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2ワードのドイツ語和訳を受注した

新型コロナウイルスの流行で、翻訳業界も影響を受けるのではないかと心配されている。

これまでも、例えば、リーマンショックのときは、クライアントの都合という理由で、ワード単価が20~30%下がった。
ドイツ語和訳では、ワード単価15円が一般的だったのに、12~13円になってしまった。
また、東日本大震災の後は、私の場合、ワード単価は変わらなかったが、依頼数が減ってしまった。

いずれの場合も、当時の本業は医薬メーカー研究員であり、副業翻訳だったので、生活には困ることはなかった。
ただし今は翻訳会社の社員なので、会社の売上が減ると、私の収入にも影響がでるのではないかと心配している。

勤務時間以外には、以前から取引している3社の仕事を受けていて、年間予算としては少なめに見積もって40万円にしている。
そしてオンライン辞書の使用料や書籍代に充当するのが目的だ。

空き時間にできる案件が主体になるので、ワード数が多い場合には、翻訳ではなくてチェッカーとして受注することが多い。
逆に、ワード数が少ない案件ならば、たとえ1ワードの翻訳であっても、積極的に受注している。
外国の翻訳会社からの受注が主体になるが、少額でもコツコツ積み重ねれば、日本円換算で月2~5万円にはなる。

ということで、今日も2ワードのドイツ語和訳案件を受注した。
エンドクライアントは、スイスのメーカーである。
スイスでは28日現在、COVID-19の感染者数が1万人を超えているが、それでも可能な業務は続けているということだ。

内容は、以前翻訳した取扱説明書について、適用する国を追加したので、その国名を日本語に翻訳するものだ。
わざわざ外注しなくてもよさそうなものだが、業務範囲をきちんと切り分けて、翻訳はプロに依頼するという方針は評価したい。

4月にはドイツのメーカーの取扱説明書について、和訳のチェックをする予定になっている。
案件の増減についてははっきりしないが、減ったときでも依頼されるような翻訳者でありたいものだ。

テーマ : SOHO・在宅ワーク
ジャンル : ビジネス

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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