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CNNの杉田水脈衆院議員に関する記事で victim-blame という単語を知る

自民党議員の不適切発言は、以前から数多く知られているが、特に今週は、「新潮45」という雑誌の朝日新聞批判特集に掲載された、杉田水脈議員の極端な意見が注目されている。

その記事は、買い物途中に書店に寄って立ち読みしたが、雑な書き方をしているので、購入する気は起きなかった。
多文化共生社会だとか、ダイバーシティという概念は、杉田議員が望む日本社会を破壊すると信じているようだ。
岩波の「世界」などで今後引用されて、そのときに再度読む必要があれば、近くの図書館に行って、コピーすればよいだろう。

この杉田議員の LGBT 批判の雑誌記事について、CNNでは7月26日に英語記事になっている。
edition.cnn.com/2018/07/25/asia/japanese-politician-criticism-intl/index.html

この記事を読んで、victim-blame (被害者を批判する、被害者たたきをする)という動詞を初めて知った。

元々は、victim-blaming 被害者たたき(被害者にも過失があると批判すること)という名詞があり、これから逆に動詞が作られた。
三人称現在単数形は、victim-blames、現在分詞は、victim-blaming、過去形・過去分詞は、victim-blamed

杉田議員を紹介している部分を引用しておこう(太字・色付けは私が行った)。

Sugita, who belongs to Japanese Prime Minister Shinzo Abe's ruling Liberal Democratic Party (LDP), is no stranger to controversial statements.

She has previously denied the existence of comfort women, victim-blamed the leader of Japan's MeToo movement, and garners more than her fair share of media attention for a junior lawmaker, according to Temple University professor Jeff Kingston.


杉田議員が、どういった被害者たたきをしているのか、それはBBCでも放送されたということで、知っている人も多いだろう。
この記事では、被害者の個人名を出すことなく、the leader of Japan's MeToo movement という表現で代替し、しかも、日本でも MeToo 運動が起きていることも伝えている。

科学論文や特許明細書では、絶対に出会わないと思われる単語であったが、杉田議員のおかげで知ることができた。
仕事とは無関係に、英語もドイツ語も、そして勉強を中断しているノルウェー語でも、雑学レベルでもよいから、コツコツと知識を仕入れていこう。

追記:
引用したCNNの英語記事の和訳を Twitter で公開している人がいた。
深夜に翻訳したそうで、そのためか誤訳が含まれており、ここではリンクを示さないことにした。
検索しても見つからなかった場合のため、誤訳の例を示しておこう。

1) .. in a magazine article published last Wednesday
 昨年水曜日に出版された雑誌の記事で → 先週水曜日に

2) Sugita, who belongs to Japanese Prime Minister Shinzo Abe's ruling Liberal Democratic Party
 安倍内閣に就任している杉田議員 → 日本の安倍晋三首相が率いている自由民主党に所属している

この人は翻訳者として仕事をしているわけではないが、「なんとなく翻訳」をしている大学生が、これからも社会に出てくるのだ。
私も、誤訳をしないように、ストレスを溜めずにリラックスした環境が翻訳作業をしようと思った。

テーマ : 英語
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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