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バチカン放送に関する書籍の有無について女子パウロ会に問い合わせた

(最終チェック・修正日 2017年09月11日)

私は昨年8月から、専業翻訳者として働いている。
翻訳という仕事は、私の天職なのかどうかはまだわからないが、この世の生活に必要な現金を得るものに過ぎない。
真面目に働く意欲はあるが、翻訳という仕事が、人生のすべてではない。

中学生の頃から考えていることは、私に託されたこの世での使命は何か、という哲学的・宗教的な問題である。
加えて、ダウン症の姉のもとに生まれたこと、大学や会社でパワハラを受けたこと、その他の試練の意味は何か、ということである。
また、人生の指針として、キリスト教の 「隣人愛」 に関心を持ち、そのためプロテスタント教会に通うようになって、4年前に洗礼を受けた。

この隣人愛を知ったのは、トラックバックした記事に書いたように、高校生のときに聴いたバチカン放送日本語番組である。
その日の番組に対する感想を送ったところ、翌月の番組で取り上げられ、アナウンサーをしていたシスターから本が届いた。
その本は行方不明になってしまったが、代わりに、カトリック広報委員会からの封筒が見つかった。
もしかすると、出版案内か雑誌記事の紹介で、その中に私の手紙が引用されているようだ。

手がかりがほとんどないのだが、カトリック中央協議会に問い合わせたところ、消印の 1986年に出版された本に、バチカン放送に関する記述はないとのことだった。

そこで、バチカン放送を担当していたシスターを探せば、何かわかるかもしれないと考えた。
検索してみると、石野澪子シスターが、1986年までバチカン放送で記者兼アナウンサーをしていたことがわかった。

「カトリック・あい」 というインターネット・マガジンでは、その石野シスターのバチカン放送に関するコラムが掲載されている。
catholic-i.net/koramu/%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E5%A5%B4%E9%9A%B7%E3%80%81%E6%99%82%E9%96%93%E3%81%AE%E6%94%AF%E9%85%8D%E8%80%85%E3%80%80/

実家の小屋の中には、私が中学生のときから大学院を修了するまでの書籍や専門誌のほかに、天体写真や語学教材などが入っている。古い雑誌やNHK語学講座のテープなどは捨てることにしたが、岩波新書などは古くても需要があるだろうということで、姉が働く福祉団体に引き取ってもらった。昨日まで1週間、地元のデパートの催事場でバザーをしていたので、もしかすると私の古本が売れたのかもしれない。もし翻訳の仕事が全くなくて...
実家で見つかったカトリック広報委員会からの封筒が気になる



石野シスターの経歴を見ると、聖パウロ女子修道会に所属している。
女子パウロ会として出版もしているため、1986年のカトリック広報委員会からの手紙とは、石野シスターの書籍または雑誌記事なのかもしれない。

教会の図書室や、神学生に頼んで神学校の図書館で探してもよいが、とりあえず、女子パウロ会に直接問い合わせることにした。

女子パウロ会の公式サイトは次の通り。
www.pauline.or.jp/index.php

石野シスターに関する記事は、次の1つが見つかったが、バチカン放送のことは書いていない。
www.pauline.or.jp/whoarewe/who_ishino.php

このサイトの内容に関して、電話での問い合わせは受け付けていないので、メールでバチカン放送に関する書籍の有無を質問した。
プロテスタントではあるが、私の信仰を語る上で、バチカン放送は欠かせないことも書いた。

石野シスターに直接届くかどうかはわからないが、何か情報が得られることを期待したい。

追記(9月4日):
新幹線での移動中にスマートフォンを確認すると、女子パウロ会から返信が来ていた。
残念ながら、1984年から1986年頃のバチカン放送に関する書籍は存在しないとのことだ。

手がかりがほとんどないなかで、雑誌記事や配布用の小冊子まで探すとなると、大変な労力となってしまう。
実物が見つからなかったとしても、私が書いた手紙の趣旨はわかっているので、これ以上の無理なお願いはしない方がよいかもしれない。
だめかもしれないが、この問い合わせがあったこと、バチカン放送を聞いたことが出発点となり、プロテスタントではあるが洗礼を受けたことを、石野シスターに伝えてほしいと返信しておいた。

追記2(9月11日):
問い合わせメールが石野シスターに転送され、返事が届いた。
30年以上も前のことなので、残念ながら私の手紙は覚えていないとのことだった。
バチカン放送のことだけではなく、洗礼を受けた経緯も含めて返信し、2年前に教会の会合で話したときの資料などを送った。

すると翌日には返信があり、試練のなかで信仰が与えられたことを喜んでくれた。
シスターの都合の良い日、できれば10月の会合で話す前に、修道院を訪問して直接お話できるかもしれない。

テーマ : 宗教・信仰
ジャンル : 学問・文化・芸術

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聖パウロ女子修道会を訪問した

来月の教会での会合で、隣人愛について考えていることを話す予定だ。 ルターが言った 「受洗者皆祭司(万人祭司)」 の実践というわけではないが、自らの信仰の歩みについて、会員と共有することは大切だと思っている。 今回は、試練のなかで隣人愛を実践したかどうか、そしてその苦しい時期に骨髄バンクでドナーに選ばれて、強い心を取り戻したことを話す。 隣人愛の1つの側面である他人を助けることは...

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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