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「通訳者・翻訳者になる本2022」の機械翻訳の記事

1月28日発売の「通訳者・翻訳者になる本2022」を紀伊国屋書店で注文していて、本日夕方、教会から帰る途中で購入した。
既に翻訳者として仕事をしていても、業界動向の情報を把握するために、持っていても損はないと思う。
tsuhon.jp/book/9545


巻頭企画の「通訳・翻訳の新常識 ニューノーマル」では、ページ数は少ないものの、機械翻訳(MT)の記事があったので、一番先に読んだ。

そのうち、23ページに出てくる山田優教授の指摘について、実際にPE(ポストエディット)も経験している私は、ほぼ同意している。

特に、「PEとHT(人手翻訳)には共通の翻訳力が必要であり、人間翻訳者もポストエディターも同等にリスペクトされるべきといった考え方が翻訳業界全体に認識されるようになってほしい」というのは、私の願いでもある。

出力をチェックするだけのPEだから料金をディスカウントしてもいいだろうという発注側の安易な発想では、優秀な翻訳者を起用できないので品質保証は困難になるし、これからPEに取り組もうという人も現れにくくなるだろう。

また、MTPEは翻訳ではないという意見に影響されたのか、PEを一段低い地位の仕事と誤解している人もいると聞く。

最近のニューラル機械翻訳(NMT)では、HTとは異なる特有のエラーも多いので、今までとは違うスキルも必要になるのだから、一段低い地位とは言えないと思う。

まあ、分野によって相性はあるだろうから、すべてがMTに置き換わることはないと思われる。
仕事の選択権はあるのだから、PEの仕事を受注しなくてもそれはかまわない。
ただ、MTの動向については情報を常に仕入れて、変化に対応できるように準備していてもよいのではないだろうか。

テーマ : 語学の勉強
ジャンル : 学問・文化・芸術

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MarburgChemie

Author:MarburgChemie
製薬メーカー子会社の解散後、民間企業研究所で派遣社員として勤務していましたが、化学と語学の両方の能力を活かすために専業翻訳者となりました。

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