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特殊詐欺被害額の大半が補償されることになった

遠くで暮らす親の心配をしていると、気付かぬうちにストレスが溜まり、仕事で考えられないようなミスをするリスクが高まる。
仕事と介護の両立ができないとなると、仕事を辞める選択をしてしまう人がいても不思議ではない。

私の母の場合も、いろいろと心配なことが続いているので、仕事に影響しないように対策を進めなければならない。

私の母は、体は健康だが、今年になってから認知能力の低下が見られ、銀行キャッシュカードをだまし取られてしまった。
ATMから引き出されてしまった被害額のうち、JAバンク関連の180万円が補償されることになった。
地銀での被害は、その地銀が補償制度に加入していなかったため、戻ってこない。
まあ、8割以上が戻ることになったので、よかったということにしよう。

今日も福祉団体職員と電話で打ち合わせをした。
母の介護認定が終わり、要介護2となったためだ。

ただし、その福祉団体は、ダウン症の姉の世話をしているのであって、母のことは別のケアマネジャーに引き継いでもらい、姉とは別に契約しなければならない。

要介護2なので介護保険を使って、週1回の買い物代行や外出の同伴もしてくれそうだ。
毎日ではなくても、買い物から自宅に戻れなくなるような、行方不明になるリスクは減るだろう。

一番危ないのは火事だ。
今年も何度か、鍋を焦がしている。
そのため、戻ってくるお金の一部で、センサー付きガスコンロに交換する予定だ。

高齢者住宅に入居すれば、私の心配のレベルも下がり、ストレスも軽減されるのだが、本人の希望を無視して無理やり入居させるわけにもいかない。

ケアマネジャーとの契約のため、年内にでも帰省するかもしれない。

仕事もあるし、教会ではこれからクリスマスの準備が始まり、私は役員として担当者に任命されてしまったので、スケジュール調整をしなければ。

介護ヘルパーの依頼やガスコンロ交換、そして高齢者住宅入居のように、お金で解決できるものは遠慮せずにお金を払えばよいと思う。

実家に帰って親の世話をしろなどと、古い考えを持ち出す人もいるだろうし、フリーランスになって実家で翻訳すればいいなどと、私の立場を無視して安易なことを言い出す人もいることだろう。

私が今の会社を辞めて戻っても、母は喜ぶだろうか。
これまでの経緯から、子どもに迷惑をかけていると思って、母はずっと苦しむことだろう。

成年後見人を選ばずに、アパートも含めた資産管理などで月1回以上帰省する必要があるならば、月収が減ることになっても週4日勤務の契約に変える方がよいのかもしれない。


母が銀行キャッシュカード3枚をだまし取られて、合計で210万円の被害に遭った。地元テレビニュースにも出てしまった。県外2箇所のATMで引き出されたため、異常な取引として検知された。不審な取引に気づいた地銀行員が警察官と一緒に、自宅にいた母を訪問した。母は何のことか最初は理解できなかったが、特殊詐欺事件だという判断がされて口座を凍結した。福祉団体に対応を依頼しており、警察で被害届を作成し、銀行に提出...
母の被害は預金者保護法で救済されるだろうか

テーマ : 親の老後と介護
ジャンル : 結婚・家庭生活

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特殊詐欺事件その後

母が被害に遭った昨年の特殊詐欺事件では、犯人が大阪で逮捕された。 この犯人は複数の事件を起こしており、既に他者の被害の件で刑事裁判が行われている。 そして母の被害でも立件するということで、検察庁が母に事情聴取した。 しかし、認知能力が低下している母は、詐欺に遭ったことは理解していても、犯人の顔や服装など、細かいことはすでに忘れてしまった。 そのため、母が大阪まで行って、裁判で証言するのは困...

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Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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