCS)が妨害予告をしているので、ニュースになるかもしれない。

テーマ : 博物学・自然・生き物
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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