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「行政書士」に対応するドイツ語を調べ始めた ⇒ 調査不要となった

(最終チェック・修正日 2019年06月18日)

翻訳をしていて、日本語と外国語で1対1で完全に対応することは少ないのではないだろうか。

定義がはっきりしている専門用語であれば、1対1対応も可能だろうが、国によって異なる制度や法律などでは、対応する用語が存在しないこともある。

これから作業が始まる日独翻訳では、「行政書士」という日本のみの資格名が出てくる。
行政書士に相当する資格は、ドイツにはないため、英語表記をそのまま流用するのだろうか。
実際に翻訳するのは私ではないが、チェックをすることになっている。
ただし、知らないことをチェックできるわけがない。

ということで、和独法律用語辞典第2版(ベルンド・ゲッツェ著、成文堂)を購入した。

行政書士のところには、次のように説明してあった。
offizielle Berufsbezeichnung einer der im verwaltungsrechtlichen Bereich arbeitenden rechtsberufe neben den Anwälte

英語に由来する Administrative Scrivener と書いて、欄外に上記の説明を、引用元を示して付記すべきなのか。

調査を継続し、納品までに社内で相談して決めよう。

追記(6月18日):
クライアントに確認したところ、「行政書士」などの資格名は翻訳対象外となった。
翻訳の主な目的は、会社の業務内容の紹介であり、ドイツにはない資格名を示す必要性がないとのことであった。

和独法律用語辞典は、今後の他の案件で使用することもあるだろう。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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