ドイツ語:「mit spitzem Bleistift rechnen(とがった鉛筆で計算する)」とは何だろう
ドイツの特殊部隊に関する和訳は、今日の15時くらいまでに仮訳が済んだ。
分量が多かったので心配だったが、徹夜することもなく、なんとか形にはなっている。
いくつか疑問点は残っているものの、納期まで1日以上あるので、推敲しながら調査も続けよう。
やはり1日中使える土日は、ドイツ語のスイッチが入ったままになるので、作業ははかどる。
平日帰宅後は、夕食を作ったり、洗濯物をたたんだり、明日の準備をしたりで集中できないものだ。
翻訳専業の人に対抗するのは困難なので、これからも自分のペースで続けようと思う。
今回は化学者の私に依頼が来たので、最初は化学兵器のことかと思った。
しかし読んでみると、軍事ものと言いながら、実は政治的な話だった。
特殊部隊が創設された経緯や、様々な事件や機密、そして予算の話など。
そしていつもそうだが、辞書に載っていない比喩表現に出会うので、検索だけでなく想像力も必要だ。
今回は、「mit spitzem Bleistift rechnen(とがった鉛筆で計算する)」 を取り上げよう。
最初は何のことかさっぱりわからなかったが、読み進めていくとなんとなく理解できた。
どうやら 「細かい費目を入れて緻密に計算する」 という意味らしい。
この表現が使われているのは、特殊部隊隊員の給料と特別手当の説明だった。
特殊部隊の方が、普通の部隊よりも昇進が早く、しかも特別手当が出る。
加えて公務員では、もし昇進しなくても勤続年数に応じて給与が増えることも挙げてあった。
ということで、「とがった鉛筆で計算する者」 とは、昇給や手当を細かく計算して比較する者になるわけだ。
ドイツ人もこういった表現が出てくると困るようで、ネット上には質問掲示板がある。
今回の表現では、例えば次のような掲示板が見つかった。
http://www.wer-weiss-was.de/theme143/article2838248.html
今後、鉛筆が使われなくなったときには、別の筆記用具を使う表現に変わるのだろうか。
どうやら 「細かい費目を入れて緻密に計算する」 という意味らしい。
この表現が使われているのは、特殊部隊隊員の給料と特別手当の説明だった。
特殊部隊の方が、普通の部隊よりも昇進が早く、しかも特別手当が出る。
加えて公務員では、もし昇進しなくても勤続年数に応じて給与が増えることも挙げてあった。
ということで、「とがった鉛筆で計算する者」 とは、昇給や手当を細かく計算して比較する者になるわけだ。
ドイツ人もこういった表現が出てくると困るようで、ネット上には質問掲示板がある。
今回の表現では、例えば次のような掲示板が見つかった。
http://www.wer-weiss-was.de/theme143/article2838248.html
今後、鉛筆が使われなくなったときには、別の筆記用具を使う表現に変わるのだろうか。