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「例のあやしい翻訳講座」主催者・浅野正憲をテレビ番組に出すと倫理規定違反?

「例のあやしい翻訳講座」の話題は、連日ツイッターで投稿されている。
私が専門のドイツ語特許翻訳には、現時点では無関係だが、翻訳業界が信用されなくなると困るので、今回も記事にしたい。

浅野正憲という自称1000万円翻訳者が、テレビ番組の取材を受けたことを、先週2月10日に「在宅翻訳起業」のサイトで報告していた。

電車広告の次はテレビ番組出演で、これで世間から認められたと宣伝したいのだろう。
出演タレントとの写真も、無知な人たちをだますために悪用することだろう。

昨年から副業が注目されているので、その1つとして翻訳が取り上げられてもおかしくはない。
ただ、どうしてこの人物が優先して取材対象になるのか不思議だった。

どのテレビ局なのかと、いろいろな予測が出回ったが、本日2月19日に記事が更新されていた。
その内容から、関東地区の3チャンネルで放送される番組らしいことが判明した。
その番組に関する情報は、以下のツイッターにあるリンクを参照してほしい。

この番組では主に、女性向けのファッションやコスメなどで、話題の商品を紹介しているようだ。
「上昇志向の女性」をターゲットにしているらしいので、「英語を使って仕事をする翻訳」というのは、興味を持ってもらえる話題ということなのだろう。

この番組を制作している、広告代理店の株式会社AZEAL-BRANDINGのサイトを見ると、次のように紹介している。

【GirlsHappyStyleは貴社のブランドに新たな価値をプラスするブランデットエンターテイメントです。】

ということなので、浅野正憲側から「例のあやしい翻訳講座」の宣伝を依頼して、番組で紹介してもらう契約をしたのだろう。

番組サイトの「ショッピング」を見ると、類似の怪しい商品がいくつか掲載されている。
例えば、脳波を自在にコントロールしてストレスを解消する方法は、DVD教材と実技研修で30万円(税抜)もする。

まともな商品もあるが、効果がはっきりしない健康食品や、上記のような怪しい教材も紹介しているので、浅野正憲の翻訳講座の内容を精査せずに、番組で取り上げても不思議ではない。

憲法では、表現の自由が保障されているが、単なる広告宣伝番組を作って、内容を吟味せずにそのまま垂れ流すことは、放送の倫理規定に違反しないのだろうか。

もしかすると、番組のどこかで、紹介する商品について責任を負わないことを明示しているのかもしれない。
それでも、これまでも問題になったダイエット法の番組と同様に、不正確な情報で被害者が発生するおそれがある。
既に何人かの方が要望を出しているように、放送の中止を検討してほしいものだ。

もし放送されてしまった場合には、被害者が出ないように、啓蒙活動を続けることになる。
また、番組に対する苦情は、放送倫理・番組向上機構(BPO)に相談してもよいだろう。
www.bpo.gr.jp/

テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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