Trados を持っていない翻訳者の独日翻訳のチェックをして追加料金をもらった

海外の翻訳会社から、短い独日翻訳のチェックを頼まれた。
あるドイツ企業の経営陣が従業員向けに、会社の業績や今後の事業展開の見通しを説明する資料だ。
日本支社があるので日本語に翻訳するのだ。

メールの指示を読むと、翻訳者は Trados を持っていないため、Word で和訳のみのファイルを作成してあるそうだ。
そのため、チェッカーの私が代わりに、Word の和訳を Trados の対応するセグメントに移行してほしいそうだ。

Trados は、やはり高額であるため、導入していない翻訳者もいるのかもしれない。
私も副業翻訳者のとき、導入をためらっていたし。
できれば、Memo Q など、翻訳者の負担がないツールを使ってほしいものだ。

この追加作業があるため、0.5時間分の料金を上乗せして支払うと書いてあった。
実際には10分もかからないと思うが、計算単位として最低のユニットなのだろう。

作業を開始してみると、漢字変換ミスに気付いた。
「交換」 となるはずが、「鋼管」 となっていて、自分の仕事でも注意しようと思った。

具体的なドイツ語原文を出せないが、為替差損が業績にどのように影響するかという説明のところで、誤訳ではないかと思われる箇所があった。

為替差損の金額が、売上の金額として和訳されていた。

売上については直前の文中に出ていて、しかも一桁大きな金額なので、これは文法解釈というよりは、文意から気付いてほしかった。

返却パッケージと、念のためエクスポートした Word ファイルも納品したところ、2時間後に追加作業のメールが届いた。

クライアントが原文を一部修正したため、その部分の和訳を新たに行ってほしいとのことだ。
わずか1行だったので、すぐに対応したが、この分の追加料金はなかった。

以前も1回、納品後に原文が修正されてしまい、追加で作業したことがあった。
翻訳者側のミスで修正することは仕方ないが、原文を変えたのに追加料金なしというのは、できればやめてほしいと思う。

まあそれでも、特許翻訳以外のドイツ語を扱う経験を積みたいので、時間があるときには受注するつもりだ。


テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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