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サイズが合わない布マスクをもらっても

4月1日、前例にとらわれない大胆で強力な施策として、「各世帯に布マスク2枚配布」が、高らかに宣言された。
私は手ぬぐいで作った簡易的なマスクで構わないし、サイズが不明の布マスクをもらっても困ることだろう。

国が各世帯に配布する布マスクは、すでに福祉施設などに優先配布しているものに類似していると思われる。

ということで、本日4月4日時点で患者数がゼロのままの岩手県の新聞、岩手日報で、布マスク優先配布の記事を探してみた。
すると、下に引用したように、大人用なのにサイズが合わずに困惑している例が紹介されている。

【釜石市内の障害者福祉施設には2日、厚生労働省からベトナム製の布マスク30枚が届いた。利用者に1枚ずつ配布したが、ひもが短く男性には着けられない人も。説明書には大人用と記されているが伸縮性に乏しく、「何とか着けても長時間は無理」と、諦めの声も聞かれた。】
www.iwate-np.co.jp/article/2020/4/4/75748

実用性など無視して、実物を確認せずに、とにかく数だけ集めて配布しようということだったのだろうか。
ひもを付け替えるなど、現場で工夫することを求めているのか。

ないよりましなのかもしれないが、現場が困惑して、がっかりするようなことを、なぜ平気でやってしまうのか。

福島第一原発の事故の時、現場にトランシーバーが大量に届いたが、周波数が全部同じで混信してしまい、使えなかったことを思い出した。

各世帯に届く布マスクも、一体どのような仕様なのか不明だ。

記事中にも、【厚生労働省は「現状ではどのタイプになるか分からない」と、正直に告白している。

使えるサイズかどうかは運しだいだなんて。

街角インタビューでは、布マスクの配布決定を喜んでいる人もいたが、あまり期待しすぎると、届いた現物を見たときの失望は大きくなるだろう。

各世帯に配布することは中止して、その数百億円を、福祉施設にまともなマスクを追加で配ること、医療機関向けに高性能マスクを確保することに使ってほしい。


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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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