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ドイツの地域紹介パンフレットの翻訳で方言(口語?)があった

前回も書いたが、今月は翻訳料金を返金するという初めての事態を経験して、少々落ち込んでいた。
その逸脱行為をした翻訳者がいなくなった影響とは思えないが、その海外の翻訳会社からは、返金分を上回る仕事をもらうことができた。

16日の祝日は、教会で子どもたちの行事があったのだが、今回は遠足ではなく室内で行うということで、私は手伝う必要がなくなった。
そんなことを翻訳会社は知らないわけだが、ドイツのある地域を紹介するパンフレットの和訳の依頼が来た。

このパンフレットは、ドイツ南西部のある地域の商工会議所が作成したものだ。
内容の8割ほどは観光案内であるが、その地域の人口や出生数、購買力などのデータも含まれている。

この地域には留学中に3日ほど滞在したことがあり、観光案内で紹介されている山の上の城などが懐かしい。

ドイツということで、キリスト教の教会や修道院も観光スポットとして紹介されているため、同学社の 「キリスト教用語独和小辞典」 を利用した。
この辞典は、キリスト教関係の新聞記事などを読むために購入したわけだが、翻訳の仕事で使うのは初めてだった。

ドイツ語のパンフレットを日本人がそのまま読むことは想定していないので、口語・俗語・方言が出てくることもある。
今回出てきた表現の1つを紹介しよう。

それは、「無料で」を表す für lau である。

小学館の独和大辞典第二版では、3番目の語義で「方言」として採録されている。

三修社の新現代独和辞典では、auf lau も含めて、「俗語」となっていて、まれにしか使われないともある。

学習用独和辞典には載っていないものの、商工会議所が作成したパンフレットなのだから、俗語ではなく、方言の扱いの方がよいのではないだろうか。

英語一辺倒の日本では、ドイツ語翻訳者が足りないため、特許以外も翻訳できるように、コツコツと実績を作っていこう。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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