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翻訳CATツールのmemoQを使う案件を初めて受注した

(最終チェック・修正日 2017年07月18日)

今日は昼前に外国の翻訳会社から、短いドイツ語和訳案件の打診があった。
夕方までに終わる分量だったので、受注の返事をした。

CATツールは、いつもは Trados を使うのだが、今回は memoQ を使うとのことだ。
memoQ の日本語サイトは次の通り。
www.memoq.com/jp/

memoQ のセミナーに一度参加したことがあったが、使う案件がなかったので、割引キャンペーンだったが購入していなかった。
今回は、クライアントが保有する翻訳者用のライセンスが付与されるので、指定のサイトからソフトをダウンロードすればよいそうだ。

添付されていた指示書に従って memoQ translator pro 2015 をインストールした。
続いて、指定の ID とパスワードでログインして、クライアント指定のサーバーとつないだ。

和訳を入力するだけならば、他のツールと大きな違いはないので、マニュアルを確認することなく作業を進めることができた。

ただ、原文のファイルで、ドイツ語のウムラウトが文字化けしていた。
問い合わせをする時間がないので、内容や他の部分の綴りから推測して和訳した。

そのためコメントを付けるわけだが、和訳を入力するターゲットセグメントの右隣のセグメント状況の表示には、吹き出しマークがある。
これをダブルクリックすると、コメント入力用のウィンドウが開く。
入力後に閉じると、先ほどの吹き出しマークが黄色に変わり、コメントがあることが明示される。

和訳作業は期限までに終わったのだが、初めて使うツールなので、納品で少々戸惑うこととなった。

和訳ファイルを、原文ファイルと同じエクセル形式でエクスポートして提出したのだが、担当者からは、プロジェクトの同期後に、バイリンガルファイルとして提出してほしいと連絡が来た。

プロジェクトの同期のアイコンが見つからず、仕方ないので、とりあえずリッチテキスト形式のバイリンガルファイルをエクスポートして、原文と和訳が対訳の形式となっているものを再度納品した。

その後、memoQサーバーからのチェックアウトを再度行うと、プロジェクトのダッシュボードで同期のアイコンが表示された。
ただ、その同期をしたのだが、私の翻訳したファイルが見つからないとのことで、担当者がメール添付で提出したファイルをアップロードした。

次回使うのはいつになるのかわからないが、納期に余裕がある案件で、マニュアルを見ながら作業できれば、ミスなく使いこなせるかもしれない。

追記(7月18日):
マニュアルをよく見たら、翻訳終了後にサーバーにファイルをアップロードする方法が書いてあった。
その一行を見逃したために、少々面倒なことになったのだ。

また、プロジェクトの設定方法がわかっていなかったため、サーバーからクライアント指定の用語集が読み込まれていなかった。
そのため、合わない訳語を修正して、再納品となった。

これで約60ドルの収入増となったものの、やはり、初めて使うツールは、余裕のある納期のときにすればよかった。


テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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