映画 「ゲッベルスと私」 を観ました

前売り券を購入していた、オーストリアのドキュメンタリー映画、「ゲッベルスと私」 であるが、本日初日に観た。

午後に教会の用事があって都内に移動した。
16時頃に終わり、雨も降っていないので、岩波ホールに移動して映画を観ることにした。
翻訳関連の書籍が紀伊国屋書店に届いているのだが、明日受け取ることにしよう。

17時頃にチケットを引き換えて、18時半からの上演の整理券をもらうと、番号は一桁。
つまり確実に観られるわけだ。
それほど注目されていないのか、テーマが重いためなのか、チケット売り場で並ぶことはなかった。

ドイツ語映画ではあるが、インタビューに答えるブルンヒルデ・ポムゼルさんの話し方はゆっくりなので、ほぼ聴きとることができた。
そのゆっくりと話すスピードに合わせて、日本語字幕も出てくるので、通常の映画とは異なり、内容を90%以上は再現できていた。

ゲッベルスのもとで働いていたとはいえ、当時の一般的なドイツ人、政治に興味がなかった人々、ナチスに抵抗しなかった大衆の気持ちを知ることができたと思う。
仕事をもらうためにナチスに入党し、与えられた仕事を義務感をもって遂行するというのは、当時の価値観では当然だったであろう。

宣伝省で働いていながら、強制収容所の実態を全く知らなかったというのは疑問点ではあるが、自分の仕事をすることだけを考えていれば、あえて知ろうとはしなかったとしても不思議ではない。

印象的だったのは、ゲッベルスのことを 「Schauspieler(役者)」 と表現していたことだ。
「演技力であの人に勝てる役者はいない」ため、小さな体ではあっても、大衆を熱狂させることができた。

また、途中に何度か挿入されていたゲッベルスの演説や発言から、現代も類似のことが起きているのではないかと危惧している。
あの時のドイツでは、あのような政権を生み出してしまったが、政治に興味を持たなかったり、自分の生活だけを優先しているうちに、同じ過ちを犯してしまうのではないだろうか。

いろいろと書きたいことはあるが、それはこれからさらに考えを深めてから、いつか表現したいと思う。

重いテーマのため、楽しむ映画ではないかもしれないが、それぞれが自分の生き方の課題として考えるということが大切ではないだろうか。


私が映画館に行くのは、年に1回くらいだ。どうしても観たいと思うテーマの映画を厳選しているため、少なくなってしまう。DVDを購入することもあるが、最近はauひかりTVで済ましてしまう。チャリティー映画会や、子供のときに弟に合わせて観に行ったアニメ映画を除き、実際に新作公開時に映画館で観たものを挙げると、以下のように少ない(日本公開年順)。・「ミッドウェイ」 1976年・「遠すぎた橋」 1977年・「...
ドイツ語映画 「ゲッベルスと私」 の前売り券を購入した

テーマ : ヨーロッパ映画
ジャンル : 映画

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

FC2カウンター
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR