教会も礼拝のライブ配信を検討すべきかもしれない
新型コロナウイルス感染症 COVID-19 が拡大する恐れがあり、様々な集会が中止・延期になっている。
先日も、ある大学での翻訳関連のセミナーに参加する予定だったが、大学関係者だけに限定されてしまった。
そのセミナーについては、後日、動画配信されるそうなので、待つことにしよう。
私が通っているプロテスタント教会では、毎日曜日の礼拝は、朝と夕の2回を休むことなく続けている。
しかし、聖餐式は中止しているし、重要な役員会や委員会を除いて、すべての集会を中止した。
私の場合、聖歌隊練習も委員会もなくなり、加えて月1~2回、水曜日の夜に参加していた聖書研究会・祈祷会もなくなった。
3月は、来年度予算について、会員総会で決議する必要があったが、これも5月に延期された。
4月からは役員会で決めた暫定予算で運営することになる。
礼拝出席者は、以前の3分の2にまで減った。
本音を言えば、役員の他には、委員会など運営にかかわる人だけに限定して、半分以下にした方がよいのかもしれない。
教会とは、元のギリシャ語のエクレーシアでは、「人々の集まり、呼び出された者の集まり」を意味する。
毎日曜日に集まって、一緒に聖書を読んで祈り、神を賛美することが大切になる。
だから、今回の感染対策で礼拝出席を控えるように勧めるのは、教会にとっては根本を揺るがす一大事なのだ。
しかし、高齢者も多い教会で、感染者を出すわけにいかない。
ドイツでも、メルケル首相3月16日の記者会見で、集会の禁止を要請しており、教会などの宗教施設も含まれている。ドイツ政府のサイトにある次の動画で、04:38 ~ 05:07 を確認してほしい。
www.bundesregierung.de/breg-de/themen/coronavirus/leitlinien-bund-laender-1731000
【Zu verbieten sind ... Zusammenkünfte in Kirchen, Moscheen, Synagogen und ..】と、キリスト教会の他にも、イスラム教のモスク、ユダヤ教のシナゴーグでの集会・礼拝の禁止を要請している。
これに対して、ドイツの教会の対応は様々である。
例えば、ZEIT 紙の記事は次のリンクから。
www.zeit.de/2020/13/gottesdienst-verbot-coronavirus-quarantaene-naechstenliebe
完全に閉鎖して聖職者のみが礼拝・ミサをしている教区もあれば、消毒や離れて座るなどの対応策を導入している教会もある。
Facebook や YouTube などで信徒向けのメッセージを出している聖職者もいる。
ただ、孤独な人に寄り添う隣人愛の実践には、フェイスツーフェイスの触れ合いが必要であり、ネットでは代わりにならないという意見もある。
私の教会では、病気や高齢のために礼拝出席ができなくなった信徒のために、かなり以前から、電話を使った礼拝の音声配信を行ってきた。
いつもは3~5名が利用しているが、COVID-19 の影響で自宅に残る信徒が増えたので、すべての回線がふさがってしまった。
そのため、朝の礼拝ではつなげなかった人は、同じ内容の夕方の礼拝を聴くようにしている。
機械の都合で回線を増やせないのが欠点だが、ネット環境のない信徒でも、手軽にアクセスできる手段である。
また、礼拝を録音した音声ファイルを、教会HPからダウンロードできるようにしている。
最初は、海外赴任した信徒のために始めたものであるが、その後、出張などで欠席した方なども利用いるようになった。
実際の礼拝とは、時間も場所も異なってしまうが、録音であっても、教会のつながりの中にいるという意識を持てるだろう。
スマートフォンも含めて、ネット環境が向上しているので、これからは電話回線に加えて、ネットでのライブ配信も検討すべきかもしれない。
既に様々な教会で、ネットでの礼拝ライブ配信が行われているので、参考にしてすぐにでも可能ではないか。
真面目で頑固な人からは、教会の本来の姿ではないと反対されるかもしれないが、現在の電話礼拝システムと同じと考えてもらいたい。
音声だけならば、データ量が節約できるので、回線がフリーズすることもないだろう。
闘病生活の人もいるし、家族の世話で自宅にいなければならない人もいる。
それに、教会での人間関係に疲れてしまって、礼拝に来なくなった人もいる。
そのような人たちに向けて、YouTube などのライブ配信で、教会からのメッセージを送ってもよいのではないか。
教会財政の現実的な問題として、礼拝出席者が減ると、献金も減ってしまうということがある。
クリック募金などのシステムを応用すれば、ライブ配信を利用している信徒も献金できるのではないだろうか。
以前も、会報の印刷費を削減するために、教会HPからファイルをダウンロードしてもらうことも提案したが、実現しなかった。
教会のデジタル化は遅々として進まないが、賛同者を地道に増やしていこうと思う。
先日も、ある大学での翻訳関連のセミナーに参加する予定だったが、大学関係者だけに限定されてしまった。
そのセミナーについては、後日、動画配信されるそうなので、待つことにしよう。
私が通っているプロテスタント教会では、毎日曜日の礼拝は、朝と夕の2回を休むことなく続けている。
しかし、聖餐式は中止しているし、重要な役員会や委員会を除いて、すべての集会を中止した。
私の場合、聖歌隊練習も委員会もなくなり、加えて月1~2回、水曜日の夜に参加していた聖書研究会・祈祷会もなくなった。
3月は、来年度予算について、会員総会で決議する必要があったが、これも5月に延期された。
4月からは役員会で決めた暫定予算で運営することになる。
礼拝出席者は、以前の3分の2にまで減った。
本音を言えば、役員の他には、委員会など運営にかかわる人だけに限定して、半分以下にした方がよいのかもしれない。
教会とは、元のギリシャ語のエクレーシアでは、「人々の集まり、呼び出された者の集まり」を意味する。
毎日曜日に集まって、一緒に聖書を読んで祈り、神を賛美することが大切になる。
だから、今回の感染対策で礼拝出席を控えるように勧めるのは、教会にとっては根本を揺るがす一大事なのだ。
しかし、高齢者も多い教会で、感染者を出すわけにいかない。
ドイツでも、メルケル首相3月16日の記者会見で、集会の禁止を要請しており、教会などの宗教施設も含まれている。ドイツ政府のサイトにある次の動画で、04:38 ~ 05:07 を確認してほしい。
www.bundesregierung.de/breg-de/themen/coronavirus/leitlinien-bund-laender-1731000
【Zu verbieten sind ... Zusammenkünfte in Kirchen, Moscheen, Synagogen und ..】と、キリスト教会の他にも、イスラム教のモスク、ユダヤ教のシナゴーグでの集会・礼拝の禁止を要請している。
これに対して、ドイツの教会の対応は様々である。
例えば、ZEIT 紙の記事は次のリンクから。
www.zeit.de/2020/13/gottesdienst-verbot-coronavirus-quarantaene-naechstenliebe
完全に閉鎖して聖職者のみが礼拝・ミサをしている教区もあれば、消毒や離れて座るなどの対応策を導入している教会もある。
Facebook や YouTube などで信徒向けのメッセージを出している聖職者もいる。
ただ、孤独な人に寄り添う隣人愛の実践には、フェイスツーフェイスの触れ合いが必要であり、ネットでは代わりにならないという意見もある。
私の教会では、病気や高齢のために礼拝出席ができなくなった信徒のために、かなり以前から、電話を使った礼拝の音声配信を行ってきた。
いつもは3~5名が利用しているが、COVID-19 の影響で自宅に残る信徒が増えたので、すべての回線がふさがってしまった。
そのため、朝の礼拝ではつなげなかった人は、同じ内容の夕方の礼拝を聴くようにしている。
機械の都合で回線を増やせないのが欠点だが、ネット環境のない信徒でも、手軽にアクセスできる手段である。
また、礼拝を録音した音声ファイルを、教会HPからダウンロードできるようにしている。
最初は、海外赴任した信徒のために始めたものであるが、その後、出張などで欠席した方なども利用いるようになった。
実際の礼拝とは、時間も場所も異なってしまうが、録音であっても、教会のつながりの中にいるという意識を持てるだろう。
スマートフォンも含めて、ネット環境が向上しているので、これからは電話回線に加えて、ネットでのライブ配信も検討すべきかもしれない。
既に様々な教会で、ネットでの礼拝ライブ配信が行われているので、参考にしてすぐにでも可能ではないか。
真面目で頑固な人からは、教会の本来の姿ではないと反対されるかもしれないが、現在の電話礼拝システムと同じと考えてもらいたい。
音声だけならば、データ量が節約できるので、回線がフリーズすることもないだろう。
闘病生活の人もいるし、家族の世話で自宅にいなければならない人もいる。
それに、教会での人間関係に疲れてしまって、礼拝に来なくなった人もいる。
そのような人たちに向けて、YouTube などのライブ配信で、教会からのメッセージを送ってもよいのではないか。
教会財政の現実的な問題として、礼拝出席者が減ると、献金も減ってしまうということがある。
クリック募金などのシステムを応用すれば、ライブ配信を利用している信徒も献金できるのではないだろうか。
以前も、会報の印刷費を削減するために、教会HPからファイルをダウンロードしてもらうことも提案したが、実現しなかった。
教会のデジタル化は遅々として進まないが、賛同者を地道に増やしていこうと思う。