翻訳専業になって半月経過した

10年以上勤務した製薬メーカー子会社が3月末で解散したため、4月から派遣社員として化学メーカー研究所で勤務した。
しかし、いろいろと今後のことも考えて、3か月ごとの契約を更新せず、7月から翻訳専業となった。
3月末の退職時には、1年契約の嘱託だったため退職金はなく、家計の余裕はないままでの転職である。

それでも翻訳専業となった今月は、派遣社員としての6月分給与が振り込まれるし、満期となる
定期預金を加えれば、8月末の住民税普通徴収第2期の支払いまで確保できている。

6月は祝日がないため、勤務日数は22日と多く、時給制の派遣なので収入が多くなる。
支給額は 366,575円で、所得税 9,860円、健康保険 18,432円、厚生年金 28,524円、雇用保険 1,466円を控除して、差引支給額は 308,293円。

今月満期となる定期預金のうち2本と、6月分翻訳料金を合わせて、約12万円を大和ネクスト銀行の1か月定期(年利0.080%)に預け替えて、これを8月末の住民税納付に充てる予定だ。
7月分の翻訳料金の金額によっては、この定期預金を使わなくても済むかもしれない。

10月末の第3期納付用には、じぶん銀行3か月定期で既に約9万円を準備している。
今月満期となる別の定期預金約10万円は、大和ネクスト銀行の3か月定期(年利0.100%)に預け替えた。
臨時の出費がなければ、そのまま継続して来年1月末の第4期納付用にしよう。

家計の話はこのくらいにして、今月前半の翻訳作業について振り返ってみたい。
これまでと同様に2社と取引を続けている。
件数が多い方をA社、少ない方をB社としておこう。

A社は9割近くを占めていて、今月は予定も含めて、英日翻訳2件、独日翻訳2件、英日チェック5件、独日チェック1件。
B社は、英日チェック1件のみだが、以前は独日翻訳も定期的に受注したので、翻訳専業となった今後は増えるだろう。
今月はチェックが多いこともあって、金額は目標の月30万円には届かず、しかもその半分にも達していない。
翻訳だけを担当した方が収入は増えるかもしれないが、全体として仕事が回るようにと考えると、他者と分担して翻訳してもらい、私がチェックをした方がよいだろう。

この週末にチェックしたB社の案件では、翻訳者のコメントがあり、調べてみても解決しなかったという不明点が明確だった。
不明点とは、クライアント企業が販売する新製品と、主催するイベントの名称だった。

翻訳者の検索ワードや検索対象の言語はわからないが、私が日本語と英語でGoogle検索をしてみると、運よくすぐに判明した。
製品の一群の名称は英語で 「.. Collection」 で、その企業の日本語名称と一緒に検索すると、結果のトップが日本語でのオンラインカタログであり、「…シリーズ」 ということが判明した。

もう1つのイベントの名称については、翻訳者は誤記と判断して、その文書中で直前に出ている別のイベント名に変更していた。
直前に出ている名称のイベントは、その存在が確認でき、内容も判明したので、これを手がかりとして、類似のイベントを開催しているかどうかを英語で検索してみた。
すると、そのイベントを構成する一部であって、参加者のカテゴリーや内容が特別なものであることが判明した。
誤記と解釈して書き換えたまま納品していたら、クライアント企業から苦情が来たかもしれない。

A社の独日チェックは、予想の4倍くらい時間がかかってしまい、独日翻訳者が足りないという現状を実感する案件となった。
これも含めて3件を同時進行で作業するスケジュールだったので、納期がずれていなかったならば、睡眠時間を削って対応することになっただろう。

予定よりも数日早く翻訳が届いたので、自分が担当していた独日翻訳を中断して、先にチェックすることにした。
するとすぐに、用語の不統一や文意に合わない訳語が目立つことに気付いた。
これは推敲をしないまま納品していると疑い、最低限確認してほしい項目を5つほど、問い合わせすることにした。

翻訳者からの回答では、私が予定していた修正とほぼ同じ内容で、修正の申し出があった。
ただし私が期待したのは、問い合わせをきっかけとして全体を推敲して、問い合わせしなかったケアレスミスを申告することであった。
元素名の誤記のほかに、用語の不統一も残ったままで、加えて、特許の内容からありえない記載もそのままであった。

急いで翻訳して納品し、次の案件をもらう方針なのかもしれないが、時間的余裕があるのに推敲しないのは困ったものだ。
ケアレスミスや勘違いは誰でもするものなので、疑いをもって自らチェックをしてほしい。

ネット検索も含めた調査能力と、品質向上への意識を持つことが、大切であることを再認識した。

テーマ : 通訳翻訳のお仕事
ジャンル : 就職・お仕事

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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