fc2ブログ

病名や骨・臓器の名称は覚えられない

2年間のドイツ留学中には病気にもならず、怪我もしなかったので、病院で使うドイツ語も英語も、ほとんど覚えることはなかった。

ただし正直に言えば、カナダ・バンクーバーでの国際会議に行く直前にぎっくり腰となり、バレーボールチームの知り合いが勤務する薬局に行って塗り薬をもらった。

日本だとインドメタシン入りの塗り薬が売られているが、質問してみると、ドイツでは注射剤になるそうだ。
ということで、イブプロフェン入りの塗り薬をもらった。

ぎっくり腰は、ドイツ語では Hexenschuss(魔女の一撃)である。
これは俗称で、腰痛症という名称は、ラテン語由来の Lumbago であるが、魔女の一撃の方が突然の痛みという気がする。

「急性」を付け加えると、akuter Hexenschuss

英語も調べてみると、ラテン語由来の lumbago は同じだが、日常語の表現は low back pain

自分が経験したぎっくり腰ならば覚えられそうだが、他の様々な病名に加えて、骨や臓器の名称は覚えられない。
ドイツ語では日常語を使うこともあるので想像できるが、特に英語はラテン語由来なのでほとんど覚えられない。

私は理系の翻訳者ではあるが、化学が専門なのであって、医学分野の仕事では勉強しながら翻訳している。
医薬の特許で化合物の合成法の話ならばすぐに理解できるが、治療対象の病名が列挙されていると1つずつ調べないと自信がない。
その仕事をしている短期間ならば、いくつかは覚えていることもあるが、納品後は忘れてしまう。
だから類似案件を作業しても、また最初から調べることになる。

間違って覚えてしまうと大変なので、毎回調べてもかまわないと思うが、主な病名だけではなく、骨や臓器の名称は覚えたいものだ。

医学関係の翻訳者はどうしているのだろうか。
とりあえず知り合いの医師に質問してみようと思う。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

プロフィール

MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

FC2カウンター
カテゴリ
最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR