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土地の相続問題が1年半かけてようやく進展した

昨年4月に母の兄が亡くなり、土地の相続で面倒なことが発覚した。
母の父、つまり私の祖父が約50年前に亡くなったときに、不動産の登記を変更していなかったことが判明した。
一番古い土地で、大正10年(1921年)に祖父名義で登記されているので、ほぼ100年間手続きしていなかった。
それで孫の私たちだけではなく、ひ孫の代まで、すべての相続人の意思確認が必要になったのだ。

親族はほとんど外に出て行って、それぞれの生活基盤が確立しているため、田舎の農地を相続したい人はいないという前提で、一時的に私の母の名義にしてから、市役所に相談することになった。

私も含めて相続放棄の書類に署名・捺印して手続きを進めていたが、別の伯父には離婚後に生まれた子供がいたことで、1年半もかかることになった。

70代になっているその人は、突然の連絡であったし、苦労が多かった生活が続いたこともあって、相続放棄についてすぐには納得してもらえなかった。

その後、親族がお墓を守っていることや、登記の名義人となる私の母は、砲丸投げの全国レベルの選手だったなど、その人が知らなかった親族のことを説明して、徐々にわだかまりを解消するように働きかけた。

そして1年半経過して、ようやく相続放棄申述書に署名・捺印してくれた。
この間に様々な費用が約33万円かかったが、私の母も含めて存命中に解決してよかった。

それでその土地だが、登記簿によると、以下のように複数の地番に分かれていた。
1.宅地  99.17 m2 大正10年 売買により移記
2.宅地 243.04 m2 大正10年 売買により移記
3.宅地 159.99 m2 昭和23年 自作農創設特別措置法第29条の規定による売渡
4.田  406 m2     昭和17年 売買により移記
5.田  294 m2     昭和17年 売買により移記
6.田  148 m2     昭和17年 売買により移記
7.畑  268 m2     大正10年 売買により移記(当初は 228 m2 であったがこれは錯誤)
8.原野   24 m2   昭和17年 売買により移記(当初は 3.30 m2 であったがこれは錯誤)

田と畑は、現在は荒地となり、木も生えているし、鹿などの野生動物がやってくるそうだ。
だから見た目では、原野と区別できない。

誰かに譲るとしても、地目が田畑のままなので、ここで農業をやってくれる人を見つけないといけない。
遠隔地なので面倒ということで、利用可能性の検討を市役所に頼んでいる。
母は市に寄贈すると言っているが、前例がないということに加えて、空き家の撤去も含めて市役所としても困るようだ。

その田舎は日照時間が長いということから、私が子供の頃、父方の祖父の家では屋根に太陽熱温水器を設置していたし、30年くらい前からは太陽光発電の適地として注目されていた。

実際に数年前から大規模な太陽光発電所がいくつか稼働しているので、そのような企業に格安で貸すか、売却してもよいのではないかと親戚は言っていた。
しかし、太陽光発電の場合、買取価格の見直しも行われる予定なので、私からは推奨できないことを伝えてある。

田舎に移住して農業をやりたい人もいるので、空き家を倉庫にしてもらって、自宅を新築する条件で、売却する方が現実的ではないかと思う。

翻訳業の私は、インターネットが使えればどこでもいいので、そこに移住して、農業をやりたい人たちと共同生活をしてもいいわけだ。
相続放棄をしたけれども、市役所を仲介して私が買い取るという選択肢もないわけではない。

まあ、弟に仕送りをしている間は、そんな資金はないので無理だが、田舎で昼間は翻訳し、夜は天体観測して、週末に農作業というのも悪くない生活ではないだろうか。

私は今はクリスチャンとなっているが、お寺では私が近くにいれば、お墓の管理もしてもらえるということで安心するかもしれないし。

(最終チェック・修正日 2017年07月19日)不動産の相続は、父の死後に経験した。このときは、父方の祖父母の相続で、父のきょうだいたちと揉めている最中であり、父名義の不動産だけではなく、祖父母名義の不動産をどうするかで大変だった。ドイツ留学から帰国後、父が残したメモなども含めて確認し、父の友人の司法書士などの協力も得て、約5年後に父のきょうだいたちと土地の分割について合意して、ようやく登記手続きができた...
母方の祖父の死後50年経ってからの土地の相続問題


テーマ : 不動産
ジャンル : ファイナンス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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