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【聖書でドイツ語】人称代名詞が定関係代名詞の先行詞となる場合

一人称またはニ人称の人称代名詞が定関係代名詞の先行詞となるとき、文法上面倒なことがある。
定関係代名詞は三人称の扱いで、文法上の性も区別するから。

一人称・二人称の代名詞 ich / du / wir / ihr には文法上の性がない。
そこで、実際の ich や du が男性であれば、定関係代名詞を der とし、女性ならば die とする。

もう1つ、関係文の定動詞は三人称の活用をするので、先行詞の人称と矛盾してしまう。
そこで、関係代名詞の直後に先行詞と同じ人称の人称代名詞を繰り返し、定動詞の活用を、繰り返した人称代名詞に合わせる。

旧約聖書のマラキ書第3章20節から引用しよう。

マラキ書第3章20節
Luther 2017:
20 Euch aber, die ihr meinen Namen fürchtet, soll aufgehen die Sonne der Gerechtigkeit und Heil unter ihren Flügeln.

聖書協会共同訳:
20 しかし、わが名を畏れるあなたがたには 義の太陽が昇る。 その翼には癒しがある。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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