ドイツ語の無冠詞並列名詞句 zwischen Sonne und Erde
英語でもドイツ語でも、特許翻訳に限らず、冠詞の勉強は続く。
「理化学英語の冠詞の用法」(友清理士著、研究社)という書籍もあり、英語論文を書くときに参考になる。
不定冠詞と定冠詞の用法もあれば、無冠詞(ゼロ冠詞)というものもある。
今回は無冠詞となる場合のうち、慣用的用法としての並列名詞句についてメモしておきたい。
すばる望遠鏡を用いて発見された太陽系最遠の天体「2018VG18 = Farout(ファーアウト)」に関する Spiegel 誌の記事で、天文単位の説明のところに出ていたので、以下に引用したい。
www.spiegel.de/wissenschaft/weltall/zwergplanet-farout-forscher-finden-entferntestes-objekt-im-sonnensystem-a-1244283.html
Der Abstand zwischen Sonne und Erde wird als Astronomische Einheit (AU) bezeichnet, was etwa 150 Millionen Kilometern entspricht.
太陽と地球との間の距離を天文単位(AU)と呼び、これは約1億5千万キロメートルに相当する。
「天と地 (Himmel und Erde)」や「月と太陽 (Mond und Sonne)」、「潮の干満 (Ebbe und Flut)」など、2語が対句となっている名詞句は、慣用的な表現を構成する一要素ということで、無冠詞になることが多い。
ただし、定冠詞を付けた zwischen der Sonne und der Erde という例も、少ないが存在する。
www01.nmdb.eu/public_outreach/de/02/
1 AE ist die Distanz zwischen der Sonne und der Erde = Astronomische Einheit = 1.5x108 km
この場合は、太陽系内の2つの天体、太陽と地球に注目しているという意識があるので、定冠詞を付けているのだろう。
「理化学英語の冠詞の用法」(友清理士著、研究社)という書籍もあり、英語論文を書くときに参考になる。
不定冠詞と定冠詞の用法もあれば、無冠詞(ゼロ冠詞)というものもある。
今回は無冠詞となる場合のうち、慣用的用法としての並列名詞句についてメモしておきたい。
すばる望遠鏡を用いて発見された太陽系最遠の天体「2018VG18 = Farout(ファーアウト)」に関する Spiegel 誌の記事で、天文単位の説明のところに出ていたので、以下に引用したい。
www.spiegel.de/wissenschaft/weltall/zwergplanet-farout-forscher-finden-entferntestes-objekt-im-sonnensystem-a-1244283.html
Der Abstand zwischen Sonne und Erde wird als Astronomische Einheit (AU) bezeichnet, was etwa 150 Millionen Kilometern entspricht.
太陽と地球との間の距離を天文単位(AU)と呼び、これは約1億5千万キロメートルに相当する。
「天と地 (Himmel und Erde)」や「月と太陽 (Mond und Sonne)」、「潮の干満 (Ebbe und Flut)」など、2語が対句となっている名詞句は、慣用的な表現を構成する一要素ということで、無冠詞になることが多い。
ただし、定冠詞を付けた zwischen der Sonne und der Erde という例も、少ないが存在する。
www01.nmdb.eu/public_outreach/de/02/
1 AE ist die Distanz zwischen der Sonne und der Erde = Astronomische Einheit = 1.5x108 km
この場合は、太陽系内の2つの天体、太陽と地球に注目しているという意識があるので、定冠詞を付けているのだろう。