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ドイツ語和訳のワード単価も下がっている

英語和訳のワード単価の話はよく聞く。
これまでの経験で、翻訳会社経由で受注した英語和訳案件では、7円が最低で、10円が多かった。

外資系試薬メーカーとの直接取引では、23円を経験している。
翻訳会社経由の2倍を超えるので、専門知識がある翻訳者は、経歴書を公開して直接取引を狙う方がよいと思う。

最低ワード単価の7円というのは、特許翻訳の入札案件で経験した。
実は、入札金額が設定価格を下回ったため、発注者が品質について心配となり、開始が何か月か遅れた。

消費税が10%になった今年は、ある国内翻訳会社でワード単価の再設定をした。
英語和訳では税抜きワード単価10円で合意し、10月の案件でさっそくその単価で受注した。

最低ラインと考えている10円を下回る要求があった場合は、もう断ることにして、ドイツ語和訳に専念しようかと思う。

そのドイツ語和訳でも、英語ほどではないが、単価下落が続いている。
今日見た学術論文のドイツ語和訳では、ワード単価9円と出ていた。
その翻訳会社のHPを見ると、税抜きの単価と思われるので、税込みで9.9円で、10円未満の時代となったようだ。

私がドイツ語論文の和訳を始めた2005年頃は、ワード単価15円が普通だった。
医学系論文を年末年始に受注したときは、正月休みがなくなるので、交渉して17円にしてもらったことがある。

リーマンショック後になぜか単価が下がってしまい、12~13円が増えた。
特許翻訳の入札案件では10円になったことがある。
10円以下は嫌なので、最近は海外の翻訳会社からドイツ語和訳を受注している。

ドイツ語翻訳者が足りないのに、ワード単価10円では、新規参入のモチベーションにはならないと思う。
会社員が副業で月収を5万円増やしたいならばかまわないが、翻訳専業では苦しい生活になることだろう。

お金が全てではないと言っても、専門家の努力が報われない社会にしてよいのだろうか。

テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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